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更新日:2023.04.22 / 掲載日:2023.04.22

ハリアーで手に入るプレミアムSUV生活!人気の理由はコスパにあり

【今、本当に乗りたい&買いたいクルマ】2023年春、狙うべき実力モデルはこれだ!

装備充実かつ走りも上々というのが、最近のクルマ選びのトレンド。実際、ライバルより一歩秀でた魅力を持つモデルは、このあたりをしっかりとおさえていることが多い。今回はそんな独自の魅力を持つ、“乗りたい&買いたい”オススメ車をお届け!

●文:川島 茂夫

TOYOTA ハリアー

●価格帯:312万8000〜620万円

【PROFILE】
オンロード志向の強いスペシャリティSUVになるが、このタイプとしては珍しく高性能&スポーティ色は薄め。キャビンのエレガントな趣や居心地に振っていることが特徴だ。パワートレーン設定が多彩なこともポイントで、2WD車のラインナップが充実していることも見逃せない。

■主要諸元 (Z 2WD) 
●全長×全幅×全高(㎜):4740×1855×1660 ●ホイールベース(㎜):2690 ●車両重量(㎏):1680 ●パワーユニット:2487㏄直4DOHC(178PS/22.5㎏・m)+モーター(88kW/202Nm) ●トランスミッション:電気式無段変速 ●WLTCモード総合燃費:22.3㎞/ℓ ●タイヤ:225/55R19 

美しいシルエットを描く
洗練された佇まいも武器

 代を重ねるごとにオンロード志向とプレミアム志向を強めているクロスオーバーSUV。パワートレーン構成やシャシー、装備などのハードウェアは、トヨタ同門のRAV4とかなり近い姉妹車関係にあるモデルだ。

 第一の訴求点はスタイリングだ。SUVの場合、悪路対応を意識してアプローチアングルの面からフロントオーバーハングを短くするのが常套な考え方だが、ハリアーのスタイリングはロングノーズ志向が強め。スラントしたフロントエンドからの連続したベルトラインや、緩やかにリヤエンドに連なるルーフラインは、無骨な印象のあるSUVとは明らかに異なる。洗練されたスタイリングは街中でも少しの違和感も感じさせない。

 キャビンまわりもスタイリングと共通したテイストで仕立てられており、巧みな高級感の演出もあって武骨になりがちなSUVを意識させないデザインだ。スペース面でも前後席ともゆとり十分で、4名でゆったりとしたドライブを楽しむことができる。

 メカニズム面もオンロードを意識した内容で、RAV4に採用されているトルクベクタリング4WD車は設定されず、さらにマルチテレインセレクトなどのオフロード走破機能も未装着。最低地上高は同等レベルなので、ある程度の悪路対応力は持たされているのだが、走行面においてもターゲットとするユーザー層は明確に異なっている。

 パワートレーンが多彩なこともあって、価格帯に幅があることもユーザーにとってはメリット。エントリーモデルのガソリン車ならば312万8000円から。ラグジュアリーな雰囲気を求めてレザーシートの最上級グレード(Z レザーパッケージ)を狙ったとしてもガソリン車は433万8000円、ハイブリッド車でも492万8000円からとワイドレンジから選ぶことができる。

 レジャーを重視するビークルとしての魅力は希薄だが、一般走行から高速長距離まで快適な走りを求める向きにとっては、もってこいのキャラクターを持っているモデルなのだ。

室内の各所に吸音材を配置したほか、静粛性の向上もハリアーのコダワリの一つ。質感のみならず乗員快適性に優れることも多くのユーザーから評価される理由だ。
センターにディスプレイを配置するオーソドックスなレイアウト。上位グレードには12.3インチのワイドモニターを備えるディスプレイオーディオプラスが奢られる。

【だから乗りたい!】

プレミアムとコスパのバランスの良さは国産車トップクラス

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内外出版/月刊自家用車

ライタープロフィール

内外出版/月刊自家用車

オーナードライバーに密着したクルマとクルマ社会の話題を満載した自動車専門誌として1959年1月に創刊。創刊当時の編集方針である、ユーザー密着型の自動車バイヤーズガイドという立ち位置を変えず現在も刊行を続けている。毎月デビューする数多くの新車を豊富なページ数で紹介し、充実した値引き情報とともに購入指南を行うのも月刊自家用車ならではだ。

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オーナードライバーに密着したクルマとクルマ社会の話題を満載した自動車専門誌として1959年1月に創刊。創刊当時の編集方針である、ユーザー密着型の自動車バイヤーズガイドという立ち位置を変えず現在も刊行を続けている。毎月デビューする数多くの新車を豊富なページ数で紹介し、充実した値引き情報とともに購入指南を行うのも月刊自家用車ならではだ。

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