車のニュース
更新日:2018.10.28 / 掲載日:2015.11.09
【マツダ】「アクアテック塗装」で内閣総理大臣賞を受賞

ユニット・コンパス/Goo-net編集部
マツダの新しい塗装技術「アクアテック塗装」が、「第6回 ものづくり日本大賞」の「製造・生産プロセス」部門で内閣総理大臣賞を受賞した。塗装における諸問題を同時に解決する画期的な新技術として評価された。マツダの内閣総理大臣賞受賞は初。
アクアテック塗装は、高機能塗料を新たに開発することで工程を集約し、塗料やエネルギーの資源効率を飛躍的に高める新技術。VOC(揮発性有機溶剤)排出量とCO2排出量を同時に削減する画期的な技術であるだけでなく、さらにカラー開発にも応用することで「ソウルレッド」をはじめ高意匠カラーを創出した。「環境」と「品質」、「経済性」という相反する3つの課題を総合的に解決する点が高く評価され、受賞にあたって「アクアテックの革新技術は、自動車塗装にとどまらず塗装業界全体に広く普及することが期待される」とコメントが寄せられた。
平成17年度に創設されたものづくり日本大賞は、経済産業省が国土交通省、厚生労働省、文部科学省と連携して隔年で開催している内閣総理大臣表彰の制度。日本の産業・文化の発展に不可欠なものづくりを継承し、さらなる発展につなげていくため、伝統的・文化的な「技」を支えてきた熟練層、製造・生産現場で活躍する中堅層、今後を担う若年層の各世代からとくに優秀な人材を顕彰する。マツダは「マツダ モノ造り革新」で、「第5回 ものづくり日本大賞」の経済産業大臣賞を受賞している。