新車試乗レポート
更新日:2018.11.28 / 掲載日:2014.10.10
スズキ ワゴンR/ワゴンR スティングレー 新車紹介
スズキ ワゴンR/ワゴンR スティングレー 新車紹介
紹介
マイナーチェンジ
発表/2014年8月25日
スズキお客様相談室
0120-402-253
■ライバル勢の挑戦を受けて立つ気合いの入ったレベルアップ
■ドライビング/ユーティリティ
Report 森野恭行
30.0km/Lで並ばれたeK&デイズを突き放し、再びクラストップの低燃費を実現したS-エネチャージとは?もっとも似ているのはセレナに採用のSハイブリッドで、ISG(インテグレーテッド・スターター・ジェネレーター)の採用が効率アップのカギを握る。エネルギー回生の効率を高めて、アイドルストップや節電の効果を高めると同時に、モーターアシストによるエンジンの負荷低減も実現している。さらには快適性も高まった。
エンジン再始動時のショック&ノイズ低減と、アイドルストップ時の意図しない再始動の抑制がカギとなる改良点で、ISGの導入とブレーキセンサーの改良が大きな効果を生んでいると推察できる。ちなみに、心臓はアルトシリーズの現行アルトエコで投入した最新版R06A型で、CVTとのマッチングを含めて、きめ細かな改良を実施しているという。
これにあわせて内外装のマイチェンも実施したが、もっとも目を引くのは押し出し感や先進性を強化したFZの前後スタイル。人気のスティングレーも、フロントグリルの演出やバンパーデザインを変更することで、ルックスをよりダイナミックに変身させている。32.4km/Lの低燃費達成だけでなく、商品力全般を強化したというわけだ。
■インテリア/エクステリア写真[1]
S-エネチャージを搭載するFZのコクピット。グレー系内装色を採用することで、上級グレードらしい上質なムードと、ハイトワゴンならではの高い開放感を演出する。
幅広い体格のドライバーにも適切なドラポジを提供。形状はセミベンチタイプで、リラックス感も味わえる。助手席の下にはワゴンR伝統のバケツ型収納を装備する。
左右独立スライド&リクライニング機構を採用。足元、頭上とも空間はたっぷりしていて、大柄な男性でもくつろぐことが可能だ。後席を倒せば大きな荷室が出現。
■インテリア/エクステリア写真[2]
オルタネーターの代わりに、発電機とセルモーター(ベルト駆動式)の機能を併せ持つISGを搭載。エンジン改良なども実施してリッター32.4kmを実現した。
ブルー加飾を施したリヤコンビランプが低燃費自慢のS-エネチャージ搭載車の証。FZだけでなく、スティングレーXも同様の演出手法を採用する。
ブルー加飾採用のヘッドライトや、LEDイルミ付き大型メッキグリルだけでなく、バンパーデザインもFZ専用。押し出し感を強化した。
スズキ ワゴンR FZ(CVT)
全長×全幅×全高 | 3395×1475×1660mm |
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ホイールベース | 2425mm |
トレッド前/後 | 1295/1290mm |
車両重量 | 790kg |
エンジン | 直3DOHC+モーター |
総排気量 | 658cc |
エンジン最高出力 | 52ps/6000rpm |
エンジン最大トルク | 6.4kg m/4000rpm |
モーター最高出力 | 2.2ps |
モーター最大トルク | 4.1kg m |
JC08モード燃費 | 32.4km/L |
サスペンション前 | ストラット |
サスペンション後 | アイソレーテッドトレーリングリンク |
ブレーキ前/後 | ディスク/ドラム |
タイヤ前後 | 155/65R14 |
価格
スズキ ワゴンR | 107万8920円~171万6120円(全グレード) |
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