新車試乗レポート
更新日:2025.07.31 / 掲載日:2025.07.31

新型アコード実力判定

最新ADAS「ホンダセンシング360+」その実力は如何に?

国内ホンダのフラッグシップモデル、アコードに、最新の先進運転支援システム(ADAS)を搭載した新グレード「e:HEV Honda SENSING 360+」が登場した。既存システムの細かな不満を解消したという新システムはどのような進化を遂げたのだろうか?

●本文:川島茂夫 ●写真:奥隅圭之

HONDA 新型アコード試乗

ACCの加減速制御やLKAの直進補正操舵やコーナリング操舵など、最新システムによる制御の上手さは感心させられる。既存システム(Honda SENSING 360)でも同様の感覚を味わえるが、それが一段上がっている。ベテランの運転手がバックアップをしてくれるような印象すら覚えるほどだ。

洗練されたスムーズな制御。長距離の快適性がさらに向上
近年、ADAS(先進運転支援システム)は、クルマの基本性能として、動力性能や走行安定性、快適性などと並ぶ重要な要素になっている。今回ホンダ・アコードのフラッグシップとして新設定された「e:HEV Honda SENSING 360+」は、このADASをさらに進化させることで、長距離性能の向上を追求したグレードになる。
ホンダの最新ADAS「Honda SENSING 360+」は、2020年にレジェンドに搭載された部分的な自動運転も可能な「Honda SENSING Elite」の普及仕様として開発されたもの。普及仕様と聞くと、簡易版やダウングレードとも感じてしまうかもしれないが、高速道路のハンズオフ走行や自動車線変更などの主要機能は同等の性能を備えている。むしろ、自動減速を含むカーブ路外逸脱警報などの新たな機能も追加され、高速道路やアダプティブクルーズコントロール(ACC)作動時以外でも、機能が大幅に向上している。
それでいて普及仕様とする理由は、レーダーやライダーなどの多くの周辺監視用センサーを用いていたHonda SENSING Eliteに対して、Honda SENSING 360+の周辺監視システムの大半は、既存の「Honda SENSING 360」と同様の構成。これにドライバーモニタリングシステムと高精度地図を追加することで、Honda SENSING Eliteに匹敵する機能を実現している。
試乗した印象は、システムの信頼感がより高まったというもの。例えばよそ見運転や居眠りなどを防止する警報機能だが、既存システムでは安全寄りの設計のためとはいえ、顔の向きに過敏に反応して前を向いているにもかかわらず警報が発せられることがままあった。ところがHonda SENSING 360+では、誤認しやすい状況をいくたびか試したが誤報は生じなかった。開発者に訊ねたところ誤認の削減は、開発要点のひとつとのこと。ドライバーとシステムとの親和性が非常に高く、安心して運転を任せられる感覚が強まったといっていい。
新機能のリクエスト式自動車線変更やナビ連動の分岐退出支援は、ゆったりドライブを楽しむにはなかなか便利な機能。Honda SENSING 360を採用するアコード標準仕様に比べて、今回追加されたアコードHonda SENSING 360+は約40万円高になるが、快適なロングドライブを重視するユーザーならば、こちらを選ぶことをオススメしたい。

HONDA アコード e:HEV Honda SENSING 360+

●価格:599万9400円

■主要諸元(e:HEV Honda SENSING 360+)
●全長×全幅×全高(㎜):4975×1860×1450 ●ホイールベース(㎜):2830 ●車両重量:1580kg ●乗車定員:5名 ●パワーユニット:1993cc直列4気筒DOHC(147PS/18.6kg-m)+モーター(135kW/335Nm) ●トランスミッション:電気式無段変速機 ●WLTCモード総合燃費:23.8km/ℓ ●ブレーキ:ベンチレーテッドディスク(F)/ディスク(R) ●サスペンション:マクファーソン式(F)/マルチリンク式(R) ●タイヤ:235/45R18

低くワイドなプロポーションを基調としながらも、全長を延長することで、より伸びやかでクーペのようなファストバックフォルムを実現。フラッグシップにふさわしい風格を持つ。
2ℓ直4の直噴エンジンと2つのモーターを組み合わせたホンダ独自のハイブリッドシステム「e:HEV」を搭載。低速域ではモーター駆動を主体に走行し、高速域ではエンジンと直結させることで、効率の良い領域を最大限に活用することが可能。力強い加速と優れた燃費性能を両立する。
ダッシュ上の余計な突起物をなくすことで、ドライバーが運転に集中できるインパネを実現。12.3インチのHonda CONNECTディスプレーや、様々な操作を一括できるエクスペリエンス セレクションダイヤルの採用で使い勝手の良さも追求。標準の本革シートは、ヒップポイントや座面傾斜を工夫することで、視認性やロングドライブの疲労を軽減する工夫が盛り込まれている。

《ホンダセンシング360+》注目の新機能はこれ!

ハンズオフ機能付高度車線内運転支援機能

高速道路や自動車専用道路で、システムがアクセル、ブレーキ、ステアリングを自動操作。ハンドルから手を離しても(ハンズオフ)、車速や車線維持をサポートすることで、運転の負担を軽減する。高精度地図と全球測位衛星システム(GNSS)で自車位置を正確に特定することで、先行車追従もスムーズになっている。

レコメンド型車線変更支援機能

高速道路でのハンズオフ走行中に遅い先行車を検知すると、システムが追い越し可能かを判断。ドライバーに通知し、承認があれば、ウィンカー、加減速、ステアリング操作を自動で行い、安全に追い越しと車線復帰の実行を支援する。
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オーナードライバーに密着したクルマとクルマ社会の話題を満載した自動車専門誌として1959年1月に創刊。創刊当時の編集方針である、ユーザー密着型の自動車バイヤーズガイドという立ち位置を変えず現在も刊行を続けている。毎月デビューする数多くの新車を豊富なページ数で紹介し、充実した値引き情報とともに購入指南を行うのも月刊自家用車ならではだ。

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