今買えるワザアリモデル【1】パワートレーンで選ぶ~ノートオーラ/ヴェゼルほか~

車種別・最新情報 [2021.08.26 UP]

今買えるワザアリモデル【1】パワートレーンで選ぶ~ノートオーラ/ヴェゼルほか~

販売中のモデルを対象に、コレ! という特徴のあるモデルをピックアップ。
パワートレーンや先進安全装備からコスパ度外視の一芸入魂モデルまで、バラエティ重視でお届けしよう。
まずは電動化技術の投入などで多様化が進むパワートレーンに着目。特徴的なシステムを採用するモデルを集めた。

【第2世代e-POWERで選ぶ】NISSAN ノート オーラ

●車両本体価格:261万300~295万7900円
●発表年月(最新改良):’21年6月(未実施)

プレミアム感の高い仕上がりで、特に4WD車は他車を圧倒している

 ノートの上級発展モデルとして開発されたのがオーラだが、単に内外装を変更しただけでなく、走行性能や走りの質感の向上も図っているのが特徴。その中心にあるのがe-POWERである。1.2L3気筒を発電に用いるのはノートと共通だが、制御プログラムの変更等により、加速性能や加減速の滑らかさが向上。FF車はノートに対しては改良型の感もあるが、キックス対比では世代の違いを感じさせる。オーラのプレミアム性が最も強く現れているのは大出力型のモーターによる後輪駆動システムを加えた4WD車。極めて滑らかな加減速、揺れ返しの少ない乗り心地など、車体サイズ以上の落ち着きと余裕を感じさせる乗り味は同クラス他車を圧倒している。

大幅パワーアップで 136PS!

ノートのシステムを踏襲しつつ、モーターは+20PS/+20Nmの大幅な性能向上を実現。

内外装がグレードアップ

ノートを単に高性能化するのではなく、プレミアムカーとして再構築。専用の灯火や外装、ゼログラビティ(無重力)シート、ツイード調の織物や木目調パネルの内装で仕立てられる。

4WDもまたヨシ!

リヤモーターはノートの4WD車と同じ68PSを発生する強化型。リヤのみで駆動する領域があるなど、自在な駆動配分が見どころだ。

上級装備も魅力的

12.3インチの全面液晶メーターは全車標準、専用開発のBOSEサウンドシステムも選べる。

その他のe-POWER車

改良を重ねて第2世代へ

 モーターのみで走行するe-POWERは、回転数に依存しないトルク感とEVライクな乗車体験をもたらし、今や日産を代表するパワートレーンだ。基本システムを継承しつつ、新たな車種への搭載に合わせて改良を続けている。

  • icon 【第1世代】セレナ e-POWER  

    ●車両本体価格:299万7500~380万9300円
    ●発表年月(最新改良):’18年2月(’20年8月)

  • icon 【第1世代改良型】キックス

    ●車両本体価格:275万9900~286万9900円
    ●発表年月(最新改良):’20年6月(未実施)

  • icon 【第2世代】ノート

    ●車両本体価格:202万9500~244万5300円
    ●発表年月(最新改良):’20年11月(’20年12月)

【コンパクトなe:HEVで選ぶ】HONDA ヴェゼル e:HEV車

●車両本体価格:265万8700~329万8900円
●発表年月(最新改良):’21年4月(未実施)

レスポンス良く伸びやかに加速。上級設定モデルらしい走りを実感

 i-MMD改めe:HEVはホンダHVの主力となるハイブリッドシステム。エンジン発電-電動駆動のシリーズ式に高速巡航専用のエンジン直動機構を加え、同機構作動時にはパラレル式として駆動する。基本機構はi-MMDと変わっていないが、ヴェゼルは比較的動力性能に振った制御を行う。従来車のi-DCDが用途や車重に対して非力な印象があった反動もあるのだろうが、純電動駆動領域が広く、優れた即応性と伸びやかな加速により、ガソリン車に対して上級設定モデルらしい動力性能を実感できる。なお、4WD方式はガソリン車と同じ電子制御の機械式を採用。悪路向けの制御モードも採用しているが、SUVとしてはマイルド志向のシステムである。

パワートレーンは基本的にフィットで採用された1.5Lエンジン+2モーターのコンパクトなシステムを踏襲している。

1.5Lガソリンエンジン+2モーターを搭載

フィットと同様に従来の1モーター・パラレル方式のi-DCDに変わって新開発のコンパクトな2モーターのe:HEVを搭載。基本パーツが1世代新しいものに更新されている。

FFベースなのにプロペラシャフト!?

