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更新日:2023.01.04 / 掲載日:2022.12.09
新型レクサスRX 抽選販売12/22まで! RX情報総まとめ
レクサス初購入ユーザー向けに500台を抽選販売!!
遂に発売を開始した新型「RX」。初期販売台数は少なく、初めてレクサス車を購入するユーザー向けに500台の抽選販売を行う。締め切りは2022年12月22日で、販売店へは事前連絡が必要。購入もローン契約などが前提となり現金一括支払いなどは選択できない。既納客は一般販売のみとなる。
●文:横田 晃 ●写真:レクサスインターナショナル

●新型RX グレードバリエーション&価格

●新型RX 主要諸元

新採用のスピンドルボディで次世代レクサスデザインを具現化
高級車として世界に認められる決め手は、じつは装備の数や室内の広さ、乗り心地といった実用品としての優劣ではない。目の肥えた富裕層の顧客が求めるのは、そのブランドが発する思想や姿勢、そして何よりも他のブランドやモデルにはない個性だ。
その点において、世界の約95か国で累計約362万台を販売し、新型で5代目となるRXというSUVは、レクサスブランドの思想や個性をもっとも明快に体現した、文字通りのコアモデルと言えるだろう。
1989年に北米でローンチしたレクサスの旗艦となったLS、日本名セルシオは、圧倒的なクオリティと静粛性で世界を震撼させたが、商品企画としてはオーソドックスな実用上級サルーンだった。
ところが、’97年に誕生した初代RX(日本国内ではハリアー)は、高級オンロードSUVという他に類を見ない商品企画で人気を呼び、世界の歴史ある高級ブランドにも後を追わせることになった。
さらに2代目RXに’05年に加わったハイブリッド車は、重く、大きなSUVや大型セダンの環境負荷問題に対する模範回答として、レクサスブランドのコアバリューに育っていく。
そうして積み重ねたレクサスの個性をさらに尖らせたのは、’14年に出た弟分のNXと、翌年の4代目RXだ。それらは従来のクオリティや乗り心地、快適性と環境性能の両立に加えて、意のままに操れる、気持ちいい走りの高級SUVを謳い、これからのレクサスブランドの方向性を示したのだ。
新型RXは、歴代がそうして培ってきた個性を、自信をもって磨き上げた正常進化モデルだ。
新型をひと目見て気づくのは、レクサスのアイデンティティとされてきたスピンドルグリルが見当たらないこと。しかし、グリルとボンネットまわりの造形を融合したスピンドルボディと呼ぶ新しい手法によって、ちゃんとレクサス一族の顔立ちを作り上げている。
全体的なデザインは誰もがRXとわかるキープコンセプト。全長も4代目と変わらないが、全幅は25㎜拡げられ、全高は5〜10㎜低められてプロポーションを整えている。21インチの大径ホイールを無理なく履きこなす立ち姿は、見るからに走りそうだ。
インテリアデザインは、NXから採用されたTazuna Conceptを導入。14インチの大型モニターをセンターに据えたコックピットで、まるで手綱で馬を自在に操るような、クルマと乗り手が一体になれる感覚を目指して作り込まれている。

RX500h “F SPORT Performance”



RX450h+ “versionL”



RX350 “F SPORT”



新開発の2.4ℓターボハイブリッド+電動4WDを採用!
新型RXには、3種類のパワーユニットが用意されている。その頂点に位置するのは、2.4ℓの4気筒ターボとハイブリッドシステムを組み合わせ、4輪の駆動力を緻密に制御する、DIRECT4と呼ばれる新システムだ。
このユニットは275PS/460Nmという高出力エンジンと6速ATに、64kWのモーターを備えるハイブリッドシステムで前輪を駆動。さらに後輪は76kWの高性能モーターで駆動する、eAxleと呼ぶ新しい4WDシステムを搭載している。
ターボエンジンの力強さに加えて、過給遅れを前後モーターでアシストすることで、アクセル操作に忠実に応えるダイレクト感を実現。しかも車輪速、加速度、舵角などのセンサーからの情報を基に、発進や加速、コーナリングなどの状況に合わせて前後駆動力配分を100:0から20:80の間で無段階で制御。つねに安定した姿勢での走行を実現させる。
5ℓ級を意味するRX500hの車名通り、意のままのダイナミックな走りが楽しめるだろう。
中間グレードとなるのは、2.5ℓのNAエンジン+プラグインハイブリッドのRX450h+だ。
こちらの4WDシステムは、後輪モーターを補助的に使う従来通りのE-Fourだが、18.1kWhの大容量リチウムイオンバッテリーを搭載し、86㎞のEV走行を実現。デイリーユースではガソリンを消費しないだろう。
走りでは、2.4ℓガソリンターボ車のRX350に設定されたスポーツ4WDのF SPORTも注目。ただし、売れ筋は同グレードのバージョンLにのみ設定される2WDかもしれない。

























【新型RX・ボディカラーバリエーション】

【新型RX パワートレーン主要諸元】
