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更新日:2018.10.27 / 掲載日:2015.02.20
【マツダ】ディーゼルエンジンのノック音を防止する「ナチュラル・サウンド・スムーザー」を開発

ユニット・コンパス/Goo-net編集部
マツダが、ディーゼルエンジン向けの新技術「ナチュラル・サウンド・スムーザー」を開発した。ディーゼルエンジン特有のノック音を大幅に改善する世界初の技術で、2月末発売予定のコンパクトクロスオーバーSUV「CX-3」の搭載エンジン「SKYACTIV-D 1.5」から採用していく。
ディーゼルエンジンのノック音が発生するメカニズムについて研究を重ねてきたマツダは、燃焼時にコネクティングロッドが伸縮しピストンに振動が起こることに起因すると突き止めた。空洞のピストンピンに新開発の「ナチュラル・サウンド・スムーザー」を取り付けることでピストンの振動を吸収し、ノック音を減少させる仕組み。
発進時およびゆっくりとした加速時などにとくに聞こえやすい周波数3.5kHz付近の振動音を、ナチュラル・サウンド・スムーザー未装着車と比較して最大10db低減。市街地走行での静粛性を高め、より心地よいエンジンサウンドを実現した。
ナチュラル・サウンド・スムーザーを採用したエンジン、SKYACTIV-D 1.5は、マツダの技術を結集した小型クリーンディーゼルエンジン。2.5Lのガソリンエンジンを上回る太いトルク感と、高回転までスムーズに加速する高い動力性能、高価なNOx後処理システムを必要とせず高い環境性能を実現する。