●e:HEV+リアルタイムAWD

これもフィットと同じく、補助的なリヤモーターを搭載するのではなく、e:HEVの大トルクをプロペラシャフトで後輪に分配する。

3つのモードで 効率を追求

e:HEVはエンジンとモーターを図の3モードで運用する。「モード」と言ってもドライバーが選ぶのではなく、システムが最適なモードを自動選択する。

パッケージング変更で電池も増強

PCUを分離してエンジンルーム内に移設。48→60セルへと電池容量が増加。厚みは抑えた。

3つのドライブモードを用意

パワートレーンの制御モードは3つ。一般道向けのノーマル、反応がよく加速重視のスポーツ、経済的なECONを選択できる。

減速度を調整可能

シフトセレクターによるレンジ選択に応じて回生による減速度が自動調整されるほか、減速セレクターで任意に選ぶことも可能だ。

【コンパクトなe:HEVで選ぶ】HONDA フィット e:HEV車

●車両本体価格:199万7600~259万1600円
●発表年月(最新改良):’20年2月(’21年6月)

燃費スペシャル的なハイブリッドではなく、走りの車格感向上に寄与する方向性だ

 e:HEVのパワートレーン形式は従来のi-MMDとほぼ同じだが、フィットへの搭載にあたりIPUなどの小型軽量化を進めている。従来型が採用するパラレル式のi-DCDの代替となるのだが、ドライブフィールも大きく変わった。i-DCDがミッションにDCTを採用し、小気味よい変速感を示すのに対して、現行車のe:HEVはCVT感が強め。また、加速反応や加速の滑らかさは純電動駆動のe:HEVが優れ、加速性能や余力も1ランクアップ。ハイブリッドの使い方もカタログ燃費を叩き出すためではなく、純電動駆動の良さやゆとりを活かして、走りの車格感向上にも活かした印象が強い。和気あいあいのドライブを旨とするフィットに似合いの特性である。

上位車種向けだったシステムをコンパクト化

e:HEVはモーターとエンジンそれぞれの効率が高い部分をいいとこ取りして走行する。

エンジン出力はパワートレーン全体での効率が高くなるよう、発電と走行に切り替えながら使用される。

  • 同じ1.5Lのe:HEVで比べると、フィットはエンジンやIPU(インテリジェントパワーユニット)、モーターなど各部分が小型化されている。

制御を変更して走りの質感がアップ

搭載エンジンは上限トルクを利用する制御となり、より低い回転数で出力を確保している。

回転数が一定で車速が上がる制御から、ステップを設けたエンジン制御へと変更されている。

e:HEVだけでも 選択肢が豊富

同じパワートレーンでもSUV風のクロスターなど複数のキャラを用意し、好みの一台が選べる。

その他のe:HEV車

従来の「i-MMD」を改称してグレード名に

 複数のハイブリッドシステムを持つホンダは、2モーター式の「スポーツハイブリッドi-MMD」を主軸に定めるとともに、システム呼称とグレード名を「e:HEV」に改めた。インサイトが1.5L、他は2Lで、CR-Vのみ4WD車を設定している。

  • icon ステップワゴンスパーダ

    ●車両本体価格:342万7600~364万1000円(e:HEV車)
    ●発表年月(最新改良):’17年9月(’20年1月)※e:HEV

  • icon オデッセイ

    ●車両本体価格:419万8000~458万円(e:HEV車)
    ●発表年月(最新改良):’16年2月(’20年11月)※e:HEV車

  • icon CR-V

    ●車両本体価格:392万5900~455万8400円(e:HEV)
    ●発表年月(最新改良):’18年8月(’20年6月)

  • icon アコード

    ●車両本体価格:465万円(全車e:HEV)
    ●発表年月(最新改良):’20年2月(未実施)

  • icon インサイト

    ●車両本体価格:335万5000~372万9000円(全車e:HEV)
    ●発表年月(最新改良):’18年12月(’20年5月)

【ダイナミックフォースエンジン+THS IIで選ぶ】TOYOTA RAV4 ハイブリッド車

●車両本体価格:334万3000~402万9000円(HV)
●発表年月(最新改良):’19年4月(’20年8月)
【エンジン】178PS/22.5kg・m
【フロントモーター】120PS/20.6kg・m
【リヤモーター】54PS/12.3kg・m
【WLTC 20.6~21.4km/L】

