車種別・最新情報
更新日:2022.03.16 / 掲載日:2022.01.23
今買うべき本命10車【2】ミドルSUVなら『RAV4』
2022年に向けた新型が出揃いつつある中、今現在のラインナップで“買い”なモデルとは——。
ポピュラーなカテゴリーやキャラクター、あるいは用途ごとに、価格を上回る価値をもたらす「本命」を厳選し、その本命にぶつける対抗馬とともに紹介する。
狙っているジャンル、重視するキャラや用途をしっかりチェックして、クルマ選びの参考にしていただければ幸いだ。
●文:川島 茂夫
カテゴリーで選ぶ【2】ミドルSUV
【本命】TOYOTA RAV4
クロスオーバーが大勢を占める中、SUVらしいSUVとして気を吐く
オフロード走行に強く
オンロードでも優等生
広いキャビンに長距離走行にも余裕のパワートレーンを搭載するミドルSUVはレジャー用途の本命。このレジャー用途に何処までのアウトドア趣味を乗せるかがイチオシの分かれ目。選んだRAV4はオフロード走行まで視野に入れた、つまりSUVらしさを求めた選択である。ただし、プラットフォームは乗用車型であり、耐久性が求められるハードクロカンまでは対象としていない。
最低地上高やアプローチアングルなどの寸法設定だけでなく、4WDシステムの充実も見逃せない。とくに左右輪のトルク伝達を完全に独立制御するダイナミックトルクベクタリングAWDが悪路性能に優れる。また、その他の4WDシステムも悪路向けの制御モードを設定している。
悪路が得意だからといって、他が犠牲になっているわけでもなく、オンロード主体の使い方でもけっこう優等生。スペック以上の力感を示すガソリン車の手頃な価格設定も魅力のひとつで、看板グレードのアドベンチャーは12月の改良前はガソリン車のみだった。アウトドアで遊ぶための要素をコスパ高くパッケージしたのがRAV4。SUVを選んで活動範囲の拡大を考えているユーザーにも最適だ。
【RAV4のベストグレード】アドベンチャー(ガソリン車)
RAV4のコンセプトを全面で主張するのがアドベンチャー。動力性能ではハイブリッド車には及ばないのだが、オン&オフロードで使いやすく、価格も手頃である。
【対抗】フォレスター/ハリアー
オフロードレジャー向けと
オンロード向けで2車を選択
フォレスターとハリアーの2車を選んだのだが、勧める理由は異なっている。フォレスターは悪路踏破性も高く、RAV4同様のアウトドア趣味のためのレジャーカーとしての選択。燃費が今ひとつなので次点としたが、RAV4と入れ替えてもいい。ハリアーは先代よりは悪路適性を高めたが、基本はオンロードSUV。高級感やスペシャリティ感を覚えさせる内外装がセールスポイント。保守的なプレミアム感を求めるならかなり買い得だ。
SUBARU フォレスター
TOYOTA ハリアー
ライタープロフィール
オーナードライバーに密着したクルマとクルマ社会の話題を満載した自動車専門誌として1959年1月に創刊。創刊当時の編集方針である、ユーザー密着型の自動車バイヤーズガイドという立ち位置を変えず現在も刊行を続けている。毎月デビューする数多くの新車を豊富なページ数で紹介し、充実した値引き情報とともに購入指南を行うのも月刊自家用車ならではだ。
オーナードライバーに密着したクルマとクルマ社会の話題を満載した自動車専門誌として1959年1月に創刊。創刊当時の編集方針である、ユーザー密着型の自動車バイヤーズガイドという立ち位置を変えず現在も刊行を続けている。毎月デビューする数多くの新車を豊富なページ数で紹介し、充実した値引き情報とともに購入指南を行うのも月刊自家用車ならではだ。