車とお金
更新日:2020.01.08 / 掲載日:2019.10.18

バイク・原付の廃車手続きの方法・必要書類は?費用はいくら?

バイク・原付の廃車手続きの方法・必要書類は?費用はいくら?

グーネット編集チーム

自動車と同様にバイクを所有している場合も、運輸局にて登録手続きを済ませていなければバイクに乗ることができませんので、廃車の際も然るべき手続きが必要です。

バイクは排気量によって手続きが異なるため、それらの違いについても触れながら廃車手続きの方法を解説していきます。

バイクの廃車手続きは自動車の廃車手続きと同じ

バイクを廃車にする場合は自動車の場合と同じく、二通りの方法から選択することが可能です。今現在必要としないけれど、完全に廃車にはせずに、いずれまた機会があれば乗りたいと考えるなら、一時抹消登録を選びます。

もう完全にそのバイクの必要性がなくなってしまった場合には、永久抹消登録が選べます。またバイクは排気量に応じて廃車の手続き方法が異なりますので、それぞれの方法に従った手続きを進めることが必要になります。

125CC以下の原付バイクを廃車にする手続き

排気量が125CC以下のバイクや原付を廃車にする場合は、それに付けられているナンバープレートを管轄している市町村に手続きを行います。手続きが終了してから業者にて廃車を依頼する段取りになりますので、自動車の廃車手続きよりは簡単です。
ちなみに手続き自体にかかる費用は無料ですが、解体の時の手数料が別途かかります。

手続きに必要な書類は、廃車申告書、ナンバープレートに必要事項を記入して提出しますが、自賠責保険の有効期限が残っている場合は保険料が変換されますので、その手続きも忘れずに行いましょう。
完全に廃車にするのではなく一時的に抹消登録する場合は、手続き後に発行される廃車証明書を保管しておくだけです。これが再登録する時に必要な書類となりますので紛失しないように保管しておきましょう。

126CC以上、250CC以下のバイクの廃車手続き

126CC以上、250CC以下のバイクを廃車にしてもらう場合には、自動車の廃車手続きと同じくナンバープレートを管轄している運輸局にて行います。
必要書類は運輸支局にて用意されている軽自動車届出済証返納書に記入し、必要書類を添付して手続きを行います。

解体せずに一時的に登録を抹消する場合は、軽自動車届出済証返納証明交付請求書を運輸支局にて購入しなくてはいけません。手続き終了後に解体する場合は自分で業者を探して解体依頼をします。

251CC以上のバイク(小型二輪)の廃車手続き

251CC以上のバイク(小型二輪)の廃車手続きも、126CC以上、250CC以下のバイクの廃車手続きと概ね同じです。まず、小型二輪の廃車手続きには、一時的に使用を中止する「一時抹消」と、永久的に登録を抹消する「永久抹消」があり、どちらも自動車の時と同じように陸運局での手続きが必要になります。

単身赴任などが決まり、数年間だけバイクに乗らないことがはっきりしているけど、そのバイクに愛着があって将来的にまた乗りたい場合などは、一時抹消を選択することになります。小型二輪は登録をしているだけで軽自動車税が毎年かかるので、故障している場合などで一定期間乗らない場合は、とにかく一時抹消するのがおすすめです。
また、251CC以上のバイク(小型二輪)が事故や大きな故障で修理不可能(廃車)となった場合は、一時抹消ではなく、永久抹消という手続きが必要になります。

一番避けたいのは、実際に使用していないにも関わらず、車検が切れてもそのまま廃車手続きを行わずに放置することです。そのままにしておけば、車検切れの小型二輪に対して、軽自動車税が毎年支払う義務が発生するという非常にもったいない状況となります。バイクに乗らないことが決まったら、早めの廃車手続きをすることが重要です。

バイクの車体の処分方法・捨て方とは?費用はどれくらいかかる?

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グーネット編集チーム

廃棄二輪車取扱店に引き取ってもらう

バイクの処分方法としては、廃棄二輪車取扱店に引き取ってもらうことが一般的になっています。この廃棄二輪車取扱店とは、バイクショップの中で、環境大臣の指定を受けて、バイク(廃棄物)を収集・運搬の許可を得ているお店のことです。
基本的に無料で引き取ってもらえますが、指定引取場所への運搬は有料です。なお、自走できないバイクなどは、廃棄二輪車取扱店に有料で引き取りを依頼することができます。

バイクの買取業者に売却をする

もし今所有しているバイクに市場価値がある場合は、たとえ故障していたとしても、バイクの買取業者に売却できる可能性が高くなります。
引き取ってもらう場合と異なり、買取になればバイクの価値に見合った金額を受け取れるので、思わぬ臨時収入になることも考えられます。今壊れていて不動車だからといってあきらめずに、まずは査定を依頼することが重要です。

まとめ

今回は、バイク・原付の廃車手続きの方法・必要書類について詳しく解説してきました。
もう乗らなくなった場合は余分な税金等を払わないためにも、できる限り早いタイミングで、排気量ごとに定められた廃車の手続きをすることが非常に重要となります。

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グーネットマガジン編集部

ライタープロフィール

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1977年の中古車情報誌GOOの創刊以来、中古車関連記事・最新ニュース・人気車の試乗インプレなど様々な記事を制作している、中古車に関してのプロ集団です。
グーネットでは軽自動車から高級輸入車まで中古車購入に関する、おすすめの情報を幅広く掲載しておりますので、皆さまの中古車の選び方や購入に関する不安を長年の実績や知見で解消していきたいと考えております。

また、最新情報としてトヨタなどのメーカー発表やBMWなどの海外メーカーのプレス発表を翻訳してお届けします。
誌面が主の時代から培った、豊富な中古車情報や中古車購入の知識・車そのものの知見を活かして、皆さまの快適なカーライフをサポートさせて頂きます。

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