輸入車
更新日:2025.02.06 / 掲載日:2025.02.06

実用的でスタイリッシュ!電動走行も快適な輸入PHEV、注目の2モデルはコレだ!

[PHEVの注目モデル]電気での走行距離も伸び、市場を拡大している便利モデル

文●石井昌道 写真●ユニット・コンパス
(掲載されている内容はグーワールド本誌2025年3号「[ライフスタイルに合った1台を選ぶ]電動化最前線2025」記事の内容です)

充電可能な駆動用バッテリーを搭載することで、電気だけでの走行を可能にしているプラグインハイブリッド車(PHEV)は注目のカテゴリー。

電気自動車的にも使えるプラグインHEV

 着々とラインアップを増やしつつある輸入PHEVのなかから魅力ある2台を紹介しよう。
 プジョー 408 GT HYBRIDは、メーカー自らが“新種”と謳っているようにカテゴライズするのが難しいモデルだ。後ろ姿が印象的なファストバックとクロスオーバーを融合させ、セダン・ワゴン・SUVの特性を持ち合わせる。全高は1500mmで、セダンにしては高くSUVにしては低い。地上高が比較的に高いのも特徴。ディテールも凝っていて、フレームレスのグリルと薄型マトリックスLEDヘッドライトのマスクは独特かつモダンだ。
 PHEVのシステムはシンプルな1モーター式で満充電時のEV走行距離は65km。プジョーらしい快適な乗り心地と操縦安定性の絶妙なバランスも魅力だろう。
 メルセデス・ベンツの定番であるEクラスにもPHEVのE 350eがラインアップされている。
 Eクラス自体が世界トップレベルのクオリティを誇るセダンであることは言うに及ばないが、E 350 eの魅力として満充電時のEV走行距離が106kmにも及ぶことと、戦略的な価格設定があげられる。同じ2Lガソリンを搭載するE200に対してモーターと大容量バッテリーが追加されるのに価格差は121万円に抑えられていて購入補助金を考慮すればほとんど同一。
 EV走行が可能なだけではなくアクセルを強く踏み込めばエンジンとモーターが協調して圧倒的な速さもあるにもかかわらずだ。

[プジョー 408 GT ハイブリッド]斬新なスタイルに見合った先進的なパワートレイン

 408としては3代目にあたるが、歴代モデルとの関連性は低く、まさに新種。以前からプジョーはデザインに定評があったが、その長所を伸ばしたモデルだ。PHEVのGT HYBRIDは641万6000円〜だが、1.2Lガソリンターボのエンジン車は437万6000円〜で手が届きやすい。

EV走行距離は65km。ファストバックスタイルを採用していることで、荷室の使い勝手も優秀。マルチな才能の持ち主。

プジョー 408 GT ハイブリッド(8速AT) ●全長×全幅×全高:4700×1850×1500mm ●ホイールベース:2790mm ●車両重量:1740kg ●総電力量:12.4kWh ●エンジン最高出力:180ps/6000rpm ●エンジン最大トルク:25.5kgm/1750rpm ●モーター最高出力:81kW/2500rpm ●モーター最大トルク:32.6kgm/500-2500rpm ●新車価格:641万6000円(プジョー 408 GT ハイブリッドのみ)

[メルセデス・ベンツ Eクラス]戦略的な価格設定でPHEVの普及をねらう

 センター・オブ・メルセデスとも呼ばれる、まさにメルセデスのど真ん中。SUV全盛に時代でもEクラスのような正統派セダンは美しい佇まいと極上の乗り味という価値がある。PHEVはコストパフォーマンスが高いため、自宅充電できなくても購入するケースがあるほどだ。

第3世代に進化したMBUXを搭載。操作系を洗練させながら、さらに豊富な機能を盛り込んでいる。内外装のクオリティも高い。

メルセデス・ベンツ E 350 e スポーツ エディションスター(9速AT) ●全長×全幅×全高:4960×1880×1465mm ●ホイールベース:2960mm ●車両重量:2200kg ●エンジン最高出力:204ps/6100rpm ●エンジン最大トルク:32.6kgm/2000-4000rpm ●モーター最高出力:95kW/2100-6800rpm ●モーター最大トルク:44.9kgm/0-2100rpm ●新車価格:1020万円(E 350 e スポーツ エディションスターのみ ※MP202501)

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石井昌道(いしい まさみち)

ライタープロフィール

石井昌道(いしい まさみち)

自動車専門誌の編集部員を経てモータージャーナリストへ。国産車、輸入車、それぞれをメインとする雑誌の編集に携わってきたため知識は幅広く、現在もジャンルを問わない執筆活動を展開。また、ワンメイク・レース等への参戦も豊富。ドライビング・テクニックとともに、クルマの楽しさを学んできた。最近ではメディアの仕事のかたわら、エコドライブの研究、および一般ドライバーへ広く普及させるため精力的に活動中。

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自動車専門誌の編集部員を経てモータージャーナリストへ。国産車、輸入車、それぞれをメインとする雑誌の編集に携わってきたため知識は幅広く、現在もジャンルを問わない執筆活動を展開。また、ワンメイク・レース等への参戦も豊富。ドライビング・テクニックとともに、クルマの楽しさを学んできた。最近ではメディアの仕事のかたわら、エコドライブの研究、および一般ドライバーへ広く普及させるため精力的に活動中。

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