新車試乗レポート
更新日:2020.01.07 / 掲載日:2015.01.24
ホンダ オデッセイ試乗レポート(2015年01月)
ホンダ オデッセイ(2013~) 試乗レポート

試乗
フルモデルチェンジ
発表/2013年10月31日
発売/2013年11月1日
ホンダ 0120-112010 (2013年11月)
■超低床プラットフォームを生かし低い全高で広い室内空間を実現
■ドライビング/ユーティリティ

Report 竹岡 圭
誤解を恐れずに言ってしまうならば、全高低めのスライドドアミニバン・エリシオンと、先代オデッセイのコラボレーションという感じがしなくもないが、その両者のイイトコ取りをすることで、ほかにはないライバル不在の魅力を得ているのが、新型の最大の特徴なのだ。
ほかのスライドドアミニバンに比べればまだまだ背は低いので、運動性能的にも燃費的にも有利なのは言うまでもないし、超低床プラットフォームを採用したうえで全高を上げているので、室内はそうとうに広い。なので、最新のもっと背の高いLクラスミニバンが採用しているような、オットマン付きの2列目プレミアムクレードルシートなどを採用することができるのだ。それでいて、3列目シートは床下にスッキリ収納できるなど、先代からの個性は引き継いでいるのも大きな魅力と言える。
スライドドアからの乗降性はステップ高こそ、ノンステップバス並みの約30cmと低いものの、サイドシル部がけっこう厚いので、ステップをもう少し改善してもらうとさらによくなりそうだ。
今回試乗したアブルートは、2.4L直噴 DOHCi-VTECエンジンを採用。少々足まわりがカタメなのが気になるが、ホンダのミニバンファンにはウケそうだ。
■インテリア/エクステリア写真[1]
コーチング照明付きでエコ運転上達もサポートしてくれるメーター。ECONボタンひとつで省燃費モードになる。
横基調の広々としたイメージを演出したインパネ。上質感のあるインパネで、リビングのようなリラックス空間を提供。
操作系にはスマホのような静電式のタッチパネルが採用されている。周囲の凸凹が少なくお掃除にも便利。
■インテリア/エクステリア写真[2]
エンジンは2.4Lの直噴DOHC i-VTECを採用。燃費のよさに加えレギュラーガソリン仕様なので、おサイフにもありがたい。
ブラインドスポットインフォメーションや衝突軽減ブレーキなど、安全装備もきちんと盛り込まれている。
スペースを工夫してタイヤの切れ角を増やし、最小回転半径は5.4mと、このクラスとは思えない小まわり性を実現。
アブソルート EX(CVT)主要諸元
全長×全幅×全高 | 4830×1820×1685mm |
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ホイールベース | 2900mm |
トレッド前/後 | 1560mm |
車両重量 | 1830kg |
エンジン | 直4DOHC |
総排気量 | 2356cc |
最高出力 | 190ps/6400rpm |
最大トルク | 24.2kg m/4000rpm |
JC08モード燃費 | 13.6km/L |
サスペンション前 | ストラット |
サスペンション後 | トーションビーム |
ブレーキ前/後 | Vディスク/ディスク |
タイヤ前後 | 225/45R18 |
バリエーション&価格
オデッセイ | 249.0~350.5万円 |
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オデッセイアブソルート | 295.0~373.0万円 |