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更新日:2022.03.25 / 掲載日:2021.11.02
LEXUS 新型LX の魅力[ニューモデル先取り情報]
この秋から冬にかけて登場が予定されているニューモデルたちは実力派がひしめきあっている。ここではその中でもとくに注目すべきモデルをピックアップ。いち早くその魅力をお届けしよう。
この記事の目次
最高峰のプレミアム4WD世界初公開
「国内導入は2022年初頭を予定」
LEXUS 新型LX

ランドクルーザーの基本性能に レクサスならではの魅力を付与 実用品と高級品は一見、対極の存在に見える。しかしとことん機能と性能を極めた実用品は、おのずから抜きん出た価値を纏うもの。それは高級品と呼ばれるために、必要な資格でもある。 去る10月14日に中東のサウジアラビアとUAE(アラブ首長国連邦)でワールドプレミアされた新型レクサスLXも、そうした文脈に沿う高級実用車のキャラクターを備えたモデルだ。 歴代LXと同様に、ベースとなっているのはオフロードカーの王者、ランドクルーザーの最新モデル。「どこへでも行き、生きて帰ってこられるクルマ」として世界中から支持されている高い走破性と信頼性という究極の実用性能に、高級ブランドならではの、「優雅な移動体験の提供」という付加価値をいかに加えたかが見所だ。 クルマの基本骨格となるプラットフォームは、ランドクルーザーと共通の新GA-F。トヨタのクルマ作りの最新コンセプトであるTNGAに準拠しているが、高い走破性を担保するために、伝統のラダーフレーム方式を堅持している。2850㎜のホイールベースも、先代から受け継いだ数値だ。 搭載されるエンジンが、従来のⅤ8からⅤ6にスイッチしたのもランドクルーザーと同じ。ただし、レクサスに用意されるのは3.5ℓのガソリンツインターボのみで、ディーゼルは設定されない。 ダイレクトでスムーズな走りを実現させる、10速のATもランクル譲り。サスペンションストロークの延長など、走破性のさらなる向上も抜かりない。どこへでも行ける究極の実用車の資格は、当然ながら完璧に満たしている。 砂漠のVIPカーにふさわしい 後席を重視した4人乗りも設定 レクサスという高級ブランドならではの価値を感じられるポイントは、走破性のその先にある細かなこだわりの集大成だ。 レクサス最大となる22インチの大径タイヤも履きこなすエクステリアは圧倒的な存在感を放つが、実はこのボディはボンネットやルーフ、全ドアパネルがアルミ製。先代に比べて約200kgの軽量化や低重心化、前後重量配分の適正化などに貢献している。 フレームの上にボディを架装する構造では、ボディに加わる入力はさほど大きくない。にもかかわらず、コンピュータでボディの変形挙動を解析し、スポット打点増しやドア開口部、フロアへの構造用接着剤の使用などで高いボディ剛性を追求し、オン・オフロードでの操舵応答性や手応え、リヤのグリップ感や乗り心地などの質感を高めているという。 その効果は走りだけでなく、オンロードでのクルージング中の静粛性や安心感といった、快適性も大幅に高めているはずだ。 フロントがハイマウントダブルウィッシュボーン式、リヤはトレーリングリンク車軸式のサスペンションはストロークを増した上、走行状況に応じて自動や手動で車高を調整できるAHCや、きめ細かく減衰力を変化させるAVSを装備。過酷なオフロードでの走行性能と走破性能を高めている。 路面状況に応じて4輪への駆動力配分を制御して走破性を高めるマルチテレインセレクトは、従来は空転したタイヤへのブレーキ制御のみだったが、新型では駆動力とサスペンションも統合制御。レクサス初のオートモードを選べば、石がごろごろ転がる路面から砂地に泥濘地、深雪など、世界中のどんな路面でも、楽に上質かつ意のままの走りが楽しめる。 もちろん、室内は上質な素材を使った贅沢な仕立てだ。ランクルは3列シートのみだが、LXでは2列シートの後席をセパレートとした4人乗りのEXECUTIVEを設定するのも、レクサスらしいニュースだ。


悪路走破性を意識した“OFFROAD”仕様も設定

パワートレーンは3.5ℓV6DOHCガソリンツインターボ

マルチテレインセレクトも最新仕様に進化

クロールコントロールも採用

TNGAの流れを汲んだGA-Fプラットフォーム

高張力鋼板とアルミを多用し軽量高剛性を実現

コンピュータ解析で生まれた新世代のボディ設計を採用

新アクティブサスペンションでオンロード性能を強化

4座独立リヤシートを備える上級内装の“EXECUTIVE”も投入









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