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更新日:2018.11.21 / 掲載日:2014.09.09
【マツダ】ディーゼルモデルが10万台突破!

ユニット・コンパス/Goo-net編集部
マツダの新世代技術「SKYACTIV技術」の一環として生まれたディーゼルエンジン「SKYACTIV-D」を搭載したクルマが、2014年8月末の統計で国内累計10万325台の販売数を記録した。
2011年には約9000台だった国内のディーゼル乗用車市場は、2013年には約7万5000台にまでに急伸している。ガソリンエンジンと比較して一般的に燃費がよく燃料コストに優れるうえ、最近では太いトルクによる走行性能の高さも注目されるようになってきたことから、ディーゼルエンジンが注目されるようになったのだ。
マツダは、このディーゼルエンジンのメリットに早くから着目し、SKYACTIV-Dの開発と普及に取り組んできた。SKYACTIV-Dの最大の特徴は、乗用車向けの量産ディーゼルエンジンとして世界一(マツダ調べ)の低圧縮比を実現していること。マツダの従来のディーゼルエンジンと比べて燃費が約20%改善されただけでなく、低速域のトルクを大幅に向上。低速から高速までスムーズでリニアなレスポンスも実現した。環境面でも、高価なNOx後処理装置がなくてもグローバルな排出ガス規制をクリアする、新世代のクリーンディーゼルエンジンとして注目されている。
マツダは、2012年2月に発売した「CX-5」以降、新型「アテンザ」(2012年11月発売)、新型「アクセラ」(2014年1月発売)に排気量2.2LのSKYACTIV-Dを搭載。好調に販売を続けたことで、2013年には国内のディーゼル乗用車販売台数のおよそ6割にあたる約4万5000台をSKYACTIV-D搭載車が占めるまでシェアを拡大している。
日本のディーゼル乗用車市場を牽引するメーカーになったマツダは、今秋発売予定のコンパクトカー新型「デミオ」に排気量1.5Lに小型化したSKYACTIV-Dを搭載する。
「CX-5」搭載の2.2LのSKYACTIV-D。