車重を意識させない動力性能を確保しながらミドルSUVでは望外の好燃費を達成

 環境時代に向けたトヨタの新世代エンジン群がダイナミックフォースエンジン(DFE)である。その効率のよさは2Lのガソリン車の実用燃費でも証明されているが、RAV4用THS IIには2.5L仕様DFEが搭載され、WLTC総合モードでミドルクラスSUVでは出色の20km/L超を達成。燃費狙いで同クラスのSUVを狙うユーザーはいないだろうが、燃費負担の大きいクラスだけに大きな魅力。しかも、車重を意識させない動力性能で、4WDは独立した高出力モーターで後輪を駆動する高性能型E-Fourを採用。車体設計面でのアドバンテージもあるが、悪路踏破制御モードの採用等により同系のSUVの中でも優れた悪路踏破性能を備えている。

動力性能と燃費を高次元で両立

●A25A-FXS ダイナミックフォースエンジン×THS II・E-Four
RAV4・ハイブリッド車のシステム構成は、単体で高効率な2.5L直4に伝家の宝刀・THS IIを組み合わせ、1620kg(FF)/1670~1690kg(4WD)の車重を余裕を持って走らせる。4WDのリヤモーターは低出力の生活四駆タイプではなく、SUVにふさわしい高出力型だ。

4WDはTRAILモード付強化型E-Four

AIM(4WD統合制御)を採用するE-Fourは後輪へ最大80%のトルクを配分可能で、旋回時のラインコントロールや車両の挙動安定性を高めた進化型。トレイルモードでは空転輪をブレーキ制御することで滑りを抑止する。

ガソリン車は2Lダイナミック フォースエンジン

icon RAV4ガソリン車

●車両本体価格:274万3000~353万9000円
【エンジン】171PS/21.1kg・m
【WLTC 】15.2~15.8km/L

  • ●M20A-FKS

  • アドベンチャーは後輪左右にカップリングを設けたダイナミックトルクベクタリングAWDを採用。前後の伝達を切って燃費向上を図る機能を備える。

PHEVはハイパフォーマンス志向

icon RAV4PHV

●車両本体価格:469万~539万円
【エンジン】177PS/22.3kg・m
【フロントモーター】182PS/27.5kg・m
【リヤモーター】54PS/12.3kg・m
一般的なプラグインハイブリッドのエコイメージからは意外なほどの高性能追求型キャラだ。

同システム搭載車

ミドルクラスが中心でレクサスにも搭載

 ダイナミックフォースエンジン+THS IIには1.5Lや2.0Lバージョンも用意され、2.5Lエンジンを使用するシステムは、必然的にミドルクラス以上に搭載される。トヨタブランド以外にレクサスも積極的に採用している。

  • icon カムリ/アルティス

    ●車両本体価格:348万5000~467万2000円/405万3000~425万1000円(全車HV)
    ●発表年月(最新改良):’17年7月(’21年2月)

  • icon ハリアー ハイブリッド車

    ●車両本体価格:358万~504万円(HV)
    ●発表年月(最新改良):’20年6月(未実施)

  • icon クラウン ハイブリッド車

    ●車両本体価格:489万9000~651万3000円(HV/3.5Lを除く)
    ●発表年月(最新改良):’18年6月(’20年11月)

icon LEXUS 次期ES/次期NX

  • ESプロトタイプ

  • NXプロトタイプ

ESとUXは新型が登場したが、国内販売は発表待ちだ。

  • icon MITSUOKA バディ

    ●車両本体価格:525万300~589万9300円(HV/輸送費別)
    ●発表年月(最新改良):’21年6月(未実施)
    光岡自動車初となるSUVはRAV4がベース。納期は’23年6月以降とされている。ガソリン車は469万7000~549万4500円。

【ダイナミックフォースエンジン+THS IIで選ぶ】TOYOTA ヤリス ハイブリッド車

●車両本体価格:199万8000~252万2000円(HV)
●発表年月(最新改良):’19年12月(’21年5月)
【エンジン】91PS/12.2kg・m
【フロントモーター】80PS/14.4kg・m
【リヤモーター】5.3PS/5.3kg・m(E-Four車)
【WLTC 】30.2~36.0km/L

