スクープ
更新日:2022.07.06 / 掲載日:2022.07.05
トヨタ 新型クラウン EV時代を見据えた劇的チェンジで2022年7月間もなくデビュー!!

新型トヨタクラウン予想CG
FRを捨てて、FFへなどなど、さまざまな情報が飛び交う新型トヨタクラウン。その最終情報をキャッチしたのでお届けしよう。ズバリデビューは2022年7月、もう間もなくだ。そして気になるその中身は、噂の通りにFFベースのプラットフォームでデビューする。
伝統を捨てる!? FFベースのでコストダウン!? さまざまな情報があるが、伝統を捨てるわけでも、コストダウンでもない。本格的なEV時代がやって来る前にEVを見据えたプラットフォームにクラウンを移行させようという狙いが見える劇的チェンジなのだ。
今回、新型トヨタ・クラウンに採用されると噂されているのが、TNGAと呼ばれるトヨタの新プラットフォームの中でもGA-Kと呼ばれるサイズのプラットフォームだ。トヨタ・カムリやRAV4、レクサスNXなどに採用されているが、先日お披露目されたレクサスのラグジュアリーSUV・RXには、このプラットフォームの改良版が採用されている。新型トヨタ・クラウンにもこの改良版GA-Kプラットフォームが採用される。
新型トヨタ・クラウンに搭載されるパワートレーンもレクサスRXと共通のものとなり、2.4Lターボハイブリッド+リヤ高出力モーターeAxleという新開発のハイブリッドが最上級グレードに採用される。このリヤ高出力モーターeAxleが組み合わされた四輪駆動力システム「DIRECT4」こそが、レクサスのEV専用車であるレクサスRZから搭載されたシステムだ。また、標準グレードには2.5ℓハイブリッドが搭載され、FFモデルは用意されず、電気式4WDのE-Fourとなる。
「DIRECT4」は電動化技術を活用した四輪駆動力システムで、2.4Lターボハイブリッドとの組み合わせにより緻密な四輪駆動制御を行い、前後輪のグリップ力を最大限に活かして車両姿勢のコントロールも行いながらダイレクトかつトルクフルで気持ちのいい走りを実現するという新システムだ。これら電動化技術を先取り搭載しながら、トヨタ・クラウンをフルEV化へと近づけさせていこうという戦略なのだ。
ボディタイプも今回スクープCGをお届けした4ドアクーペ以外に車高を上げたリフトアップSUVボディやステーションワゴンも用意される模様だ。過去のFRクラウンでは全幅1800mmというボディサイズを堅守してきたが、今回の新型では1840mmとワールドサイズへとアップする。それは世界販売を見据えた進化で、アメリカやオーストラリア、ヨーロッパ地域でも「クラウン」として販売される可能性が高い。
この新型トヨタ・クラウンの劇的進化と変化に既納のユーザーを含む顧客に受け入れてもらえるかが問題だ。「FRじゃないとダメ!」という顧客にも理解してもらえるようにトヨタは全社を挙げてそのアピールに力を入れるようだ。