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更新日:2021.12.23 / 掲載日:2021.12.23
新型「キャロル」を発表 マイルドハイブリッド搭載車追加 マツダ

マツダは12月23日、軽自動車の新型「キャロル」を全面改良し、2022年1月中旬から発売すると発表した。メーカー希望小売価格帯は998,800円~1,303,500円(消費税込)。
内外装を一新 ガラスエリア拡大でより広い視界に

キャロルはコストパフォーマンスの高さが魅力的な軽自動車で、スズキ・アルトのOEM供給車。今回の全面改良では、親しみやすく愛着のわくデザインを採用し、内外装が一新された。
外装は「気軽」「安心」「愛着」をコンセプトに、ベーシックなスタイルによって、世代を超えて誰もが気軽に安心して乗れる親しみやすいデザインを採用。丸みを帯びた柔らかなフォルムの中に楕円形のモチーフを取り入れ、小さな車体でも安心感のある立体的な造形を取り入れた。ボディーカラーは、新たに「ダスクブルーメタリック」と「ソフトベージュメタリック」をモノトーンカラーとして加え、「ダスクブルーメタリック2トーン(ホワイトルーフ)」を2トーンカラーとして追加している。
内装もエクステリア同様に「気軽」「安心」「愛着」がコンセプト。抑揚のある面や線で厚みと立体感を表現し、毎日乗っても飽きのこないインテリアに仕立てた。インパネとドアトリムに落ち着きのあるネイビーカラーを採用して上質感や居心地のよさを表現するとともに、デニム調のシート表皮を採用してシート背面はブラウンとし、シート全体で親しみやすさを演出した。
パッケージングについては、全高を50mm、室内高を45mm、室内幅を25mm現行車より拡大し、前席・後席ともに広い視界とヘッドクリアランス、ゆとりあるショルダールームとすることで広い室内空間を実現。さらにフロントドア開口部の高さ方向を20mm現行車より拡大し、前席の乗降性を向上した。また、収納については運転席周りを中心に拡充を図り、インパネトレー(助手席)やフロアコンソールトレー、インパネドリンクホルダー(運転席、助手席)をはじめ、大型のスマートフォンも収納できるインパネセンターポケットなどを設けた。
マイルドハイブリッドシステム搭載 運転支援機能も拡充

走行性能においては、低速から中高速までの実用速度域で優れた燃費性能と軽快な走りを実現するR06D型エンジンとISG(モーター機能付発電機)と専用リチウムイオンバッテリーを組み合わせたマイルドハイブリッドシステムを搭載。WLTCモード燃費では軽自動車トップクラスの27.7km/Lを達成し、2030年度燃費基準95%達成でエコカー減税(重量税)免税対象となった。また、マイルドハイブリッドシステム非搭載車においては、低燃費と力強い走りを両立するR06A型エンジンと、減速時のエネルギーで発電・充電し、無駄な燃料消費を抑える「エネチャージ」を採用し、発電によるガソリン消費を最小限に抑えるとともに、エンジンへの負担を軽減して軽快な走りを実現した。
車両を支えるプラットフォームについては、剛性、衝突性能、走行性能などに優れた軽量・高剛性のプラットフォームを採用。バックドア、センターピラー、サイドドアでそれぞれ環状構造を形成する「環状骨格構造」とすることで、ボディ全体の剛性を向上した。さらに、ルーフパネルとメンバーの接合部に高減衰マスチックシーラーを採用し、こもり音や雨音を低減している。
運転支援機能については拡充が図られ、夜間の歩行者も検知するステレオカメラ方式の衝突被害軽減ブレーキ「デュアルカメラブレーキサポート」をはじめ、誤発進抑制機能、車線逸脱警報機能、ふらつき警報機能、先行車発進お知らせ機能、ハイビームアシスト、後退時ブレーキサポート、後方誤発進抑制機能を全車に標準装備。さらに6エアバッグ(運転席・助手席SRSエアバッグ、フロントシートSRSサイドエアバッグ、SRSカーテンエアバッグ)を全車に標準装備し、万一の事態に対する安全性も向上させている。
メーカー希望小売価格
グレード | エンジン | トランスミッション | 駆動方式 | 価格(消費税込) |
GL
|
660DOHC
(ガソリンエンジン) |
CVT
|
2WD | 998,800円 |
フルタイム4WD | 1,129,700円 | |||
HYBRID GS
|
660DOHC VVT
(マイルドハイブリッド) |
2WD | 1,097,800円 | |
フルタイム4WD | 1,228,700円 | |||
HYBRID GX | 2WD | 1,259,500円 |