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掲載日:2022.05.31 / 更新日:2022.06.03

日産・ノート オーラ比較ガイド【注目10車vs対抗車・9】

“推し”ポイントで徹底比較!! 注目10モデル vs 対抗車

年度も替わり、2022年モデルの全容が見えてきた。そこで今回は今注目の10車をピックアップ。それぞれの長所である“推し”ポイントを、そのポイントに対抗しうるライバル車との比較を交えて解説。そのクルマの良さを具体的に浮かび上がらせてみよう。

●文:川島茂夫

今回の注目10モデル!!
1 TOYOTA RAV4
2 SUBARU フォレスター
3 HONDA ヴェゼル
4 TOYOTA ヤリス クロス
5 SUBARU レガシィ アウトバック
6 MITSUBISHI アウトランダー
7 TOYOTA ノア/ヴォクシー
8 SUBARU WRX S4
9 NISSAN ノート オーラ
10 TOYOTA アクア

注目10モデル【9】NISSAN ノート オーラ

●価格:261万300〜295万7900円

ノートをベースに内外装を上級仕立てにした別バージョンという位置付け。e-POWERはノートと同じ1.2ℓエンジン+モーターだが、制御を変更することでモータースペックは向上(100kW/300Nm)している。プロパイロットなどのセットOPの選択次第では、ノートの最上級仕様とあまり変わらない価格になるなど、性能と価格のバランスの良さも見所になっている。

1クラス上を貪欲に狙う
個性的なキャラに注目

 エンジンで発電し、発電機とバッテリーから供給された電力でモーター駆動を行うシリーズ式ハイブリッドのe-POWER。現行ノートのe-POWERは第2世代に相当するもので、後輪の駆動力を大きく高めた4WDも登場している。この現行ノートの上級発展モデルとして開発されたのがノート オーラになる。
 キャビン機能はベースとなったノートと同じだが、内外装の加飾や快適装備をグレードアップ。また、エンジン/モーター/バッテリーの構成はノートと共通だが、PCUの変更等により、モーター最高出力を15‌kW増の100kWに強化し、動力性能の向上が図られている。
 高速全開加速を除けばノートと大きな違いはないのだが、1.3ℓ級のカテゴリーの中では走りの車格感やドライバビリティを中心に大きなアドバンテージがある。
 ひとつは低中速域の加速性能。発進も踏み増し加速も初期反応がよく、しかも滑らか。電動感が誇張されることも多いが、確かにその力感はスモール&コンパクトクラスの域を超えている。発電を担当するエンジンの稼働時間は長めだが、エンジン回転数は低く、騒音も抑制が利いている。ロードノイズの遮断もクラス超えで、静かで力強いということも強みだ。
 さらに見逃せないのが、前述の高出力モーターを後輪駆動にも配した4WD車の存在。加減速時の車体挙動の抑制やコーナリング時の安定とコントロール性、乗り心地のしなやかさが向上しているにもかかわれず、価格上昇はわずか。走りの質感や操安性はFF車よりもクラスアップしており、降雪地域でなくても1ランク上を求めているなら4WD車をオススメしたい。
 プロパイロットがOPなのは気になるが、コンパクトモデルでも走りを妥協したくないと考えるダウンサイザーには、最適なモデルといえる。

ノート オーラの【推し】!!/1ランク上のプレミアムな設え

演出に長けた内装の仕立て
走りも侮れぬ実力派

 全長は4m強であり、寸法はフィットやヤリスより少し大きいサイズだが、上級モデル譲りの内装仕立てのおかげもあって、このクラスとしては明らかに格上のキャビン空間が楽しめる。走りに関しても落ち着いたハンドリングや力強い加速により、実際のスペック以上のサイズ感や重量感を生み出している。大きいクルマに乗っているような穏やかさと余裕を感じられる、と言い換えてもいいほどだ。

