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更新日:2018.11.04 / 掲載日:2015.02.19
【スズキ】新型クロスオーバーモデル「SX4 S-CROSS」発売2015【価格】

ユニット・コンパス/Goo-net編集部
2月19日に、スズキから新しいクロスオーバーモデルの小型乗用車「SX4 S-CROSS」が発売された。スズキの小型乗用車づくりのノウハウと4WD技術を注ぎ込んで開発され2013年にハンガリーの製造子会社「マジャールスズキ」で生産が開始されたモデルで、ヨーロッパや中南米などで高い評価を受けてきた実績がある。今回の日本市場導入も、マジャールスズキで生産した車両を日本に輸入して販売する自社ブランドの輸入車となる。
搭載するパワートレインは1.6L 直4 DOHCエンジンと7速マニュアルモード付パドルシフトを備えたCVTの組み合わせで、駆動方式はFFとフルタイム4WDの2種類。価格はFFモデルが204万1200円、4WDモデルが225万7200円。
デザインは、小型乗用車とSUVを融合させたクロスオーバースタイルでまとめている。フェンダーアーチモールやフロント/サイド/リアのシルバーアンダーガーニッシュがSUVらしさを演出し、切削加工とブラック塗装を施した17インチのアルミホイールを装着する。ボディカラーは「クリスタルライムメタリック」、「クールホワイトパール」の新色2色に「ブーストブルーパールメタリック」、「コズミックブラックパールメタリック」を加えた4色展開。
インテリアでは、インストルメントにソフトパッドを使用し、シルバーで加飾。シンプルでスポーティなメーターパネルの中央部には、マルチインフォメーションディスプレイを備える。ステアリングは、チルト機能とテレスコピック機能で上下および前後に調整が可能となっている。また、運転席と助手席でそれぞれ温度を設定できる左右独立温度調節機能付きのフルオートエアコンを装備。4WDモデルのフロントシートには、座面だけでなく背面も温めることができる2段階温度調節機能付きのシートヒーターも備えている。
ラゲッジスペースは、5人乗車時でも420Lの大容量を確保。6:4分割可倒式のリアシートと上段と下段に装着できるラゲッジボードを組み合わせることで、用途に合わせた多彩なアレンジを可能にした。ラゲッジルームランプやアクセサリーソケット、ラゲッジフックなども備えている。そのほか、フロントオーバーヘッドコンソールやインパネポケット、コンソールボックスなど収納スペースも充実。
4WDモデルには、新しい4WDシステム「ALLGRIP」を採用。アクセル、操舵角、車速の各センサーなどから情報を集めることで、車両の挙動変化後の対応だけでなく挙動変化を予測し、車両が不安定になる前に対処する「電子制御4WDシステム」、「AUTO、「SPORT」、「SNOW」、「LOCK」の4つのモードを切り替えることでさまざまな走行シーンで高い安定性を生み出す「4モード走行切替機能」、4WDの制御とステアリングを協調しながら制御することで横滑り傾向を抑制する「車両運動強調制御システム」という3つの技術をもとに開発されている。
安全装備としては、万が一の衝突時に全方向からの衝撃を効率よく吸収し分散する軽量衝撃吸収ボディ「TECT」を採用し、スリップや横滑りを抑制する「ESP(Electronic Stability Program/車両走行安全補助システム)」を標準で装備している。
スポーティで機能的なデザインでまとめられたインテリア。シルバーの加飾が絶妙なアクセントを加えている。
路面状況などに合わせて、手軽に4つの走行モード(AUTO、SPORT、SNOW、LOCK)にを切り替えが可能だ。