扱いやすく自然な運転フィールでハイブリッド専用車を超える好燃費

 ヤリスに搭載されているエンジンはすべて1.5L3気筒のDFE。DFE群では最新エンジンとなるが、基本構造はRAV4の2Lを3気筒化したと考えればいいだろう。THS IIに3気筒、DFEの燃費三要素を組み合わせた結果は、WLTC総合モード燃費で35km/L超えである。ちなみに4気筒1.5Lをベースにした初代アクアの最終モデルは27km/L台であり、ヤリスハイブリッドの燃費はハイブリッド車でも群を抜いている。コンパクトカーらしい軽快な運転感覚もあり、ドライブフィールに燃費スペシャル的な印象はない。エンジン稼働を理論制御するTHS IIなので回して面白いといった楽しみもないのだが、汎用性に優れたムラのない扱いやすさも魅力だ。

最新仕様のプラットフォーム&パワートレーン

●TNGA(GA-B)プラットフォーム

  • ●M15A-FXEダイナミックフォースエンジン(ハイブリッド用)

  • 旧ヴィッツは’19年、TNGAに基づき車体&エンジンを刷新してヤリスとなった。エンジンはガソリン1.5L車のM15A-FKSそのままではなく、アイドリングストップ付きのハイブリッド専用仕様。最高出力はガソリン車の120PSに対して91PSとなっている。

新開発1.5Lハイブリッドシステム

ヤリスのパワートレーンはDFE+THS IIで、最後発・最小排気量となる。電動四駆のE-Fourは、生活四駆レベルの小出力モーターを採用している。

オプションでAC100V電源を用意

  • トヨタは電動化技術搭載車の100V/1500W給電機能拡充に注力していて、最小クラスのヤリスもOPで対応する。

E-Fourのためにリヤサスを別設計

ガソリン車のトーションビームに対し、モーター組み込みのダブルウィッシュボーンを採用。

サブスク専用車もある

  • icon ヤリス ハイブリッドG “KINTOツーリングセレクション”

    ●月額料金:5万2360円~(HV/3年契約・ボーナス払いなし)
    【WLTC 32.6km/L】
    トヨタが力を入れる「キント」には、より走り志向の専用グレードが投入されている。

同システム搭載車

SUVスタイルでユーティリティも向上

 ヤリスと同じシステムを搭載するクロスオーバーSUVは、ダウンヒルアシストコントロールといったSUVらしい機能を備える。ガソリン車はダイナミックトルクコントロール4WDを採用するが、E-Fourの機能はヤリスと同じだ。

  • icon ヤリスクロス ハイブリッド車

    ●車両本体価格:228万4000~281万5000円(HV)
    ●発表年月(最新改良):’20年8月(未実施)

2L車もある

2L直4+THS IIの国内常設車はレクサスのみ

●M20A-FXS

 1.5Lと2.5Lの間を埋める2.0Lのシステムは、カローラツーリングの限定車に搭載されたがすぐに完売。そのため、現搭載車はレクサスのUX250hのみ。ちなみに同車のWLTC総合燃費はFFが22.8km/L、4WDが21.6km/Lだ。

  • icon LEXUS UX

    ●車両本体価格:432万9000~544万9000円(HV)
    ●発表年月(最新改良):’18年11月(’20年10月)

  • icon 【500台限定】カローラ ツーリング “2000リミテッド”

    ●車両本体価格:262万200円(完売)
    ●発表年月(最新改良):’20年5月(未実施)

【新世代エンジン、スカイアクティブXで選ぶ】MAZDA CX-30 スカイアクティブX車

●車両本体価格:329万4500~371万3600円(スカイアクティブX車)
●発表年月(最新改良):’19年9月(’21年4月)

回転域やアクセル開度を問わずドライバビリティが高い

 自己着火の臨界近くまで圧縮された混合気に、プラグ点火で小爆発。その小爆発の圧力で混合気全体が一気に燃焼。というのがスカイアクティブXの燃焼方式。高圧縮、大量EGR、急速燃焼による熱効率向上が狙い。ただし、マイルドハイブリッドも採用してWLTC総合モード燃費は最良で18.2km/L、スーパーチャージャー搭載でも最大トルクは24.5kg・mであり、スペックではいささか中途半端な印象も濃い。スカイアクティブXの真骨頂はドライバビリティにある。小アクセル開度の低回転域からフルスロットル近い高回転までコントロール感覚の変化が少なく、どの領域でも心地よく使える。速さや燃費よりもコントロールの質にこだわるのがマツダ車らしい。

Mハイブリッドを含む専用システムを採用

中心技術であるSPCCI(火花点火制御圧縮着火)を周辺技術が支える。各種のセンサーや高圧燃料系のほか、高応答エアサプライ(スーパーチャージャー)が吸気を厳密に制御し、M(マイルド)ハイブリッドが動力を補助する。

