タントって燃費性能はイイの？ 実際どうなのか、新旧モデルを調べてみた

　今や軽自動車の一大カテゴリーとなった「軽スーパーハイトワゴン」のパイオニアであるダイハツ・タント。2003年の登場以来、タントカスタム（2005年～）、タントファンクロス（2022年～）とバリエーションを増やしながら、今もなお人気車種の一つとしてその地位を確立しています。

　そんなタントで気になるのは燃費性能。以前取り上げたライバル車のN-BOXも、カタログ値と実燃費とでギャップがあっただけに、注目です。

　というわけで今回はタントの燃費をリサーチ！ 新旧モデルを比べてみました！

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現行型タントのカタログ燃費をチェック！

　はじめに、現行型である4代目タントのカタログ燃費を見てみましょう。カタログには「市街地モード」「郊外モード」「高速道路モード」という区分での数値も掲載されていますが、今回は基準となる数値をピックアップしています。

　タントはダイハツの主力モデルとだけあって、そのバリエーションも豊富。駆動方式の違いやターボエンジンの有無、さらにはエコアイドル（アイドリングストップ）装着の有無も選択でき、その組み合わせによってカタログ燃費も微妙に差が生じています。

　全体的には19～21km/Lほどで、ライバル車のN-BOXとほぼ変わらない数値となりました。

気になる現行型タントの実燃費は…！？

　では、実燃費はどうなっているでしょうか。調査の結果、以下のような数値となりました。

　カタログ燃費の数値に比べて、どのタイプも大きく差が生じる結果に。特にターボエンジン無しの4WD車は5.86ポイントの差が付いています。奇しくも、この結果もN-BOXとよく似たものとなっているのは興味深いところです。

先代モデル（LA600系）のカタログ燃費と実燃費は！？

　では、先代モデルはどうでしょうか。まずはカタログ燃費ですが、今回参照した2017年のカタログではJC08モードという測定方法で算出しており、現在使われているWLTCモードに比べるとやや数値が高くなっています。

　続いて実燃費です。

　先代モデルは、燃費達成率が軒並み50％台と厳しい結果となりました。ただしサンプルごとの差が大きいため、乗り方次第で改善の余地はあると言えそうです。

　現行モデルと比較してみると、全タイプとも現行モデルの方が好数値を記録。購入を検討する場合、燃費を最優先するなら現行モデルを選択する方が良いと言えるでしょう。

現行モデル、買うなら新車か、届出済み未使用車か？ 中古車もチェックして賢いお買い物を！

　現在販売中の軽自動車の中でも３本の指に入るほどの人気を集めるタント。グーネットに登録されている物件を見てみると、特に2022年式以降の車両は届出済未使用車も多くなっています。新車と比べて次の車検が短くなるなどのデメリットもありますが、高価なオプション品が付いた個体をおトクに買えることも。「新車だと予算が厳しいかも…」と感じている方は、一度チェックしてみるのをオススメします。

　2025年2月現在でグーネットには約16,500台のタントが登録されており、あなたの希望に見合う一台がきっと見つかるはず。次の愛車探しの際には、グーネットでお気に入りの一台を探してみてはいかがでしょうか。