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更新日:2026.07.04 / 掲載日:2026.07.04

【メルセデス・ベンツ】名車と歩んだ140年。“最善か、無か”を問い続けた革新の軌跡

伝説の300SLの弟分として開発されたR121 190SL(1955年〜1963年)は、より日常的なラグジュアリーカーとして愛された。こちらは、ドイツ・シュトゥットガルトで展示されていた公式クラシックカー・プログラム「ALL TIME STARS」の1台。

2026年、メルセデス・ベンツが創業から140周年を迎えた。「自動車を発明したブランド」としての責任と誇りを胸に、常に時代の最先端を走り続けてきたメルセデスは、人々の憧れと尊敬を集めるブランドとなった。メルセデスはこれまで何を成し遂げ、これからどうなっていくのか。過去、現在、未来を掘り下げる。

メルセデス・ベンツ特集「名車と歩んだ140年」記事一覧 | 中古車なら【グーネット】
2026年、メルセデス・ベンツが創業から140周年を迎えた。「自動車を発明したブランド」としての責任と誇りを胸に、常に時代の最先端を走り続けてきたメルセデスは、人々の憧れと尊敬を集めるブランドとなった。メルセデスはこれまで何を成し遂げ、これからどうなっていくのか。過去、現在、未来を掘り下げる。

【MERCEDES-BENZ 1886→2026】自動車の発明から始まった最善を目指す道のり

こちらはカール・ベンツが特許を申請した際の図面。1886年1月29日に受理されたことで、世界初の内燃機関で動く自動車と認定された。

メルセデス・ベンツが歩んできた道のりとはどのようなもので、自動車の歴史にいかなる影響を与えてきたのか。ここでは、140年にわたる歴史のなかでメルセデスが目指したもの、そしてこれまでに成し遂げきた重要な足跡を振り返る。

1886年から現在まで変わらないポリシー

カール・ベンツ。1844年生まれ。内燃機関発達につながる数々の発明を行う。趣味の自転車にエンジンを搭載したことが、自動車の発明につながった。

 1886年1月29日、カール・ベンツが発明した三輪車のベンツ・パテント・モトールヴァーゲンがドイツで特許を取得した。これが内燃機関で走行する世界初の自動車である。同じ頃、ゴットリープ・ダイムラーも内燃機関を搭載した四輪車を開発。後にベンツ社とダイムラー社は統合し、ダイムラー・ベンツとなった。販売する自動車の商品名はメルセデス・ベンツとした。

