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掲載日:2022.04.26 / 更新日:2022.04.26
新車購入必勝ガイド×10【6】スイフトスポーツ
いまや国産モデルに明確なハズレはないが、
できればお得なクルマを狙いたい。
そんな想いに応えるべく、新車購入のプロが選出した
「今、お買い得な10モデル」をピックアップ。
新車選びの参考にしてください。
●解説:渡辺陽一郎
SUZUKI スイフトスポーツ

圧倒的なコスパの良さが光る
スポーツ系なら最有力候補に
スポーツモデルといえばGR86やロードスターを連想するが、これらの売れ筋価格帯は280〜350万円に達する。買い得な印象はない。
そこでスイフトスポーツに注目したい。専用に開発された直列4気筒1.4ℓターボエンジンを搭載して、サスペンションにはモンロー製のパーツを使う。外観はエアロパーツを装着して全幅は1735㎜に拡大され、3ナンバー車になった。17インチアルミホイールなども装着する。内装では、シートなどをスイフトスポーツ専用に仕上げた。衝突被害軽減ブレーキ、運転支援機能、サイド&カーテンエアバッグも標準装着され、装備も充実させている。
これだけの内容を備えて、価格は200万円少々だから買い得だ。1.2ℓのノーマルエンジンを搭載するベーシックなスイフトも、スポーティなRSを用意するが、スイフトスポーツとの価格差は24万円弱に収まる。スイフトRSと比べても、スイフトスポーツの割安感が良く分かる。
しかもスイフトスポーツは実用性も高く、後席は少々狭いが、大人4名の乗車は可能だ。最小回転半径は5.1mに収まり、混雑した街中でも運転しやすい。手ごろな価格と実用性の高さもあって多くのユーザーの共感を呼んでいる。
【モデルプロフィール】

スイフトをベースに開発されたスポーツモデルで、エンジンは直列4気筒1.4ℓターボを搭載する。6速MTの設定があることも魅力だ。6速MTの価格は201万7400円と割安で、スイフトの販売総数の内、約50%をスポーツが占めている。






【試乗インプレ】

1.4ℓターボは実用回転域の駆動力が高く、6速MTはギヤ比も適度だ。ターボエンジンなどを搭載しながら、車両重量は1トン以下に収まり、仮に挙動が乱れても運転の難しい状態には陥りにくい。初心者からベテランドライバーまで、軽快な運転感覚を味わえる。
主要諸元(標準仕様 2WD)
●全長×全幅×全高(㎜):3890×1735×1500 ●ホイールベース(㎜) :2450 ●車両重量(㎏):970 ●パワーユニット:1371㏄直4DOHCターボ(140PS/23.4㎏・m) ●WLTCモード燃料消費率 (総合モード):17.6㎞/ℓ ●ブレーキ:ベンチレーテッドディスク(F)ディスク(R) ●サスペンション:マクファーソン式(F)トーションビーム式(R) ●タイヤ:195/45R17
【オススメグレード】標準仕様(MT)
スイフトをベースにしたスポーツモデルであり、グレードは1種類だ。駆動方式も前輪駆動の2WDに限られる。トランスミッションは6速のMTとATを設定した。6速の有段式ATも、無段変速のCVTとは違うダイレクト感の伴う走りを味わえる。オプションの全方位モニター用カメラパッケージは、5万2800円で装着できる。