人気のハリアー、燃費の実力やいかに！？新旧モデルを調べてみた

　1997年に誕生し、高級クロスオーバーSUVというジャンルを確立したトヨタ・ハリアー。4代目となる現行型は2020年に登場、2022年10月にはプラグインハイブリッド車（PHEV）が新たに設定され、従来のガソリン車やハイブリッド車と合わせて多様なラインナップが提供されています。

　エレガントなたたずまいで人気のハリアーですが、気になるのが燃費性能。現在販売されているSUVの中ではミドルサイズに当たるハリアーですが、全長4,740mm・全幅1,855mmというサイズは大きめの部類。一般的に車体が大きいクルマはその分燃費性能が落ちるため、ハリアーも燃費は良くないのでは？と懸念される方も少なくないことでしょう。

　そこでこの記事では、ハリアーの燃費性能をリサーチ！現行型・先代型のカタログ燃費や実燃費を調べてみました！

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現行型・4代目ハリアーのカタログ燃費をチェック！

　はじめに、現行型である4代目ハリアーのカタログ燃費を見てみましょう。

　カタログには「市街地モード」「郊外モード」「高速道路モード」という区分での数値も掲載されていますが、今回は基準となる数値をピックアップしています。

　現行型のラインナップは、PHEVがE-Fourのみの設定で、ハイブリッド車とガソリン車は2WD/4WD（E-Four）の両方を設定しています。

　最も燃費性能に優れているのは、ハイブリッド車の2WDモデルで22.3km/L。ガソリン車でも15.0km/L前後の数値となっており、カタログ燃費はおおむね好印象と言えるでしょう。

気になる現行型・4代目ハリアーの実燃費は？

　対して、現行型ハリアーの実燃費は以下の通りとなりました。

　一番の注目は何と言ってもPHEV。最も良数値のサンプルはカタログの数値を約7.5ポイントも上回っており、平均値も実燃費の方が4.71ポイントも高くなっています。必ずしもこれらの良数値を達成できるものではありませんが、燃費に配慮した運転を心掛けることで、カタログ以上の数値を達成するのも不可能ではないということが示されています。

　反面、気になるのがハイブリッド車の数値。燃費達成率は76.8％と、物足りなさは否めません。

　なお、ガソリン車の燃費達成率は80.7％でまずまずの数値となりました。

先代モデル（60系）のカタログ燃費と実燃費は！？

　次に、先代の3代目モデルを見てみましょう。

　まずはカタログ燃費ですが、今回参照した2017年のカタログではJC08モードという測定方法で算出しており、現在使われているWLTCモードに比べるとやや数値が高くなっています。

　2013年12月～2020年6月に販売されていた先代ハリアーは、2017年にターボエンジン搭載モデルを導入。また、ハイブリッド車はE-Fourのみの設定でした。

　では、実燃費はどのようになっているのでしょうか。

　高出力・高トルクが魅力のターボエンジン搭載車は、通常のガソリンエンジンに比べて燃費性能は若干劣ってしまいます。しかし今回の調査では燃費達成率82.2％を達成しており、先代型のラインナップ中では最も良数値となりました。

　ハイブリッド車は現行型と同じく、物足りなさを感じる数値に。燃費達成率は64.6％となりましたが、先代型から現行型にかけて燃費性能が改善されているという見方もできます。

　なお、ガソリン車は燃費達成率72.7％でした。

現行型ハリアーは中古車のタマ数も豊富！グーネットをチェックして賢いお買い物を！

　現行型ハリアーは、発売から約3年半が経過。一般的に狙い目と言われる“3年落ち”の中古車が多く市場に出回っており、状態の良い個体がお買い得に購入できるチャンスと言えるでしょう。また、鷹のエンブレムが人気だった先代モデルも、2017～2018年式を中心に中古車が探しやすい状態であるようです。

　2024年1月現在、グーネットには4000台以上のハリアーが登録されています。次の愛車探しの際には、グーネットであなたの希望に見合う一台を探してみてはいかがでしょうか。

ハリアーの登録台数：4,197台（2024年1月現在）