車のニュース
更新日:2018.11.14 / 掲載日:2015.01.26

【ジャガー・ランドローバー】新技術「バイク・センス」の研究開発を発表

自転車

ユニット・コンパス/Goo-net編集部

 ジャガー・ランドローバーが、自転車やオートバイの巻き込み事故を防ぐ新技術「バイク・センス」について発表した。イギリスでは年間約1万9000人のサイクリスト(自転車乗用者)が交通事故で死傷していることから、事故防止のためにクルマのドライバーや乗員に潜在的な危険を警告する目的で研究開発を行っている。

 バイク・センサーは、複数の車載センサーと警告装置で構成され、周辺道路の状況や接近者を検知して光や音、振動で危険を知らせるシステム。自転車またはオートバイとの位置関係が瞬時に把握できるよう、接近してくる方向にもっとも近い車載スピーカーから自転車のベルやオートバイのクラクションの音を鳴らす。同時に、フロントガラスの下枠、ダッシュボード、Aピラーに取り付けられたLEDライトが、はじめは黄色に、さらに接近してくると赤色に発光。赤や黄色の光が車内のサーフェスを移動することで、対象物の位置をより直感的に、より明確に伝える。ドライバーは周辺視野でダッシュボードが赤く光っているのをとらえると、光に意識がいき、周囲の道路利用者が赤く光った側から接近してきているとすぐに把握することができる。

 また、バイク・センスはドライバーが視認できない危険に対してもサポートする。たとえば、駐停車中の車両の陰から歩行者や自転車が横断のために出てくる場合でも、センサーが検知し、対象の存在と接近してくる方向を光と音で知らせる。警告を無視してアクセルを踏み込んだときは、アクセルペダルを振動させるあるいは踏み込みが硬く感じられるように設定。

 さらに、乗員がクルマから降りるときに、接近してくる自転車やオートバイを検知した場合は、ドアを開けることがないようにサポート。ドライバーだけでなく乗員に対しても自転車やオートバイなどの接近を光や音で警告していく。

 ジャガー・ランドローバーのリサーチ&テクノロジー担当ディレクター、ウルフガング・エップル博士は次のように述べている。「バイク・センスは、光や音の位置、振動を最大限に活用した警告は脳の本能的な反応を司る部分に訴えかけるため、より素早く認知し対処することが可能になり、事故を防ぐことができる。クルマに搭載している安全システムや危険検知システムとドライバーや乗員とのあいだのギャップを埋められる可能性がある」

この記事はいかがでしたか?

気に入らない気に入った

グーネットマガジン編集部

ライタープロフィール

グーネットマガジン編集部

1977年の中古車情報誌GOOの創刊以来、中古車関連記事・最新ニュース・人気車の試乗インプレなど様々な記事を制作している、中古車に関してのプロ集団です。
グーネットでは軽自動車から高級輸入車まで中古車購入に関する、おすすめの情報を幅広く掲載しておりますので、皆さまの中古車の選び方や購入に関する不安を長年の実績や知見で解消していきたいと考えております。

また、最新情報としてトヨタなどのメーカー発表やBMWなどの海外メーカーのプレス発表を翻訳してお届けします。
誌面が主の時代から培った、豊富な中古車情報や中古車購入の知識・車そのものの知見を活かして、皆さまの快適なカーライフをサポートさせて頂きます。

この人の記事を読む

1977年の中古車情報誌GOOの創刊以来、中古車関連記事・最新ニュース・人気車の試乗インプレなど様々な記事を制作している、中古車に関してのプロ集団です。
グーネットでは軽自動車から高級輸入車まで中古車購入に関する、おすすめの情報を幅広く掲載しておりますので、皆さまの中古車の選び方や購入に関する不安を長年の実績や知見で解消していきたいと考えております。

また、最新情報としてトヨタなどのメーカー発表やBMWなどの海外メーカーのプレス発表を翻訳してお届けします。
誌面が主の時代から培った、豊富な中古車情報や中古車購入の知識・車そのものの知見を活かして、皆さまの快適なカーライフをサポートさせて頂きます。

この人の記事を読む

img_backTop ページトップに戻る

ȥURL򥳥ԡޤ