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更新日:2022.03.16 / 掲載日:2022.01.31
今買うべき本命10車【10】今気になる一台は『新型アウトランダー』
2022年に向けた新型が出揃いつつある中、今現在のラインナップで“買い”なモデルとは——。
ポピュラーなカテゴリーやキャラクター、あるいは用途ごとに、価格を上回る価値をもたらす「本命」を厳選し、その本命にぶつける対抗馬とともに紹介する。
狙っているジャンル、重視するキャラや用途をしっかりチェックして、クルマ選びの参考にしていただければ幸いだ。
●文:川島 茂夫
独断で選ぶ「今気になる一台」
【本命】MITSUBISHI アウトランダー[PHEV]

次世代電動4WDハンドリング! その性能はGTとしても本命になり得る
高性能だが下品ではなく
SUVの汎用性も備える
ツインモーター4WDの可能性というか、ミツビシの操安理論の正しさというか、次世代の走りが好奇心もファントゥドライブも刺激するのがアウトランダーPHEVである。先代同様にシリーズ式をベースに高速巡航用エンジン直同機構を用いたパラレル式の機能を付加したシステムを採用。外部充電は普通充電と急速充電に対応している。PHV性能については正常進化のレベルだが、S-AWCの進化に注目。
2tを超える車重にもかかわらず4輪ドリフト状態でも優れたラインコントロール性など、全クラスを通してもハンドリングはトップクラス。コーナリングのセオリーどおりに走ってくれる。さすがに限界性能は車重のハンデを感じさせるが、状況に合わせた最適な駆動力配分の威力がひしひし伝わってくる。しかも、硬めたサスで強引にねじ伏せている印象もなく、走りの品も悪くない。
ファントゥドライブのレベルが高く、グランドツアラーとしても一級品。レクサスNXほどのプレミアム感はないのだが、性能優先ならばグランドツアラーの本命に選んでもいい。しかも、PHVで3列シートも用意。多様多才な先進的上級SUVでもある。











【アウトランダーのベストグレード】G

パワートレーン及びサス関連は全車共通。シート仕様と利便快適装備がグレード選びの基本。2列/3列シートの選択が可能なGを基準に、要不要に合わせて選び分けるのが順当。
【対抗】ロッキー/ライズ/アクア
クルマの電動化が進む中、普及や
電池開発といった根本にアプローチ
ロッキーを選ぶ理由はハイブリッドのさらなる普及が前提。エコは総量で図るべきであり、より経済的なクラスへのハイブリッド導入が望まれる。ロッキーそのもののコスパもあるが、軽乗用への展開も見据えた先兵として気になる存在である。一方、アクアの気になるポイントは積層型ニッケル水素電池。優れた充放電特性を活かして高効率を維持しながら余力感を高めているのが興味深い。二次電池の用途別多様化を予感させるモデルだ。
TOYOTA アクア

DAIHATSU/TOYOYA ロッキー/ライズ


ライタープロフィール
オーナードライバーに密着したクルマとクルマ社会の話題を満載した自動車専門誌として1959年1月に創刊。創刊当時の編集方針である、ユーザー密着型の自動車バイヤーズガイドという立ち位置を変えず現在も刊行を続けている。毎月デビューする数多くの新車を豊富なページ数で紹介し、充実した値引き情報とともに購入指南を行うのも月刊自家用車ならではだ。
オーナードライバーに密着したクルマとクルマ社会の話題を満載した自動車専門誌として1959年1月に創刊。創刊当時の編集方針である、ユーザー密着型の自動車バイヤーズガイドという立ち位置を変えず現在も刊行を続けている。毎月デビューする数多くの新車を豊富なページ数で紹介し、充実した値引き情報とともに購入指南を行うのも月刊自家用車ならではだ。