マツダ、新コンパクトSUV「MX-30」を発売

マツダは10月8日、マツダ3、CX-30に続く、マツダの新世代商品の第3弾となる新コンパクトSUV「MX-30」を発表し発売した。なお、EVモデルの日本市場での発売は、2021年1月を予定している。

デザインは、「Human＆Modern」のデザインコンセプトをベースに、エクステリアは最新の魂動デザインで提唱している「要素をそぎ落とすことの美しさ」を、純粋に塊が印象に残るという一点にフォーカスしてシンプルさを表現したフォルムで、フロント＆リヤドアは観音開きドア（フリースタイルドア）を採用し、さらにピアノブラックのピラーガーニッシュ、Dピラーメッキ＋MAZDAロゴ、高輝度ダーク塗装の18インチアルミホイールをセットにした「エクステリアパッケージ（標準仕様はメーカーオプション、100周年特別記念車は標準装備）」を用意している。

インテリアは、水平基調のインパネ、コンソールを浮かせたフローティングコンソール、上質なシート、マツダ初のタッチパネル式のエアコン操作パネル（7インチタッチパネルディスプレイ）、コンソールトレイ＆ドアグリップ部分には木の表皮で作られたヘリテージコルク、ドアトリムのアッパー部分にはモノ自体が空気を含んだかのような風合いに仕上げたペットボトルのリサイクル原料からできた専用繊維素材などを採用して、家のリビングのような室内空間となっている。6:4分割可倒式のリヤシート使用時のラゲッジルームスペースは、機内持ち込みサイズのスーツケース（スーツケースの形状などによる）を4個積載できる容量を備えている。

パワートレーンは、2.0L直4DOHC直噴ガソリンエンジン（スカイアクティブ-G 2.0）に、モーター（マイルドハイブリッドシステム「M ハイブリッド」）を組み合わせた「e-スカイアクティブ G」を搭載し、トランスミッションは6速オートマチックトランスミッション（スカイアクティブ ドライブ・6EC-AT）、ブレーキシステムは回生協調ブレーキシステムを採用している。

先進安全装備は、自転車などを検知して衝突回避および被害軽減をサポートする「スマート ブレーキ サポート（SBS）」など、最新のマツダの安全技術「アイ アクティブセンス」を採用し、「スマート ブレーキ サポート（SBS）」には交差点での右折時に対向車を検知する「右直事故回避アシスト機能（標準仕様はメーカーオプション、100周年特別記念車は標準装備）」を追加したほか、白線が引かれていない道路（芝生、縁石など）での逸脱回避をサポートする「ロードキープアシスト機能」、後側方から接近する車両との衝突回避および被害軽減をサポートする「側方危険回避アシスト機能」の2つ機能を含んだ「緊急時車線維持支援（ELK）」を新たに標準装備した。

エンターテインメント装備は、8.8インチセンターディスプレイ、標準仕様にはオーディオシステム「マツダ ハーモニック アコースティックス（8スピーカー）」を標準装備し、マツダ車ではおなじみの「ボーズサウンドシステム（12スピーカー・標準仕様はメーカーオプション、100周年特別記念車は標準装備）」を用意する。さらに、DCM（車載通信機）を標準装備し、マツダエマージェンシーコール、マツダアドバイスコール、スマホアプリ「マイ マツダ」で車両を確認＆遠隔操作などのコネクティッドサービスを利用することができる。