自然着火を制御!独創の「SPCCI」

  • 一般的なスパークプラグ着火はプラグ電極を中心に火炎が伝播するが、SPCCIはプラグ着火による圧力上昇を利用して、シリンダー内の混合気に圧縮着火を起こす。より薄い混合気を燃やせるため、EGR量を増やして環境性能を向上させることが可能となる。

走りの良さと低燃費が狙い

グラフ(初期型スカイアクティブXのもの)にある通り、フラットな大トルクによってドライバビリティが向上。同時に、希薄燃焼でもあるため、環境性能が犠牲にならない。

その他のスカイアクティブX車

  • icon マツダ3 セダン

    ●車両本体価格:319万8148~361万6963円(スカイアクティブX車)
    ●発表年月(最新改良):’19年5月(’21年4月)

  • icon マツダ3 ファストバック

    ●車両本体価格:319万8148~368万8463円(スカイアクティブX車)
    ●発表年月(最新改良):’19年5月(’21年4月)

【新世代ボクサーターボで選ぶ】SUBARU レヴォーグ

●車両本体価格:310万2000~409万2000円
●発表年月(最新改良):’20年10月(未実施)

スポーツ系の性格だが、刺激の強さよりも快適性の高さが魅力だ

 現行モデルと同時デビューした新世代のボクサー4がレヴォーグの1.8Lターボである。ロングストロークとすることで燃費と実用動力性能の改善を図ったFB型よりもさらにロングストローク化され、軽量コンパクトな設計や改良型CVTの採用も併せて、速さと燃費の両立点を高めているのが特徴。実用燃費は同社のNA系と比較しても遜色ないレベル。加えて柔軟なドライバビリティも見所だ。中庸域の扱いやすさとトルクが燃費にも影響しているのだが、回して快速を楽しむもゆるゆるとツーリングさせるのも得意である。キャラ的にはスポーツ系ということになるが、刺激的なターボ車好きよりも快適ロングツアラーを求めるユーザーに似合いの特性である。

従来の1.6Lよりコンパクトな1.8L

エンジン内部から補器類にいたるまで徹底して見直し、排気量を拡大しながらも前後長短縮などのコンパクト化を実現。チェーン式CVTであるリニアトロニックも新設計となり、大型化することなく変速幅の拡大を達成している。

SGPを採用して走りを刷新

●SGP+フルインナーフレーム

SGP(スバルグローバルプラットフォーム)は骨格に外板を溶接する高剛性構造に。構造用接着剤使用面積はインプレッサのSGPの約4倍だ。

  • ●シンメトリカルAWD

  • 駆動方式はもちろんスバルが誇るシンメトリカルAWDだ。CB18の動力性能を適切に路面に伝え、レヴォーグを全天候ツアラーたらしめている。

STIスポーツはモードで激変

STIスポーツの「ドライブモードセレクト」はパワステやダンパーなどを統合して制御し、スイッチひとつでのキャラ変を実現している。

フォレスターにも搭載

  • 新型フォレスター スポーツ

  • 従来型フォレスター スポーツ (販売終了)

販売終了した現行型に引き続き、8月19日発表の新型にもCB18エンジン搭載の「スポーツ」グレードが設定されている。

先行投資上等!! 国産ブランド【電動化先頭グループ】

「ベストバイ」というにはいろいろ条件付きになるが…

 地球温暖化への危機感の高まりとともに熱い視線を集めるEV系モデルをピックアップ。ただ、PHEV以外は充電環境などに配慮が必要。また、いずれもCEV補助金など公的援助の対象となるとはいえ高価格であり、まだまだお客を選ぶジャンルではある。

カテゴリー1/BEV[ピュアEV]

ピュアEVとも呼ばれる、バッテリー電力だけで走る電気自動車がBEVだ。一般に走行距離延長用の発電用動力搭載車(レンジエクステンダー)も含まれる。

  • icon NISSAN リーフ

    ●車両本体価格:332万6400~499万8400円
    ●発表年月(最新改良):’17年9月(’21年4月)
    【WLTC一充電走行距離 322~458km】※ニスモ/オーテックを除く

