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更新日:2023.12.22 / 掲載日:2023.09.04

【マツダ CX-5】人気モデルが一部改良! 新たなる個性「レトロスポーツエディション」登場

文●大音安弘 写真●ユニット・コンパス

 マツダは、2023年9月4日、ミッドサイズSUV「CX-5」の一部改良を実施し、同日より全国のマツダ販売店にて予約を開始することを発表した。発売は、10月中旬を予定し、新価格は、2,909,500円~4,225,100円となる。

価格変更にともない装備が充実した

 今回の改良では、グレード体系を見直し、一部仕様を廃止しつつ、人気の高いスポーティグレードを強化。既存グレードでは、標準装備を拡充すると共に、一部仕様の内外装デザインの変更を行っている。また走りに関するメカニズムについては、変わりがないようだ。

 グレード体系の見直しでは、「Proactive」、「L Package」、「25S Exclusive Mode」に加え、MT車を廃止することで、シンプル化。同時に個々のキャラクターを明確化することで、選びやすいモデルラインにしたという。リストラされたグレードがある反面、強化されたのが、人気のスポーティグレード群だ。マツダによれば、改良前では販売の半数を、「Black Tone Edition」と「Sports Appearance」が占めていたという。そこで強化を図り、新提案のスポーティな特別仕様車「Retro Sports Edition」が追加された。

左からCX-5 フィールドジャーニー、CX-5 スポーツアピアランス、CX-5 レトロスポーツエディション

 これにより新たなグレード体系は、エントリーの「Smart Edition」、アウトドア志向の強い「Field Journey」、最上位の「Exclusive Mode」に加え、スポーティグレードシリーズの「Black Tone Edition」、「Retro Sports Edition」、「Sports Appearance」となっている。なお、搭載エンジンは、グレードにより設定が異なるが、2.0L直4ガソリン仕様「SKYACTIV-G 2.0」の「20S」、2.5L直4ガソリン仕様「SKYACTIV-G 2.5」の「25S」、2.2L直4クリーンディーゼルターボ仕様「SKYACTIV-D 2.2」の3タイプを継続。駆動方式は、4WD専用車の「Field Journey」を除く、全グレードでFFと4WDの選択が可能だ。

既存グレードのデザインも一部変更された

 既存グレードの装備の充実化も魅力的なトピックのひとつ。例えば、「Smart Edition」では、フルセグ地上波チューナー、360°ビューモニター、フロントパーキングセンサー、アドバンストキーレスエントリーシステムを標準化。新価格では、143,000円の値上げとなっているが、これには上記の88,000円の装備が追加されているため、実質的な値上げは、55,000円になるという。同様に、「Black Tone Edition」では、139,000円の装備追加で、実質値上げが、26,000円。「Field Journey」では、161,000円の装備追加で、実質値上げが、92,000円。「Sports Appearance」が104,500円の装備追加で、実質値上げが126,500円となる。なお、「Exclusive Mode」は、装備内容に変更はなく、55,000円の値上げとなった。

 続いて内外装のデザイン変更を見ていこう。スポーティな上級グレード「Sports Appearance」は、ラグジュアリー感を高めるべく、フロントグリルをスポーティな横基調(グロスブラック)のものから、重厚感のある縦基調(ピアノブラック)のものに変更。内装に大きな変更はないが、前席にシートベンチレーション機能が追加されている。

 最上位グレード「Exclusive Mode」では、フロントグリルを「Sports Appearance」と同様デザインの縦基調のものに変更するが、カラーが専用のガンメタリック仕様となるのが特徴。さらに前後バンパーのセンターガーニッシュがシルバー仕上げのものとなり、力強さと上質さを演出。さらにアルミホイールも形状とサイズはそのままに、高輝度ダーク塗装に変更した。内装は小変更だが、デコレーションパネルの柄がハニカムシルバーとなり、ステッチもライトグレーとし、パネルやシートの輪郭を引き立て、質感の高さをアピールする。

カタログモデルに昇格した「Field Journey」

 最も変化が大きいのが、「Field Journey」だ。2021年11月の大幅改良で投入された特別仕様車で、カタログモデルに昇格したものの、デザインの見直しが図られた。内外装や機能で、アウトドア色を強めた点は好評だったものの、特徴であったライムグリーンのアクセントが、不評であったため、今回の改良で廃止に。フロントグリルを始め、シートステッチやエアコンルーバーベゼルに使われたアクセントが無くなった。このため、エアコンルーバーベゼルは、サテンクロームメッキに。ステッチやシートのパイピングは、ライトグレーに改められた。またシート表皮も、全面合成皮革とすることで、水濡れや汚れなどのメンテナンス性を向上させている。もちろん、「Field Journey」の専用機能などはしっかりと受け継がれているので、ご安心を……。

特別仕様車「Retro Sports Edition」はレトロモダンの世界観がテーマ

 新設定となる特別仕様車「Retro Sports Edition」は、「Black Tone Edition」をベースに仕立てたもので、レトロモダンの世界観をテーマに、マツダらしいスポーティさを与えている。イメージカラーにアースカラーである「ジルコンサンドメタリック」を採用することで、往年のクラブマンスタイルを彷彿させつつ、ブラックのアクセントカラーでスポーティさを際立たせている。内装には、レトロ感のあるテラコッタとブラックのコンビシートを採用。上質さや温かみも感じるクラシックスポーツの世界観を感じさせる。シート生地は、テラコッタカラーの合成皮革を基本に、シート中央部にパーフォレーション(穴加工)を加えたスエード調生地「レガーヌ」を組み合わせることで、手触りの良さとより滑りにくい座面とした。因みに、ボディカラー自体は、CX-5設定色から好みのものを選ぶことが出来る。

まとめ

 CX-60の登場を始めとする新世代SUV投入の流れもあり、マツダSUVの主力であるCX-5としての商品力の強化とグレードのキャラクターの明確化が狙いの様だ。資源高などの影響もあって、価格自体は上昇してるが、人気オプションを標準化することで、生産コストを抑えることで、実質的な値上げ分を抑えている点は評価したい。

 ただ大幅改良モデルで取り入れたアクセントパネルと取り入れた新提案が、わずか2年で終わってしまったことや、マツダスポーツを体現した「Sports Appearance」が、上級化を目指し、落ち着いたグリルとなった点は、賛否が分かれそうだ。

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大音安弘(おおと やすひろ)

ライタープロフィール

大音安弘(おおと やすひろ)

1980年生まれ。埼玉県出身。クルマ好きが高じて、エンジニアから自動車雑誌編集者に転身。現在はフリーランスの自動車ライターとして、自動車雑誌やWEBを中心に執筆を行う。歴代の愛車は全てMT車という大のMT好き。

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1980年生まれ。埼玉県出身。クルマ好きが高じて、エンジニアから自動車雑誌編集者に転身。現在はフリーランスの自動車ライターとして、自動車雑誌やWEBを中心に執筆を行う。歴代の愛車は全てMT車という大のMT好き。

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