新車試乗レポート
更新日:2018.11.03 / 掲載日:2016.02.19
レクサス GS F 試乗レポート
レクサス GS F 試乗レポート
試乗
【追加モデル】
発表/2015年11月25日
レクサスインフォメーションデスク
0800-500-5577
文●九島辰也 写真●編集部
■ストリートからサーキットまで楽しめるステージは幅広い
■ドライビング/ユーティリティ
Report 九島 辰也
見た目からしてGS Fは特別感が強い。強調されるフロントグリルやサイドフェンダーのアクセント、それと4本出しマフラー、専用ホイールなど、走りを予感させるパーツが連なる。カラードのキャリパーがキラリと光るのもそうだろう。
そしてボンネット下に収まるのは5L V8エンジン。ダウンサイジング化とは逆を行く大排気量ユニットである。今回の試乗は富士スピードウェイ本コースということもあり、これがいかんなく発揮された。ストレートでの途方もない加速、コーナー出口でのレスポンス抜群の立ち上がりは、まさに大排気量ユニットの恩恵。どの速度域でも余裕を感じられる。
それでは、このクルマがエコじゃないかといえば、そうでもない。エコモードがしっかりドライブをサポートしてくれる。その結果、JC08モードは8.2km/L。まぁ、この数字をどう見るかは個人個人の見解があるであろうが。そんなGS Fの販売価格は1100万円。パフォーマンスに見合った設定とも言えるが、輸入車に比べるとアフォーダブルである。環境性能にも配慮しつつ、サーキット走行も楽しめるGS Fの懐の深さは、レクサスブランドの成熟を改めて実感させてくれるのだった。
■インテリア/エクステリア写真[1]
FRであることを強調する太いセンターコンソールが最近のレクサスの特徴。スポーティな走りを予感させる。インテリアは黒が基調のアクセントを用意。ドアトリムはアルカンターラ。
フロントシートは、高級セダンながらもホールド性のあるバケットタイプで、サイドサポートは特筆モノ。素材は一部合皮をあしらったレザー。高級感があるのは言わずもがな。
■インテリア/エクステリア写真[2]
こちらが5L V8エンジン。最高出力を7100回転で発揮する高回転型。フィールはもちろんサウンドまでしっかりチューンされる。
鍛えられた肉体のようなフレーム。スポット溶接の増し打ちを施し、過激な走りに耐えうるようにした。
専用設計のパーツは一見して派手に見えるが、すべてエアロダイナミクスの向上を果たす。アンダーカバーまでしっかり設計されるのはお見事。サーキット走行ではダウンフォースを発揮した。
レクサス GS F(8速AT)
全長×全幅×全高 | 4915×1855×1440mm |
---|---|
ホイールベース | 2850mm |
トレッド前/後 | 1555/1560mm |
車両重量 | 1830kg |
エンジン | V8DOHC |
総排気量 | 4968cc |
最高出力 | 477ps/7100rpm |
最大トルク | 54.0kg m/4800-5600rpm |
JC08モード燃費 | 8.2km/L |
サスペンション前 | ダブルウィッシュボーン |
サスペンション後 | マルチリンク |
ブレーキ前後 | Vディスク |
タイヤ前・後 | 255/35ZR19・275/35ZR19 |