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更新日:2024.12.02 / 掲載日:2024.12.01

ディフェンダー・オクタついにお目見え。実際なにがスゴい?マーケ担当に聞いた4つのポイント

近年人気のSUVカテゴリーだが、イギリスの名門「ランドローバー」の源流といえるディフェンダーは、誕生から現在に至るまで、飽くなき冒険心を抱くアウトドアズマンの憧れであり続ける、いわばSUVのシンボルといえる存在。

2024年11月15日~17日、東京豊洲のベイエリアにて開催されたイベント『DESTINATION DEFENDER TOKYO 2024』では、そんなディフェンダー史上最もタフだと謳われる「DEFENDER OCTA(ディフェンダー オクタ)」が一般初公開となった。

晴海運河を臨む「CITABRIA BAYPARK GRILL & BAR」にて開催されたイベント会場入り口では、いきなり「OCTA」がお出迎え

新たなフラッグシップモデル「ディフェンダー・オクタ」とは一体どんな1台なのか、マーケティング広報ディレクターのマシュー・スリースさんに改めて進化のポイントを伺ったので、イベントレポートも交えてお伝えしたい。

「ディフェンダー・オクタ」 はここが違う。”史上最強モデル”が誇る4つのポイント

マーケティング広報ディレクターのマシュー・スリースさん。「これは通常のディフェンダーよりも大きくパワーアップした特別なモデル。史上最強・最速のディフェンダーになっているのでぜひチェックしてみてください!」

現行型である2代目ディフェンダーは、初代とは打って変わって、電子制御によってあらゆる地形に対応した悪路走破性と、それによる快適性をもつハイスペックな一台だが、そんな現行ディフェンダーをも凌ぐ性能を備えた最高峰モデルがディフェンダー・オクタだ。

7月にあった発表の際に、すでに概要については紹介されているが、一般公開は今回が初ということで、実際に実車を見ながら具体的にどこがどうなったのかを教えてもらった。

【Point 1】圧倒的パワーを発揮するV8ツインターボエンジン

ディフェンダー史上最強と謳われるオクタ。まずは何と言ってもエンジンに注目だ。

(マシューさん)「4.4リッターV型8気筒ツインターボガソリンエンジン(MHEV:マイルドハイブリッド)を搭載しています。ここに、ハイレンジからローレンジまでをカバーする8速オートマチックトランスミッションが組み合わされることで、最高出力は635PS、最大トルクは750Nmを発揮します。さらに最高速度は250km/hまで達することが可能で、0-100km/h加速は4.0秒で到達するという、非常に速いディフェンダーなんです」と、あらゆる指標から史上最強たる所以がうかがえる。

【Point 2】過酷な環境でもダイナミックな走行を実現する足回り

そして、オフローダーといえば、荒れた地をしっかりと捉えて進むための足回りも忘れちゃいけない。

(マシューさん)「通常のディフェンダーと比べても足回りはかなり強化・改善されています。ディフェンダーで初となる6Dダイナミクスという油圧連動式サスペンションテクノロジーを採用することで、いかなる状況でも安定した走行が可能となっているんです」。

この油圧連動式6Dダイナミクスサスペンションテクノロジーが、走行する路面を自動的に検知し、それに合わせてピッチとロールを制御し、オンロード/オフロード問わず妥協のないドライビングを可能にするという。

【Point 3】機能に裏付けられた力強いエクステリア

最高峰モデルという冠に恥じない、自身に満ちたエクステリアにも細かなこだわりが詰まっている。

(マシューさん)「ご覧の通り、オクタでは通常モデルと比べより力強いものになっているのがわかると思います。まず、オーバーフェンダーの採用によって車幅が約68mm広くなっているほか、これまでで最大の33インチ径のタイヤと、より大きなホイールアーチ。これによって見た目だけでなく、走行の安定性にも役立っています。そして、車高も28mm高くなったことで、通常のモデルでは90cmだった最大渡河水深が、オクタでは市販車としては新記録となる1mになっているんです」。

なるほど、外観からひしひしと伝わってくる力強さには、機能に裏付けられた理由があるというわけだ。

上記に加えて、オクタではボンネット下により多くの空気が流れるようにした独自のグリルデザイン、4本出しのアクティブエキゾーストシステムを組み込んだ新しいリアバンパー、グラファイト仕上げのアルミニウム合金フロントアンダーシールドを含む強靭なアンダーボディプロテクションを組み合わせているのも特徴だ。

