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更新日:2021.12.06 / 掲載日:2021.11.12

【ハイエース購入ガイド】いま人気のスタイルはコレ! カスタムハイエースの世界

文●大音安弘 写真●ユニット・コンパス

 ライフスタイルが多様化する今、人生を豊かにするツールのひとつとして、優れた機能性を誇るハイエースを愛車に選ぶ人が増えている。日常から遊びまで幅広く活躍する愛車なのだから、誰よりもカッコイイ一台を手にしたいと考えるオーナーも少なくない。そんなユーザーの願いをかなえてくれるのが、ハイエースのプロショップとしても名高いフレックスだ。今回は、独自のカスタムを施したハイエースの新車及び中古車を取り扱うフレックス ハイエース厚木インター店の末永陽一郎店長に、その特徴と魅力を伺った。

新車ベースでのカスタマイズ済み車両が人気の中心

 フレックス ハイエース厚木インター店の店頭には、様々なボディタイプのハイエースがずらりと並ぶ。これだけの台数と種類が揃うのは、さすが専門店だ。ただボディカラーは、パールホワイトとブラックに集約されている。末永店長によれば、ハイエースの人気色は、この2色に集中しているという。もうひとつ気が付いたのが、新車を含め、ノーマル状態の展示車はなく、全てがカスタム済みのハイエースだということだ。

 実は、それがフレックスの販売するハイエースの最大の特徴でもある。フレックスでは、予めカスタムを施すことで、ユーザーが理想とする1台と出会い、すぐにでもハイエースのある生活を楽しんで貰える環境を整えている。つまり、一目惚れしたハイエースそのものを購入できるようにしているのだ。

アウトドア人気を受けてキャンピング仕様やオフロードテイストのカスタマイズが流行中

ハイエースバン 2.7 DX ワイド スーパーロング ハイルーフ 4WD SH-タイプ2 FLEXキャンピング

 厚木インター店では、今、クロスオーバー風のカスタムに力を入れている。オフロードタイヤ&タフなデザインのアルミホイール、オーバーフェンダー、エアロパーツなど様々なパーツを独自にコーディネート。アクティブな雰囲気を高めるスポーティなテイストを加えつつ、SUVのような力強さも兼ね備えた1台に仕上げているのだ。もちろん、内装にも手を加えており、ナビゲーションシステムやETC車載器を始め、新車購入時に必要と思われる装備の多くが装着済み。さらにいえば、後付け不可なメーカーオプションも、ニーズが高いものは全て装備済みと抜かりがない。その辺も、専門店ならではの嬉しい心遣いといえる。それらのオプション代と内外装のカスタムなどを含めると、かなり高価なのではと心配になるが、価格もフレックスの強みのひとつ。自社内で、カスタム化やオプション装備の装着を行うなどの企業努力で販売価格を抑えているという。

ハイエースバン 2.8 スーパーGL ダークプライムII ロングボディ ディーゼル ターボ 4WD

 しかし、フレックスのハイエースの強みは、それだけではない。通常は、固定となるシートアレンジにも変化が与えられるように、オリジナルのシートアレンジまで用意する。例えば、10人乗りワゴン用の“FLEX ORIGINAL Ver.1”では、サードシートを後ろ向きにすることで、対面乗車を可能に。さらに全面フローリング加工を施し、サイドテーブルも装備。後部エリアは、ベッド仕様になるため、車中泊も可能だ。バン仕様では「FLEX ORIGINAL Ver.4 DARK PRIMEⅡ」と呼ぶ仕様を用意。これはハイエースバンスーパーGLの特別仕様車「ダークプライムⅡ」をベースに、後部エリアがフラットベット及びフローリング加工したもの。荷室の広さを有効活用できる仕様なので、趣味のベース基地から車中泊まで幅広く活用できる。つまり、フレックスでカスタムを行えば、キャンピングカー仕様でなくとも、快適な就寝環境が整えられるというわけなのだ。もちろん、シンクや冷蔵庫などを備えたキャンピングカーが欲しいとなれば、フレックス開発の独自のハイエースキャンピングカーを提案してくれるので、ご安心を……。