現行ラインアップに大きな影響を与えたモデル:「W201(1989年)」190 E 2.5-16 EVOLUTION
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  • 支払総額:149.8万円
  • 車両本体価格:129.8万円
  • 車種 : 190クラス
  • 年式 : 1991年
  • 走行距離 : 18.0万km
  • 車検: 車検整備付
  • 支払総額:--万円
  • 車両本体価格:ASK万円
  • 車種 : 190クラス
  • 年式 : 1986年
  • 走行距離 : 走不明
  • 車検: 検9.4
  • 支払総額:315万円
  • 車両本体価格:295万円
  • 車種 : 190クラス
  • 年式 : 1992年
  • 走行距離 : 8.0万km
  • 車検: なし
  • 支払総額:207.3万円
  • 車両本体価格:188万円
  • 車種 : 190クラス
  • 年式 : 1991年
  • 走行距離 : 9.4万km
  • 車検: なし
  • 支払総額:249万円
  • 車両本体価格:229万円
  • 車種 : 190クラス
  • 年式 : 1992年
  • 走行距離 : 9.1万km
  • 車検: なし
  • 支払総額:186.9万円
  • 車両本体価格:178万円
  • 車種 : 190クラス
  • 年式 : 1988年
  • 走行距離 : 5.4万km
  • 車検: 検8.10
  • 支払総額:260万円
  • 車両本体価格:245万円
  • 車種 : 190クラス
  • 年式 : 1989年
  • 走行距離 : 13.0万km
  • 車検: 車検整備付
  • 支払総額:233.8万円
  • 車両本体価格:208万円
  • 車種 : 190クラス
  • 年式 : 1992年
  • 走行距離 : 8.1万km
  • 車検: 検10.3
  • 支払総額:--万円
  • 車両本体価格:ASK万円
  • 車種 : 190クラス
  • 年式 : 1985年
  • 走行距離 : 11.5万km
  • 車検: 検10.2
  • 支払総額:--万円
  • 車両本体価格:ASK万円
  • 車種 : 190クラス
  • 年式 : 1989年
  • 走行距離 : 走不明
  • 車検: 検9.1
  • 支払総額:177.9万円
  • 車両本体価格:158万円
  • 車種 : 190クラス
  • 年式 : 1991年
  • 走行距離 : 10.5万km
  • 車検: なし
  • 支払総額:198.8万円
  • 車両本体価格:178.8万円
  • 車種 : 190クラス
  • 年式 : 1989年
  • 走行距離 : 16.5万km
  • 車検: 車検整備付
  • 支払総額:147.8万円
  • 車両本体価格:130万円
  • 車種 : 190クラス
  • 年式 : 1989年
  • 走行距離 : 12.1万km
  • 車検: 車検整備付
  • 支払総額:141万円
  • 車両本体価格:128万円
  • 車種 : 190クラス
  • 年式 : 1991年
  • 走行距離 : 11.3万km
  • 車検: 検8.10
  • 支払総額:171.1万円
  • 車両本体価格:155万円
  • 車種 : 190クラス
  • 年式 : 1990年
  • 走行距離 : 6.1万km
  • 車検: なし
  • 支払総額:143万円
  • 車両本体価格:129万円
  • 車種 : 190クラス
  • 年式 : 1992年
  • 走行距離 : 11.1万km
  • 車検: なし
  • 支払総額:200.3万円
  • 車両本体価格:178万円
  • 車種 : 190クラス
  • 年式 : 1990年
  • 走行距離 : 5.8万km
  • 車検: なし
  • 支払総額:415.3万円
  • 車両本体価格:399万円
  • 車種 : 190クラス
  • 年式 : 1990年
  • 走行距離 : 8.9万km
  • 車検: 車検整備付
  • 支払総額:250万円
  • 車両本体価格:235万円
  • 車種 : 190クラス
  • 年式 : 1993年
  • 走行距離 : 9.3万km
  • 車検: 検10.1

 140年にわたる歴史のなかで、メルセデスが目指してきたもの。それは、安全に対する哲学、ラグジュアリーという概念、スピードを追い求める情熱。これらを突き詰めることにあった。最善を尽くさなければ無と同じと考える「最善か、無か」という理念は今も受け継がれている。

 カール・ベンツの妻であるベルタ・ベンツは、1888年にパテント・モトールヴァーゲンで自動車による世界初の長距離旅行を成功させる。1901年に登場したメルセデス35HPはエンジンを前方に搭載。馬車の延長線ではなく、現代的な自動車の基本構造を定義するとともに、操縦安定性という思想を取り入れた。

 レースにも積極的に参戦し、速さに強さ、耐久性に磨きをかけていく。1954年の300SLはレーシングカーとして生まれ、後に市販化。レースで培った技術を市販車へフィードバックする象徴的な存在でもあった。ガルウイングドアがスタイリングの特徴でもあるが、これは見せるためのものではない。軽量・高剛性を実現するためにスペースフレーム構造とした結果、構造的にこのドアが最も適していたからだ。機能がカタチに表れる美。メルセデスのデザインにはいつも意味がある。

現行ラインアップに大きな影響を与えたモデル:「R129(1992年)」300 SL

 安全の歴史はメルセデスの歴史そのものとも重なる。1939年には世界に先駆けて安全性研究のための部門を設立した。1951年にはクラッシャブルゾーンのボディ構造を発明し、パッシブセーフティの礎を築いた。また、早くからクラッシュテストにも取り組んでいる。ABSやSRSエアバッグといった数多の安全装備も発明している。それらの特許を広く公開したのはメルセデスの思想によるもの。社会全体に普及させることが自動車を発明した者の責任であると自覚していたからだ。