電気モーターの走行性能を知らしめた国産量販EVのトップランナー

 世界で最も売れた量販EV。特に国内ではテスラに先んじて電気自動車とそのインフラの普及をけん引してきた存在だ。2代目となる現行型は、’19年に電池容量を40kWhから62kWhに増強した「eプラス」を追加。航続距離の延長など、市場の要望に応えて進化するとともに、ニスモやオーテックなどのバリエーションも設定される。

  • icon HONDA ホンダe

    ●車両本体価格:451万~495万円
    ●発表年月(最新改良):’20年8月(未実施)
    【WLTC一充電走行距離 259~283km】

走行距離は一定のレベルに留めつつ、先進感を満載したシティコミューター

 比較的短距離の用途を重視して開発。サイドカメラミラーや5枚のカラーティスプレイを並べたインパネ、スマホとの連携など、先進的な乗車体験が可能。同一バッテリーで136PS/283km走行の標準仕様と154PS/259km走行のアドバンスを設定する。

  • icon MAZDA MX-30 EVモデル

    ●車両本体価格:451万~495万円
    ●発表年月(最新改良):’21年1月(未実施)
    【WLTC一充電走行距離 256km】

量産EVとして企画・開発されたクロスオーバーSUV

 EV化を前提とするプラットフォームを採用し、海外ではEVとしてお披露目。国内ではまず2L直4+24Vマイルドハイブリッドの「eスカイアクティブ」搭載車、続いてEVを追加設定した。

WEB限定で予約注文開始!!

  • icon NISSAN アリア

    ●車両本体価格:660万~790万円
    ●発表年月(最新改良):’21年6月(未実施)
    納車予定は今冬または来年夏以降。WLTCモード一充電走行距離は社内測定で430~610km(’20年7月時点)。

カテゴリー2/PHEV[プラグインハイブリッド車]

充電によるモーター走行が可能で、走行&発電用エンジンも搭載。EVとして走れる最大距離=等価EVレンジは数十km以上。

  • icon TOYOTA プリウスPHV

    ●車両本体価格:338万3000~401万円
    ●発表年月(最新改良):’17年2月(’21年6月)
     プリウスの上位機種的な位置付けで、大容量リチウムイオン電池を搭載。2代目となる現行型は電池増量や発電用モーターを駆動にも使用するなど新仕様に。等価EVレンジは60km。

  • icon TOYOTA RAV4 PHV

    ●車両本体価格:469万~539万円
    ●発表年月(最新改良):’20年6月(未実施)
    人気SUVをPHEV化。177PSのエンジンと182PS/54PSの前後モーターを搭載。システム出力は306PSを誇る。等価EVレンジは95km。

  • icon MITSUBISHI エクリプスクロス PHEV

    ●車両本体価格:384万8900~447万7000円
    ●発表年月(最新改良):’20年12月(未実施)
     アウトランダーPHEV譲りのシステムを最適化して搭載。制御を極めたS-AWCにより、SUVらしからぬスポーティな走りを実現している。等価EVレンジは57.3km。

  • icon MITSUBISHI アウトランダー PHEV

    ●車両本体価格:436万4800~529万4300円
    ●発表年月(最新改良):’12年12月(’20年10月)
     ミツビシ初のPHEVとして誕生。前輪をエンジン&モーター、後輪をモーターで駆動するツインモーター4WDをS-AWCでコントロールする。等価EVレンジは65.0km。

カテゴリー3/FCV[燃料電池車]

タンク内の水素と空気中の酸素で発電する燃料電池(FC)を搭載。短時間で充填可能な水素を消費し、水のみを排出して走行する。

  • icon TOYOTA ミライ

    ●車両本体価格:710万~860万円
    ●発表年月(最新改良):’20年12月(’21年4月)
     エコスペシャル的な面もあった4人乗りの先代から車としての総合力を高めた5人乗りの2代目に。モーターは182PS、水素充填は3分程度で完了、最大で約850km走行可能だ。

●文:川島茂夫

提供元:月刊自家用車

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オーナードライバーに密着したクルマとクルマ社会の話題を満載した自動車専門誌として1959年1月に創刊。創刊当時の編集方針である、ユーザー密着型の自動車バイヤーズガイドという立ち位置を変えず現在も刊行を続けている。現在は新車スクープ/新車アルバム/購入時の値引き情報という3企画が柱。とくに約30年間続く「X氏の値引きにチャレンジ」はユーザーがプロのアドバイスを受けながら新車購入交渉を行うというリアルさがうけて、現在でも人気の企画。毎月デビューする数多くの新車を豊富なページ数で紹介し、購入指南を行うのも月刊自家用車ならではだ。

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