ハイエース 2.7 GL ロング ミドルルーフ 4WD 内装架装ver.1

愛犬家のためのカスタマイズカーもラインナップ

 カスタムに拘るフレックスでは、オリジナルパーツ開発にも力を入れている。その最新作が愛犬家専用ハイエースとなる「DOG VAN」だ。このハイエースには、ラゲッジエリアに犬用ケージを積みやすくしたベッドキットや2列目シート足元を埋める折り畳み式ボード付きのキャビネット、センターコンソールに取り付けられる犬専用シートなど、愛犬と共に愛車で出かける人のあると便利な機能を見事に具現化されている。このようにカッコよさだけでなく、多くの人の理想を形にする細やかな配慮もフレックスの良さなのだ。

中古車はトラブルのリスクが少ない高年式車が安心

 それではフレックスで取り扱うハイエースの中古車については、どうなのだろうか。末永店長によれば、厚木インター店では、平成26年以降の中古車をメインに扱う。出来るだけ高年式低走行を重視しているという。ハイエースは、丈夫なクルマなので故障は少ないが、年数を重ねると、多少なりとも故障の可能性が出てくる。古くても価値のあるクルマなので、古い分お買い得というほど割安感はない。そのため、顧客が手放す際の事まで考えると、比較的年式が新しいクルマが中心になってしまうそうだ。もちろん、店頭に並べられた中古車は全て、ハイエースのプロであるスタッフのお墨付きだ。

どういう使い方をするのかをイメージするのが大切

 最後にベストなハイエース選びのポイントを末永店長に伺うと、まずは使いたい状況を思い描いて欲しいという。同店は、湘南や静岡方面の顧客が多く、夏はキャンプへ冬は雪山へという風にアクティブにハイエースを使う傾向にあるそう。そんな使い方ならば、やはりディーゼルの4WD車がおススメ。力強い走りと燃費の良さで、マルチに活躍してくれる。逆に、街乗りが中心ならば、FRのガソリン車で十分。ガソリンエンジンは、静かで快適なのが特徴となる。ただおススメのディーゼル4WD車は、価格の高さがネックとなる。同じ仕様でも、ガソリンの2WD車と比較して、100万円ほどの価格差があるためだ。しかし、その分リセールバリューも良いので、手放す際に損はないとのこと。末永店長によれば、「お客さまには、『購入はゴールではなく、スタートですよ』とお話します。妥協して後悔して欲しくないですし、ハイエースは中古車価格も高いので、手放す際も損はしませんから」と心強い言葉を投げかけてくれた。そんな顧客のニーズを叶える的確なアドバイスも専門店ならでは。来店者の多くが、お目当てのハイエースを即決するというが、その背景には、ハイエースの魅力だけでなく、経験豊かなスタッフからの的確なアドバイスあってのものなのだと感じた。

ハイエースバン 2.8 スーパーGL ダークプライムII ロングボディディーゼルターボ 4WD 厚木サーファーズカスタム

取材協力 FLEX<フレックス>【ランドクルーザー・ハイエース専門店】

FLEX<フレックス>

 創業54年の老舗で、ランドクルーザーやハイエースを中心に魅力的な中古車を販売。全国に43店舗を展開し、2020年販売実績は6,115台 (ランクル含む)、年間カスタム実績5,400台以上 (ランクル含む)、数多くのファンにハイエースの楽しさを提供している。

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大音安弘(おおと やすひろ)

ライタープロフィール

大音安弘(おおと やすひろ)

1980年生まれ。埼玉県出身。クルマ好きが高じて、エンジニアから自動車雑誌編集者に転身。現在はフリーランスの自動車ライターとして、自動車雑誌やWEBを中心に執筆を行う。歴代の愛車は全てMT車という大のMT好き。

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1980年生まれ。埼玉県出身。クルマ好きが高じて、エンジニアから自動車雑誌編集者に転身。現在はフリーランスの自動車ライターとして、自動車雑誌やWEBを中心に執筆を行う。歴代の愛車は全てMT車という大のMT好き。

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