未来型スバルスポーツに市販車も！ スバルの注目車@モビリティショー

Japan Mobility Show 2023 注目出展モデルガイド

新しい名称になって初開催となるジャパンモビリティショー2023。例年通り、各メーカーの最新モデルや技術がお披露目されるが、その中でも特に躍進が目立つのが電動車たちだ。各メーカーからBEVやPHEVが多数展示される。ここでは注目すべきモデルの情報を、いち早くお届けしよう。

●文：横田 晃／月刊自家用車編集部

SUBARU スポーツモビリティ コンセプト　《World Premiere》

安心感と楽しさ、ワクワク感……スバルの目指す“スポーツ”を形に

　かつてのEVは面白みのない乗り物と思われていたが、今日では電動ならではの面白さや魅力が認められつつある。日常から非日常まで意のままに運転し、いつでもどこへでも自由に走っていける愉しさを表現したというスバルのスポーツモビリティコンセプト（SPORT MOBILITY Concept）は、電動化されても安心と愉しさというスバルのメッセージが不変であることを宣言する、EVスポーツカーだ。立ち位置としては未来のBRZのスタディ。「安心できるからこそ、ワクワクするような新しい挑戦ができる」というスバルのメッセージは、現行のBRZと兄弟車であるトヨタGR86の味付けの違いにも通ずる。EVであってもスバルの乗り味は、刺激よりも安心感のある大人の走りを目指すという表明だ。

10／25発売のNEWモデルを早速お披露目

SUBARU 新型レヴォーグ レイバック　《NEWモデル》

ショー開幕に合わせ、新型SUV正式デビュー

　レヴォーグをベースとする新型SUVがレイバックだ。2.4ℓエンジン搭載車も設定されるレヴォーグに対し、レイバックは1.8ℓターボを搭載するリミテッドEXの1グレード設定となる。EXの名の通りアイサイトXが搭載されるほか、スバル初のAUTOモード付マルチビューモニター、ハーマンカードンサウンドシステムなど最新上級装備を満載する。

SUBARU 新型ソルテラ　《一部改良》

安全性能が向上、オーバルステアリングを新採用

　トヨタとの共同開発によるBEV専用SUVで、トヨタ・bZ4Xの兄弟車。とはいえBRZ／GR86と同様に走りの味付けが異なり、ソルテラはスポーツ寄りのキャラクターとなる。今回の改良では渋滞時運転支援やLCA、FCTA等を新採用し、安全性が向上。また、オーバルステアリングホイールにより先進感やスポーティ感、メーター視認性が向上している。

SUBARU フォレスター X-エディション　《特別仕様車》

好評なXT-エディションのe-BOXER版が登場

　e-BOXERを搭載する「ツーリング」グレードをベースにブラック系のアクセントで仕上げた精悍な特別仕様車。シートヒーターなどの人気の高い装備を装着し、撥水ファブリック×合成皮革シートや撥水カーゴフロアボードを標準装備してアウトドア派にアピールする。1.8ℓターボ搭載車に設定された特別仕様車「XT-エディション」と同じく人気仕様になりそうだ。