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更新日:2018.11.04 / 掲載日:2015.04.10
スズキ SX4 Sクロス 新車紹介
スズキ SX4 Sクロス 新車紹介
紹介
【フルモデルチェンジ】
発表/2015年2月19日
スズキ(株)お客様相談室
0120-402-253
文●森野恭行 写真●編集部
■ヨーロッパでの人気も納得のまとまりのよさが光るSUV
少しのブランクを置いて日本市場に復活したSX4は、「Sクロス」の名称をプラスしている。先代は小柄なボディを特徴としていたが、Sクロスはホイールベースを100mm、全長を150mm拡大して登場。居住空間や荷室空間にひとまわりの余裕を持たせて、家族ユースへの適合性を高めたのがポイントだ。で、もうひとつの大きな変化は、ハンガリー工場からの輸入に切り替わったこと。その面から見ればスプラッシュの後継車でもある。
■ドライビング/ユーティリティ
Report 森野 恭行
欧州ではクリーンディーゼル搭載車も展開するが、日本仕様の心臓は自然吸気1.6Lのガソリンのみ。駆動メカは、手ごろな価格がウリのFFと、スノーモードやロックモードまでを備えた電制カップリング式4WDの「オールグリップ」の2タイプで、4WDはSUV本来の高度な悪路走破性をアピール点とする。全高の設定が1575mmのため、「あと25mm下げて立駐対応にして」との要望もありそうだが、地上高を削らなかったのはSUVとしては正しい判断。ちなみに、「オールグリップ」はオンロードのハンドリングも優秀というから、都会派ユーザーにも恩恵をもたらす。
ルックスやパッケージには、欧州で大ヒットした初代キャッシュカイ(日本名デュアリス)の影響が見えるが、まとまりがいいことは事実。内外装の質感も先代のレベルから大きく引き上げられていて、高い商品力を実現している。走りと燃費も大きな関心事だが、そこでカギを握るのは、ボディサイズを拡大しながら軽量化も達成(FFは先代比で50kgも軽い)した巧みな設計。副変速機付きCVTとのコンビにより、キビキビした走りを実現しているというから楽しみだ。加えて、欧州仕込みのハンドリング性能にも期待したい。
■インテリア/エクステリア写真[1]
中段にソフトパッドを使用するなどして、インパネ全体の質感を高めている。自慢の4WDシステム「オールグリップ」のコントローラーは、シフトセレクター手前に配置する。
SUVらしい見晴らしのよさと開放感が魅力。先代は後席足元の余裕が少なかったが、Sクロスは大柄な男性でもゆったりできる空間を確保している。内装色はブラック基調だ。
■インテリア/エクステリア写真[2]
117馬力/15.4kg mを生む1.6Lユニットを積む。日本のレギュラーガソリンにきちんと対応している。
積載容量は定員乗車時で420Lと大きめ。全長の拡大を活かしている。上下2段の使い分けができるラゲッジボードの利便性も高い。
最低地上高は165mmという十分な数値。シルバーアンダーガーニッシュやフェンダーアーチモール、ルーフレールなどの装着により、SUVらしいたくましさを演出しているのも見どころだ。
スズキ SX4 Sクロス 4WD(CVT)
全長×全幅×全高 | 4300×1765×1575mm |
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ホイールベース | 2600mm |
トレッド前/後 | 1535/1505mm |
車両重量 | 1210kg |
エンジン | 直4DOHC |
総排気量 | 1586cc |
最高出力 | 117ps/6000rpm |
最大トルク | 15.4kg m/4400rpm |
サスペンション前 | ストラット |
サスペンション後 | トーションビーム |
ブレーキ前/後 | Vディスク/ディスク |
タイヤ前後 | 205/50R17 |
価格
スズキ SX4 Sクロス | 204万1200円~225万7200円(全グレード) |
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