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更新日:2020.04.08 / 掲載日:2010.08.20
マツダ プレマシー 新車紹介
マツダ プレマシー 新車紹介
紹介
フルモデルチェンジ
発表・発売/2010年7月1日
マツダ 0120-386-919
文●諸星陽一 写真●齋藤正
■フレキシブルな先代の魅力にiストップと斬新なデザインをプラス
初代プレマシーの誕生は平成11年のことで、当時のファミリアをベースとしたものだった。今回の新型は、それから数えて3代目。プラットフォームは先代からのキャリーオーバーで、搭載エンジンは直噴2Lのみとなっている。グレードは上から20S、20E、20CSの3種。まずはFFのみを発売し、4WDはひと足遅れて8月上旬の導入を予定している。
■ドライビング/ユーティリティ
先代プレマシーのコンセプトは「6+One」というシート配列。これは前から2-2-2名の6名乗車を基本としながら、いざというときは2列目をベンチシートにアレンジ。7名の乗車定員を稼ぐというものだった。新型にもこのコンセプトはしっかりと受け継がれている。ベンチシートモード時に使う2列目のセンターシートは、シートバック下部の延長やクッション部の厚みアップなど、快適性を向上。さらにこの部分のシートベルトの3点化も行なっている。
ボディサイズは先代モデルよりもほんの少しだけ全長と全幅が拡大された程度で、ホイールベースは変更されていない。ドアのレイアウトは、先代と同じくフロントがヒンジ式、リヤが両側スライド式。リヤスライドドアはマニュアルが標準で、助手席側のみ、もしくは両側のパワードアがイージークローザーやキーレスエントリーとセットでオプション設定されている。
搭載される2L直噴エンジンは、基本的には先代モデルに搭載されていたものと同様。ただし、20Sと20Eに搭載されるユニットについては、アイドリングストップ機構のiストップを採用し、約7%の燃費向上を実現。組み合わされるミッションはすべて5ATとなる。
エコカー減税は基本が50%減だが、20Sと20Eに電動スライドドアを装着すると、ランクが上がり75%減となる。
■インテリア/エクステリア写真[1]
マツダらしいシンプルで理解しやすいインパネデザイン。ポケット類の配置も使いやすいもので、ミニバンのメインユーザーであるファミリー層にはうれしい。
フロントシートのサイズは比較的たっぷりとしたもので、ゆったりとした乗り心地を得ることができる。
セカンドシートのベンチシート状態。センター部分のシートバックを前に倒せば、大型のアームレストとして機能する。
■インテリア/エクステリア写真[2]
サードシートはシングルアクションで前倒し可能。左右独立してフラットにできるので、シートアレンジも広がる。
iストップはセルモーターをほとんど使わずにエンジンの再始動を行なうので、ノイズなども小さく抑えられている。
独特なプレスラインが目を惹くエクステリア。2006年のロサンゼルスオートショーに出品されたコンセプトモデル「流(ナガレ)」のデザインを彷彿させる。
プレマシー 20S(5AT) 主要諸元
全長×全幅×全高 | 4585×1750×1615mm |
---|---|
ホイールベース | 2750mm |
トレッド前/後 | 1530/1520mm |
車両重量 | 1500kg |
エンジン | 直4DOHC |
総排気量 | 1998cc |
最高出力 | 150ps/6200rpm |
最大トルク | 19.0kg m/4500rpm |
10・15モード燃費 | 16.0km/L |
サスペンション前 | ストラット |
サスペンション後 | マルチリンク |
ブレーキ前/後 | Vディスク/ディスク |
タイヤ前後 | 205/55R16 |
バリエーション&価格
マツダ プレマシー 20CS | 179万9000円 |
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マツダ プレマシー 20E | 192万円(210万9000円) |
マツダ プレマシー 20S | 209万9000円(231万4000円) |
価格は全国メーカー希望小売り価格。()は8月上旬発売予定の4WDの価格。