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更新日:2018.10.26 / 掲載日:2014.12.25
【マツダ】「キャロル」がフルモデルチェンジ(2015)【価格・燃費】
ユニット・コンパス/Goo-net編集部
マツダの軽自動車「キャロル」が全面改良を受け、1月30日に発売される。内外装のデザインを一新するとともに、燃費性能、安全性能、快適性を高めている。駆動方式はFFと4WDの2種類で、トランスミッションは5速MTとCVTの2種類が用意されており、価格帯は84万7800円(GF:FF/5速MT)~112万3200円(GX:FF/CVT)。
デザインは、スタイリッシュさを追求しながらシンプルにまとめた。ヘッドライトがスマートで力強いフロントマスクを演出し、バックスタイルはクールな仕上げに。ボディカラーは「シフォンアイボリーメタリック」、「ピュアレッド」の新色2色を含む全7色で展開する。
構造面では、軽量で剛性の高い新開発プラットフォームを採用すると同時に、超高張力鋼板のボディへの使用率の拡大、樹脂フェンダーの採用などで、MTモデルで610kg、CVT搭載の2WDモデルで650kg、CVTの4WDモデルでは700kgの軽量化を実現。CVTの変速機は軽くなった車両重量にあわせて変則費を最適化しているほか、エンジンの吸排気系の設計刷新、CVTモデルには排気の一部を再循環させることで燃焼効率の最適化を図るEGRシステム(Exhaust Gas Recirculation System)を採用、燃費向上に貢献する「エネチャージ」、「アイドリングストップシステム」、「エコクール」などをCVT車に標準装備することで、燃費性能を向上させた。JC08モード燃費は、5速MTのFFモデルで27.2km/L、CVTはFFモデルで37.0km/L、4WDモデルで33.2km/Lを記録。全車、エコカー減税の「免税」の対象となっている。
安全性能も高められた。「DSC(Dynamic Stability Control System:ダイナミック・スタビリティ・コントロール・システム/横滑り防止機構)&TCS(Traction Control System:トラクション・コントロール・システム)」、運転席と助手席のシートベルトリマインダーを全車に標準装備。CVT車には「レーダーブレーキサポート」、「誤発進抑制機能」、「エマージェンシーストップシグナル」も標準で装備した。
また、室内長を145mm拡大して2040mmとし、前後の乗員距離を85mm拡大して900mmにすることで、ゆったりとした居住空間を実現。CVT車のFFモデルには運転席シートヒーターを、4WDモデルには運転席&助手席シートヒーターも標準で装備し、快適性の向上を図っている。
全高を低くしたことでフロントからリアまで流れるようなラインが生み出されている。
インテリアはデザイン性と機能性を両立させながら、居心地のいい空間に仕立てている。
長距離ドライブでも疲れにくいシートにはグレードによりシートヒーターが装備される。