新車試乗レポート
更新日:2018.10.30 / 掲載日:2009.09.11
ホンダ ストリーム 試乗レポート
ホンダ ストリーム 試乗レポート
試乗
【マイナーチェンジ】
発売・発表/2009年6月18日
ホンダ/0120-112010
文●岡島裕二 写真●森山良雄
■5シーター×専用チューンサスのスポーツワゴン仕様が登場
5ナンバーサイズの扱いやすい全幅と立体駐車場も利用可能な1550mmの全高により、ミニバンを意識させない軽快なハンドリングを実現していたストリームがマイナーチェンジを実施。内外装と足まわりのリファインを行なうとともに、2列シートで5人乗りのスポーティな新グレードのRSTをラインアップに加えた。
■ドライビング/ユーティリティ
新設定された2列シート仕様のRSTは、サードシートを省くことでリヤを中心に20kgの軽量化に成功。足まわりにも専用チューニングが施されており、定評のあったハンドリングがさらに磨き上げられているのが特長だ。
乗り心地は多少ハードにはなっているが、リヤの荷重が軽くなったおかげで、シャープな回頭性とリヤの追従性が高いレベルでバランスされており、7人乗りよりも軽快なフットワークを楽しむことができる。高速やワインディングを走らせたときの安定感も高い。
パワートレインは7人乗りと同じように1.8L(5AT)と2L(CVT)だが、RSTは軽量化の恩恵か、加速性能にも幾分ゆとりが感じられる。
ほかにもRSTには大型テールゲートスポイラーやメッシュタイプのフロントグリルが装備されており、外観からもスポーティな雰囲気を演出。インテリアもレッドステッチ入りの合皮&メッシュの専用コンビシートやステンレス製スポーツペダルなど、軽快な走りを感じさせるアイテムが多数採用されている。サードシートがないので荷室には床下収納ボックスを新設。ラゲッジフックも4カ所に設けられているので、荷室の使い勝手も7人乗りよりも優秀だ。
ミニバンとして設計されたストリームではあるが、現在は1.8~2Lクラスには手ごろなボディサイズのスポーツワゴンがない状態なので、RSTの存在価値は十分にあるだろう。軽快な走りが楽しめるスポーティなワゴンがほしい人にはハマりそうなモデルだ。
■インテリア/エクステリア写真[1]
大型センターコンソールボックスが全車に装備された。RSTはレッドステッチの本革巻きステアリングやシフトノブを採用。
5人乗りのRSTは1.8Lと2Lの両エンジンに設定。XとGiのFF車はエコカー減税の対象になったがRSTは対象外だ。
RSTはサイドサポート部分が合皮で中央部分がメッシュの専用スポーツシートを採用。シート色はレッド×ブラックのみ。
■インテリア/エクステリア写真[2]
RSTはサードシートがないので荷室中央にも床下収納が装備され、ラゲッジフックも4ヵ所設けられている。
RSTと2LのRSZにはスポーティな車内を演出してくれるステンレス製スポーツペダルとフットレストが装備されている。
既存グレードもサスペンションを熟成させ乗り心地や安定性を向上。内外装の質感も大幅に高まっている。
ストリーム 1.8 RST (5AT)主要諸元
全長×全幅×全高 | 4570×1695×1545mm |
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ホイールベース | 2740mm |
トレッド前/後 | 1470mm |
車両重量 | 1370kg |
エンジン | 直4SOHC |
総排気量 | 1799cc |
最高出力 | 140ps/6300rpm |
最大トルク | 17.7kg m/4300rpm |
10・15モード燃費 | 14.6km/L |
サスペンション前 | ストラット |
サスペンション後 | ダブルウイッシュボーン |
ブレーキ前/後 | Vディスク/ディスク |
タイヤ前後 | 205/55R17 |
全国メーカー希望小売り価格
ホンダ ストリーム | 182万~275万円 |
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