新車試乗レポート
更新日:2018.11.12 / 掲載日:2015.05.22
メルセデス・ベンツ Cクラス ステーションワゴン 試乗レポート(2015年05月)
メルセデス・ベンツ Cクラス ステーションワゴン 試乗レポート
試乗
【フルモデルチェンジ】
発表/2014年10月1日
メルセデス・コール
0120-190-610
文●森野恭行 写真●内藤敬仁
■ワゴンで再認識させられる現行Cクラスの出来のよさ
W205で挑戦をした「Cクラスの改革」は大成功。まず目を引くのは、優美に変身したルックスと質感を大幅に高めた内装だが、中身の改革にもぜひ注目をしたい。アルミを多用し新たな工法を駆使することで、ボディは約75kgのダイエットを成功させ、新世代直噴ターボユニットとのコンビにより走りの能力とエコ性能をひとつ上のレベルへと引き上げた。そして、シャシーではクラス初のエアサス導入がトピック。そうした革新のテクノロジーのすべてが、ワゴンにも投入されている。
■ドライビング/ユーティリティ
Report 森野 恭行
セダンと比べて車重が60kgほど重いが、直噴ターボの心臓は低回転域から太いトルクを生むため、1.6L・156馬力のC180でもかったるさとは無縁だ。2L・184馬力のC200では力強く、スポーティな加速フィールを楽しませてくれる。その上には211馬力のC250も用意されるが、184馬力仕様のほうがトルクの出方がリニアで、回転フィールも滑らかに感じる。C200ワゴンのマッチングは良好だ。
さらに、セダンと比べて穏やか、快適の方向に躾けられたシャシーの好感度も高い。目をつり上げて走る場面では、より敏捷に反応し、操舵に対する正確性も高いセダンに魅力を感じる。だが、流すプラスαまでのペースなら、上下の動きがゆったりとしたワゴンの乗り味のほうが、より心地よく感じられるのだ。自慢のAIRMATICサスとの相性も、こと快適性に関してはワゴンのほうが上といっていい。それでいて、スポーツモードを選べばキレのいいハンドリングや、高速走行におけるビシッとした安定感も提供してくれるのだから、エアサス装着の新型Cクラスワゴンの走りはレベルが高い。長く愛せる相棒となるはずだ。
■インテリア/エクステリア写真[1]
スポーティさとプレミアム感を高次元に融合させたコックピット。シフトはコラム式のダイレクトセレクトで、センターコンソールにはCOMANDシステムの操作系を配置する。
優美なルックスと高いパッケージ効率を両立させた。大柄な男性4人が無理なく座れる居住性を有する。上級グレードには、本革シートを標準またはオプションで設定している。
■インテリア/エクステリア写真[2]
心臓は直噴ターボの4気筒。C180は1.6L C200および250は2Lを積み、いずれも7速ATだ。
先代を上まわる470~1490Lの容量を確保。後席は40対20対40分割可倒式とフレキシブルで、電動開閉テールゲートを標準装備。
セダン比で、リヤオーバーハングが17mm長く、全高が12mm高い(ルーフレールを標準装備)。ワゴンもエレガントな佇まいを特徴とする。写真は18インチAMGアルミホイール装着車。
メルセデス・ベンツ C200ステーションワゴン スポーツ(7速AT)
全長×全幅×全高 | 4730×1810×1450mm |
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ホイールベース | 2840mm |
トレッド前/後 | 1575/1550mm |
車両重量 | 1650kg |
エンジン | 直4DOHCターボ |
総排気量 | 1991cc |
最高出力 | 184ps/5500rpm |
最大トルク | 30.6kg m/1200~4000rpm |
サスペンション前 | 4リンク |
サスペンション後 | マルチリンク |
ブレーキ前後 | Vディスク |
タイヤ前・後 | 225/45R18・245/40R18 |
価格
メルセデス・ベンツ Cクラスステーションワゴン | 451万~738万円(全グレード) |
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