マツダ　コネクティッドサービス新プラン導入　CX-60向け機能も

　マツダは6月30日、現在稼働中のコネクティッドサービスについて、全体の料金体系を見直すとともに新プランを導入すると発表した。これにより、「安心・安全」に関わる機能は無料期間を3年間から10年間に延長。併せて「快適・楽しむ」に関わる機能では、無料期間の終了後もユーザーの使い方に応じて必要な有料プランを利用できるようになる。また、2022年9月発売予定の新型「CX-60」で新たに設定される「ドライバー異常時対応システム（DEA）」との連携機能が追加となるほか、専用プラン「見守りプラン」が設定される。

「安心・安全」に関わる機能を初度登録後10年間無料に

　今回の見直しにより、急病や車両故障など、いざという時にはオペレーターが救急や警察、販売会社と連携してユーザーサポートを行う「マツダエマージェンシーコール」や「マツダアドバイスコール」、車両のメンテナンス情報などを専用アプリで確認できる「コンディションモニター」などといった、「安心・安全」に関わる機能が初度登録後10年間無料で利用できる。また、現在コネクティッドサービスを利用中で、当初の無料期間（初度登録から3年間）を経過したユーザーについても、必要な手続きを行うことで初度登録後10年間、引き続き無料で利用できるようになる。

　併せて、目的地をスマートフォン経由で車両に送信する「目的地送信」、専用アプリで使える「カーファインダー」や「リモートコントロール」などの「快適・楽しむ」機能については、初度登録後4年目から用意される有償提供の「コンフォートプラン」を利用することで引き続き使用できる。

　今回のコネクティッドサービス新プランの導入について、同社執行役員 国内営業担当の東堂一義氏は「マツダは、人を中心に考えたクルマづくりと、お客様に安心してカーライフを送っていただけるサービスの両面で、いつまでもクルマの運転を通じて自由な移動を楽しむことができる、安心安全な社会の実現を目指してまいります」と述べている。

「CX-60」向け機能も新たに追加　新型車をより使いやすくサポート

　今回の発表では、2022年9月発売予定の新型SUV「CX-60」向けの機能・プランが用意されることも明らかに。初度登録後10年間無料の「安心・安全」機能には、ドライバー異常時対応システムとの連携機能を追加。ドライバーが意識を失うような緊急事態の時に自動で緊急通報「マツダエマージェンシーコール」を行えるようになる。また、専用機能として、車両へのいたずらや盗難が発生した時に、警備会社からガードマンを派遣、車両の状態確認・監視を行う「マツダマイカーケア」と、任意でクルマの速度や運転時間、走行エリアを専用アプリに設定しておくことで、設定した条件になるとアプリにアラートが届く「ドライバーケア」を合わせた「見守りプラン」を有料提供。このほか、車両の空調システムと連携し、走行開始時の視界確保および快適な車内温度の確保に貢献する「リモートエンジンスタート」が有料提供される。

対象車種＆サービス体系

対象車種

コネクティッドサービスが利用できる以下車種すべて
・MAZDA3（2Lガソリンエンジン（SKYACTIV-X含む）及びディーゼルエンジン搭載車 ※2019年5月発売）
・CX-30（全車 ※2019年10月発売）
・MX-30（全車 ※2020年10月発売）
・CX-5（2020年12月の商品改良以降の全車）
・CX-8（2020年12月の商品改良以降の全車）
・CX-60（2022年9月発売予定）

サービス体系

*1：引き続きご利用いただくためには、新たな利用規約に同意いただく必要があります。
*2：地図更新（差分）は、別売りのナビゲーション用SDカードアドバンスの地図更新機能が利用可能な期間において更新が行われます。
*3：PHEVの設定はありません。EVサポート（初度登録後3年無料）の「リモートエアコン」が同等の機能となっています。4年目以降はコンフォートプランとしてご提供いたします。
*4：バッテリーケア、EVサポートはEVおよびPHEV専用の機能です。EVサポートは、リモートエアコン、リモートチャージ、充電スポット検索、リモートモニター、うっかり通知のEV専用機能です。
*5：CX-60以外の車種に「見守りプラン」及びリモートエンジンスタートはご利用いただけません。

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