【Point 4】車内空間の概念を覆す、プレミアム体験ができるインテリアデザイン

エクステリアに合わせたカッパーカラーのインテリアは、一見してもラグジュアリーなことは分かるが、驚くべきはその中に隠された機能にあった。

(マシューさん)「注目すべきは、カナダ・SUBPAC社と英・コベントリー大学との共同開発で生まれたボディ&ソウルシートです。SUBPAC社は通常、オーディオシステムを開発しており、耳で聴くだけでなく、音の振動を捉えて体全体で音楽を感じられる音楽プロデューサー用の椅子を作っているんですが、オクタのシートにも実はその技術を使ったものになっているんです。シートのなかには、アクチュエーターという機械が入っており、これによって座っている人に音楽の振動を伝えてくれます。音楽にノリたいときにはもちろん、ストレスを感じているときには振動や音でリラックスさせてくれるモードも搭載されているんです」。

車で移動する時間の快適性を左右するシートだが、もはや座って身を預けるだけの「座席」という概念を大きく覆すプレミアムな機能には驚きを隠せないが、車の技術はここまできているわけだ。もちろんこの技術を搭載した車は現状オクタが初ということだが、単なる移動の足ではなく、クルマはすでにパーソナルな時間を過ごせるセカンドプレイスへと近づいているのだと感じた。

もはや移動するラウンジ。タフネスの向こう側にある快適性

オフロードを走るために特化し、贅沢な装備は削ぎ落とすという従来のSUVのイメージとは180度違って、この「オクタ」は、地球上のあらゆる過酷な環境に対応しうるスペックを兼ね備えたからこそ、一周回って行き着くタフネスの向こう側、すなわちそれはリムジンに通ずる「究極の快適性」を持った1台となっている。

現行のディフェンダーでさえ完成された車だと思っていたが、はるかその斜め上を行く仕上がりにディフェンダーの底知れぬ可能性を感じるとともに、SUV=アナログと言う時代は過去のものとなり、電子制御によって進化した現代のSUVがラグジュアリーと紐づけられるのが必然であることを痛感せざるを得なかった。

日本市場には、「ディフェンダー・オクタ」が130台、生産初年度のみ設定される「エディション ワン」が90台の計220台が導入予定だがすでに予約が殺到しているそう。それもそのはず、とまだまだ車初心者ながらに妙に納得してしまった。

多彩なコンテンツで感じる、ディフェンダーの自由な世界

もちろんイベント会場ではオクタの展示だけでなく、ディフェンダーにちなんだステージやワークショップなどの体験ガタッコンテンツも多数用意され、来場者たちには絶えず笑顔が浮かんでいた。最後は、そんなイベントの様子をフォトレポートとしてお伝えする。

ランドローバーのフォトグラファー、ニック・ディンブルビーさんによるトークショーでは、いかなる環境をも走り抜くディフェンダーの撮影ならではのエピソードが語られた。究極のオフローダーだからこそ、撮影はほとんど冒険さながらに過酷を極め、それ故に写真の腕が試されるという
会場にはディフェンダーの長い歴史の中でも貴重なモデルが展示されていた。写真は、日本にはわずか5台程度しか上陸していないという北米向けのソフトトップバージョンのディフェンダー90
こちらは、1986年にオーストラリアで開催されたキャメルトロフィー本戦に出場したチームジャパンのディフェンダー90。使用感のあるウインチやリカバリーボードがレースの過酷さを物語っている
もはや同イベントの名物となった最大傾斜43度の「ツインテラポッド試乗体験」は、何度見ても迫力があって毎度見入ってしまう
場内で販売されたステーキドッグも焼印が押された”ディフェンダー仕様”に
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  • 支払総額:1499.9万円
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  • 年式 : 2024年
  • 走行距離 : 0.1万km
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  • 車種 : ディフェンダー
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  • 走行距離 : 0.7万km
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  • 車種 : ディフェンダー
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  • 車種 : ディフェンダー
  • 年式 : 2023年
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  • 車種 : ディフェンダー
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  • 走行距離 : 0.5万km
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  • 年式 : 2021年
  • 走行距離 : 2.4万km
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  • 年式 : 2023年
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  • 車種 : ディフェンダー
  • 年式 : 2023年
  • 走行距離 : 1.9万km
  • 車検: 検8.1

写真と文/榎本剛


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ライタープロフィール

榎本剛(エノモト ツヨシ)

自転車日本一周の完遂後にフリーライターへ。その後、アウトドアファッション誌のWEBマガジン運営担当として6年弱、編集の経験を積んだのち、グーネットマガジン編集部へ。強みとするライフスタイル系コンテンツを軸に、クルマ好きを1人でも増やすことを目標に日々企画を考案する傍ら記事の執筆も行う。クルマの見識はまだまだ薄いため現在勉強中。

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自転車日本一周の完遂後にフリーライターへ。その後、アウトドアファッション誌のWEBマガジン運営担当として6年弱、編集の経験を積んだのち、グーネットマガジン編集部へ。強みとするライフスタイル系コンテンツを軸に、クルマ好きを1人でも増やすことを目標に日々企画を考案する傍ら記事の執筆も行う。クルマの見識はまだまだ薄いため現在勉強中。

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