車種別・最新情報
更新日:2022.01.26 / 掲載日:2022.01.22
今買うべき本命10車【1】コンパクトSUVなら『ヴェゼル』
2022年に向けた新型が出揃いつつある中、今現在のラインナップで“買い”なモデルとは——。
ポピュラーなカテゴリーやキャラクター、あるいは用途ごとに、価格を上回る価値をもたらす「本命」を厳選し、その本命にぶつける対抗馬とともに紹介する。
狙っているジャンル、重視するキャラや用途をしっかりチェックして、クルマ選びの参考にしていただければ幸いだ。
●文:川島 茂夫
カテゴリーで選ぶ【1】コンパクトSUV
【本命】HONDA ヴェゼル

平均点が高く多様な用途をカバーするオールラウンダー
走りも実用性も高水準!
先進安全装備も標準装着
初代となる先代はクーペフォルムのキャビンデザインを採用し、スペシャリティと実用の両立を図ったコンパクトSUVとして開発されたが、現行モデルではボクシーなキャビンデザインや広いウインドウ等によりタウン&レジャー向けのSUV色を濃く開発された。2通りの格納が可能な後席やセンタータンクレイアウトによる低い荷室床面などがもたらすキャビンユーティリティによる実用性の高さは同車を勧める要点のひとつ。
また、現行車からハイブリッドをシリーズ式ベースのe:HEVに一新。実用動力性能を1ランクアップして上級設定モデルらしい性能としたのも見所。キャビンの使い勝手も走行性能もレジャー&ファミリー用途に適している。また、ハイブリッドの4WD車にも電制御カップリング型の機械式4WDを採用。悪路走行を目的するタイプではないが、コンパクトSUV相対では悪路にも比較的強い。
全車に全車速ACC/走行ライン制御LKAを標準装着。実用性や走行性能、運転支援機能などの平均点が高く、カバーできる用途範囲は同カテゴリーのベスト。気軽に使えて、色々楽しめそうなコンパクトSUVを探しているユーザーには筆頭候補である。


【ヴェゼルのベストグレード】e:HEV X(4WD)

ハイブリッド車とガソリン車の動力性能差は従来型以上。高速長距離用途を前提にするならe:HEV車が無難。実用機能を優先するならe:HEVのベーシックグレードが買い得だ。
【対抗】カローラ クロス/ロッキー/ライズ
ゆとりを求めるならカロクロ、
気軽な足としてはロッキーだ
キャビンや動力性能の余裕を求めるユーザーに勧めたいのがカローラ クロス。プリウス系のハイブリッドシステムやガソリン1.8ℓのゆとりが大きな魅力。高速長距離向けでもある。逆に気軽なタウンカーとして勧めたいのがロッキー。コンパクトな車体と車両感覚を掴みやすい視界はSUV初心者でも楽々扱える。ただし、ロッキーのハイブリッド車は4WDが選択できないので、SUVらしい走破性を求めるユーザーには勧めない。
TOYOTA カローラ クロス

DAIHATSU/TOYOYA ロッキー/ライズ


ライタープロフィール
オーナードライバーに密着したクルマとクルマ社会の話題を満載した自動車専門誌として1959年1月に創刊。創刊当時の編集方針である、ユーザー密着型の自動車バイヤーズガイドという立ち位置を変えず現在も刊行を続けている。毎月デビューする数多くの新車を豊富なページ数で紹介し、充実した値引き情報とともに購入指南を行うのも月刊自家用車ならではだ。
オーナードライバーに密着したクルマとクルマ社会の話題を満載した自動車専門誌として1959年1月に創刊。創刊当時の編集方針である、ユーザー密着型の自動車バイヤーズガイドという立ち位置を変えず現在も刊行を続けている。毎月デビューする数多くの新車を豊富なページ数で紹介し、充実した値引き情報とともに購入指南を行うのも月刊自家用車ならではだ。