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更新日:2022.10.17 / 掲載日:2022.10.17
ノビテック フェラーリ「SF90スパイダー」を過激チューン

ドイツのチューナーブランド「NOVITEC」の日本法人であるノビテックグループジャパン(運営:スーパースポーツコレクション、本社:神戸市東灘区)は10月12日、フェラーリ初のPHV仕様車「SF90スパイダー」のチューニングモデル「SF90スパイダー NOVITECバージョン」を発表した。
システム出力109PS向上の1,109PS 0-100km/h加速は2.4秒に

ノビテックはフェラーリをはじめ、ランボルギーニ、ロールスロイス、マクラーレン、マセラティ、テスラといったプレミアムスポーツカーの過激チューナーで知られるドイツ発のブランド。
今回のベース車両となったフェラーリ SF90スパイダーは2021年より日本にも導入されているブランド初のPHV仕様車で、総排気量3,990cc直噴V型8気筒ガソリンターボエンジンと3基の電動モーターを組み合わせ、システム最高出力1,000PS、0-100km/h加速2.5秒、最高速度340km/hを誇るモデルだ。
ノビテックではより優れたパフォーマンスを求め、4リッター・ツインターボ内燃エンジンの電子制御システム用に特別にエンジンマッピングを開発、さらにメタルキャタライザーを採用した高性能エキゾーストシステムを開発した。これらの組み合わせによってシステム出力は109PS向上の1,109PSを実現、0-100km/h加速は2.4秒、0-200km/h加速は6.5秒、最高速度は340km/h以上としている。
風洞実験を重ねて開発されたスポイラー より攻撃的なビジュアルを形成

エアロダイナミクスに関わるパーツはすべてネイキッドカーボン製で、風洞実験を重ねて開発されたもの。操縦安定性の最適化に加え、攻撃的なレーシングルックももたらす。センタースポイラーとフロントフェイシアの着脱式サイド・セクションが高速走行時に更なるダウンフォースを発生。さらにダックテールスポイラーとリアディフューザーにより、優れたエアロダイナミクスバランスを実現する。また、レースフェンダーとその上部のエアアウトレットはレーシングルックを強調するだけでなく、フロントブレーキによって加熱された空気をホイールウェルから素早く排出する役目も担う。さらにサイドビューは、カーボン製ロッカーパネル、サイドミラーカバー、ウインドウトリムなどに大胆なカスタマイズが施された。
アルミホイールも専用開発品で、アメリカの高級ホイールメーカー・Vossenをサプライヤーに迎えて製作、最先端の鍛造・機械加工技術を駆使して製造された。
また、サスペンションに採用したスポーツスプリングにより、フロント30mm、リア25mmのローダウン化。フロントリフトシステムも備え、スイッチ操作で車高を40mm上げて駐車場などでの段差にも対応できる。

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