 フラッグシップモデルはラグジュアリーを極めていた。その象徴が1972年に登場したSクラス。安全性や快適性に最善を尽くし、威厳がありながら社会と調和するデザインも特徴。また、走行性能の高さも重要であり、初代モデルの450SEL 6.9は最強のパフォーマンスを誇った。最新のSクラスにもメルセデスの思想は受け継がれており、ラグジュアリーサルーンのベンチマークであり続けている。

現行ラインアップに大きな影響を与えたモデル:「W116(1980年)」450 SEL 6.9

 2018年のEQC発表以降、電動化やデジタル化にも邁進しているが、それはよりよい移動体験をユーザーに提供するための手段であり、本質は変わらない。メルセデスはいつの時代も最善を目指すのである。

主な歴史

1886年カール・ベンツが世界初のガソリン自動車「ベンツ・パテント・モトールヴァーゲン」の特許を取得。
1886年ゴットリープ・ダイムラーが四輪自動車を開発。
1890年ダイムラーが「ダイムラー・モトーレン・ゲゼルシャフト(DMG)」を設立。
1900年DMGが、ディーラーのエミール・イェリネックの娘の名にちなんだ最初の「メルセデス」車を開発。
1902年「メルセデス」が商標登録される。
1926年ベンツ社とDMGが合併し、「ダイムラー・ベンツ」が誕生。ブランド名が「メルセデス・ベンツ」となる。
1936年世界初の量産ディーゼル乗用車「260D」を発表。
1954年伝説的なスポーツカー「300SL(ガルウイング)」を発表。
1959年世界初の衝撃吸収構造ボディ(クラッシャブルゾーン)を採用した安全ボディ車を発表。
1978年量産車として世界初の電子制御式「ABS(アンチロック・ブレーキ・システム)」をSクラスに搭載。
ゴットリープ・ヴィルヘルム・ダイムラー。1834年生まれ。内燃機関の小型化に邁進し、さまざまな乗り物の動力とすることを生涯の夢としていた。
メルセデス・ベンツ博物館に収蔵されている「ダイムラー・モトール・ヴァーゲン」。カール・ベンツが、3輪自動車を発明したのとほぼ同じタイミングで、ゴットリープ・ダイムラーも四輪自動車を製造していた。
レーシングカーを市販化した300SLはスーパーカーの元祖とも呼べる存在。カモメの翼(ガルウイング)のようなドアの開き方は、世の中に衝撃を与え、メルセデスのアイコンとなった。

文●石井昌道 写真●メルセデス・ベンツ 
(掲載されている内容はグーワールド本誌2026年8月号「名車と歩んだ140年【MERCEDES-BENZ SPECIAL】」記事の内容です)

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石井昌道(いしい まさみち)

ライタープロフィール

石井昌道(いしい まさみち)

自動車専門誌の編集部員を経てモータージャーナリストへ。国産車、輸入車、それぞれをメインとする雑誌の編集に携わってきたため知識は幅広く、現在もジャンルを問わない執筆活動を展開。また、ワンメイク・レース等への参戦も豊富。ドライビング・テクニックとともに、クルマの楽しさを学んできた。最近ではメディアの仕事のかたわら、エコドライブの研究、および一般ドライバーへ広く普及させるため精力的に活動中。

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自動車専門誌の編集部員を経てモータージャーナリストへ。国産車、輸入車、それぞれをメインとする雑誌の編集に携わってきたため知識は幅広く、現在もジャンルを問わない執筆活動を展開。また、ワンメイク・レース等への参戦も豊富。ドライビング・テクニックとともに、クルマの楽しさを学んできた。最近ではメディアの仕事のかたわら、エコドライブの研究、および一般ドライバーへ広く普及させるため精力的に活動中。

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