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更新日:2019.12.02 / 掲載日:2019.11.19
SUBARU 新型レヴォーグは、ここに注目

見た目の印象は キープコンセプトだが 性能や機能装備は 超絶進化!
新型レヴォーグは、ここに注目!
チェックポイント 性動力能と環境性能を両立する 1.8Lターボを搭載
新型レヴォーグで初採用となる新開発1.8Lターボは、直噴+リーン(希薄)燃焼技術を用いたダウンサイジング型ユニット。低中回転域から豊かなトルクが発生することが予想され、日常域でのアクセルレスポンスの向上も新型の大きな武器になりそうだ。
次期型でSGPの採用は確実視されていたが、新型レヴォーグには、海外で発表された新型レガシィと同じフルインナーフレーム構造を持つ第二世代SGPが採用される。従来型SGPモデルに比べて、飛躍的な剛性&NVH性能の向上による、走りの質感アップも期待できそう。
現行型でもいち早くアイサイト・ツーリングアシストを採用し、強力な運転支援機能を採用していたが、新型はさらにセンシング能力やハンズオフ走行支援が大幅にパワーアップ。よりドライバーの快適性や運転疲労軽減を期待できるクルマに進化を遂げた。
ダイナミック×ソリッドの次世代デザインを注入
2014年に「25年目のフルモデルチェンジ」をキーワードに開発された新スポーツツアラー・レヴォーグ。メインマーケットである北米に合わせてボディサイズを拡大したレガシィに代わる、日本のために開発されたモデルだ。4代目レガシィ並みの扱いやすいボディサイズ、2種類のターボエンジン、WRX譲りのフットワーク、アイサイト・ツーリングアシストなどが高く評価され、モデル末期となる現在も安定した販売台数をキープしている。
そんなスバルの日本市場を支える一台が2代目に進化する。開発コンセプトはスバルの目指す「グランドツーリング性能」をより高みに持っていくことだが、その実現のために、2代目レヴォーグにはスバルが持つ最先端の技術を惜しげもなく投入されている。
エクステリアはスバルが進める最新デザインフィロソフィー「ダイナミックソリッド」の進化形であるボールダーを市販車で初採用。アグレッシブなフロント/リヤや、特徴的なフェンダー形状のサイドは、ジュネーブショーで公開されたコンセプトカー「ヴィジヴ・ツアラーコンセプト」のイメージを上手に再現している。
現時点ではインテリアの写真は公開されていないが、スバルの根幹モデルだけに、2代目はデザインも質感も大きくレベルアップするだろう。インフォテインメント機能も大幅アップデートが確実であり、今年の春に北米で発表された新型レガシィに採用されている縦型ディスプレイを採用した仕様が用意されると思われる。
新開発の水平対向ターボと動力性能と環境性能のバランス型
パワートレーンは、スバル次世代ダウンサイジングターボを担う新開発の1.8L直噴ターボが搭載される。このユニットにはリーンバーン燃焼技術も採用され、動力性能と環境性能のバランスも売りの一つ。燃費が伸び悩むスバル車の泣き所の解消も期待できるかもしれない。ちなみにトランスミッションは引き続きリニアトロニック(CVT)が搭載される模様だ。
メカニズム面のもう一つの目玉はプラットフォーム。インプレッサから採用された「SGP」の発展型で、新型レガシィに初投入されたフルインナーフレーム構造の「バージョン2」を採用する。まだ想像の域になるが、走りのパフォーマンスアップに加えて、コンフォート性能の向上も大いに期待できるだろう。
アイサイトは新タイプを搭載通信強化でコネクテッド対応
そしてスバルの代名詞であるアイサイトも「新世代アイサイト」へ進化。広角化されたステレオカメラと4つのレーダーによる360度センシングにより、プリクラッシュブレーキの作動範囲を大きく拡大。さらに新開発の高精度マップ&ロケーターを組み合わせることで、カーブ前減速や渋滞時のハンズオフ走行支援も実現しているそうだ。またスバルがやや遅れていた通信連携機能繋がる技術も強化され、コネクテッドサービスも採用される。
エクステリアはキープコンセプト路線だが、クルマの中身はまさに全面刷新といっていい充実の内容。全てにおいて新世代スバルの象徴となるモデルとなる新型レヴォーグの発売は、2020年後半を予定している。