【推し】の対抗/VOLKSWAGEN ゴルフ

ベストセラーらしい、完成度の高さが魅力
 高速巡航での安定した走りや、2BOX車としてはトップレベルの後席居住性、荷室容量など、ファーストカーに求められる要件を高水準でまとめていることが長所。ベーシックグレードはことさらプレミアムを売りにはしていないが、装備と価格のバランスの良さに秀でている。

より余力感を感じるのは4気筒の1.5ℓターボ車。先代に比べると乗り心地もマイルド志向が強まっている。
コンソール中央にタッチ式の大型ディスプレイを配置。先進的なインターフェースを採用している。

ノート オーラの【推し】!!/ゆとりの動力性能

成熟した電動走行感は
ノートよりも明らかに格上
 ノートに比べてモーター出力を向上させたことで、低中速域の出足も、高速加速性能も優れている。先代ノートで気になっていた加速初期の蹴り出し感は控え目で、滑らかに洗練された印象だ。急加速時のトルク変動も皆無に等しい。また、防振処理のおかげで静粛性も乗り心地も重質さが強まった。走りの車格感の高さはオーラの最大のセールスポイントといえるだろう。

1.2ℓ直3の発電用エンジンのスペックはノートと共通だが、駆動モーターの出力は100kW/300Nmとノートの85kW/280Nmを上回る。
空力を意識したエアロパーツとサスペンションが装着される、NISMOモデルも設定済み。スポーツ重視ならこちらもアリだ。

【推し】の対抗/HONDA シビック e:HEV

本格ハイブリッドながら、電動フィールは控えめ
 高速巡航以外はシリーズ式となるe:HEVだが、意外と電動感は抑えめの特性。反応は俊敏だが、加速の繋がりは穏やかでリニアなコントロール感を示す。車体挙動が安定しライントレースに優れた操縦性や穏やかな乗り心地もあって品のよい走りの味わいだ。

第2世代型の2ℓ・e:HEVを採用。執筆時点では詳細スペックは非公開だが、第1世代と比べると力強さが明らかに高まっている。

ノート オーラの【推し】!!/卓越したシャシー性能

車格以上の乗り味、4WD車がベストバイ
 FF車のフットワークは安定重視の標準的なタイプだが、加減速時のトルク変動抑制がコーナリングの滑らかさにも好影響。4WD車は加速時のリヤサスの沈み込みなどがさらにしなやかになる。加減速時の挙動の収まりにも優れ、上位クラスのFR車のような感覚すら味わえる。

シャシーの素性の良さは4WD車でより強く実感できる。リヤモーター(50kW/100Nm)の余裕に加えて、乗り味も操安性もFF車を明らかに上回る。

【推し】の対抗/RENAULT ルーテシア

姉妹関係にあるルーテシアも有力ライバル
 ガソリン車になるが、プラットフォームを共用するルーテシアもライバルになりうるモデル。小排気量エンジンの軽快な走りや洗練された乗り味は、正直侮れない。

ノート オーラの対抗車一覧

VOLKSWAGEN ゴルフ

●価格:295万9000〜466万円

ターボエンジン+マイルドハイブリッドが中心。スポーツグレードのGTIも選択可能。

HONDA シビック e:HEV

●7月正式デビュー

まもなく新型のe:HEV車が正式発売される。秋には待望のタイプRの導入も確実だ。

RENAULT ルーテシア

●価格:266万9000〜289万9000円

国内向けのルーテシアは、右ハンドル車の1.3ℓガソリンモデルのみ。

内外出版/月刊自家用車

ライタープロフィール

内外出版/月刊自家用車

オーナードライバーに密着したクルマとクルマ社会の話題を満載した自動車専門誌として1959年1月に創刊。創刊当時の編集方針である、ユーザー密着型の自動車バイヤーズガイドという立ち位置を変えず現在も刊行を続けている。毎月デビューする数多くの新車を豊富なページ数で紹介し、充実した値引き情報とともに購入指南を行うのも月刊自家用車ならではだ。

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