新車試乗レポート
更新日:2018.11.12 / 掲載日:2016.03.18
メルセデス・ベンツ C220d ステーションワゴン 試乗レポート
メルセデス・ベンツ C220d ステーションワゴン 試乗レポート
試乗
【追加モデル】
発表/2015年9月28日
メルセデス・コール
0120-190-610
文●森野恭行 写真●澤田和久、北川 泉
■クリーンディーゼル搭載のCクラスステーションワゴンが登場
デビューから1年半ほどのあいだにニューモデルを相次いで投入。W205・Cクラスは今もバリエーション拡充に熱心に取り組む。そんな新顔のなかでも、「ステーションワゴン+クリーンディーゼル」のコンビは、レジャーユース派を中心に高い関心を集める存在だ。さて、実力のほどは?
■ドライビング/ユーティリティ
Report 森野恭行
170馬力の出力は、ガソリン仕様なら1.6Lの「C180」と2Lの「C200」の中間。しかし、40.8kg mのトルクは「C250」を大きく上まわる数値で、それが走りのゆとりに活きている。9速ATとのマッチングも良好で、快適そのものの高速クルーズと力感ある加速をアピール点とする。
ディーゼルで気になるのは音と振動だが、格上の「E220d」と比べれば、やはり加速時や低速域のカラカラ音は大きめ。回転フィールもややゴロゴロした感じだが、けっして荒っぽい印象はなく、洗練度に不満はない。高速域の静粛性やゆとりは際立つレベルにあるから、ロングクルーズのお供に最適だ。燃費も期待どおりに優れている。
そしてシャシー。ランフラットの18インチタイヤを履いても、乗り味がしなやかでやさしいのは、電制エアサスのAIRMATIC採用の効果が大。モードが「コンフォート」ならひとクラス上の上質な走りを味わえ、「スポーツ」、「スポーツプラス」を選べば応答性がよく正確なハンドリングを楽しめるのだから、魅力の幅はかなり広い。
これで、可変ギヤ比のダイレクトステアリングのクセが穏やかなものとなれば、走りの満足度はより高まる。ブレーキも信頼に足るもので、峠を攻める走りにも応えてくれるのだから、走りの懐は深い。ワゴンになっても、ディーゼルを積んでも、走りのバランスに優れるのがW205の美点だ。
■インテリア/エクステリア写真[1]
高級感とスポーティさを融合させたコックピット。「C220d ステーションワゴンスポーツ」(写真)は、レザーARTICOダッシュボードやAMGデザインステアリングを標準装備する。
後席空間はとくに広くはないが、Dセグメントの水準を満たすレベル。大人4人でのドライブでも十分な快適性を提供してくれる。「レザーバージョン」のシートはより高級な仕立てだ。
■インテリア/エクステリア写真[2]
高い経済性とゆとりある走りが魅力の直4・2142ccクリーンディーゼル。2ステージターボやSCR触媒コンバーターを採用する。
ワゴンは後席40対20対40分割可倒機構を採用する。470~1490Lという大容量が大きな魅力だ。
スポーティかつエレガントなワゴンスタイルが魅力。「C220d ステーションワゴンスポーツ」はAMGスタイリングパッケージや18インチタイヤを標準装備だ。足もAIRMATICに格上げされる。
メルセデス・ベンツ C220d ステーションワゴン スポーツ(9速AT)
全長×全幅×全高 | 4730×1810×1450mm |
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ホイールベース | 2840mm |
トレッド前/後 | 1575/1550mm |
車両重量 | 1750kg |
エンジン | 直4DOHCディーゼルターボ |
総排気量 | 2142cc |
最高出力 | 170ps/3000-4200rpm |
最大トルク | 40.8kg m/1400-2800rpm |
JC08モード燃費 | 16.5km/L |
サスペンション前 | 4リンク |
サスペンション後 | マルチリンク |
ブレーキ前後 | Vディスク |
タイヤ前・後 | 225/45R18・245/40R18 |
価格
メルセデス・ベンツ C220d ステーションワゴン | 595万円~679万円(C220dワゴンのみ) |
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