アウトドア・キャンプ・車中泊
更新日:2024.10.28 / 掲載日:2024.10.26
【国産車・外車別】アウトドアで乗りたい車10選!乗りたい車の特徴・機能とは
近年、キャンプや登山・ハイキング、山や川、海などで楽しめるアクティビティなどといったアウトドアが人気。愛車で寝泊まりする車中泊も注目度を高めており、専用のパーキングスポットが全国で増加中です。そんな車中泊に限らず、アウトドアを楽しむのに車は欠かせない存在ですが、普段アウトドア活動をしている人はどんな機能を車に求め、アウトドアに適した様々な車がある中でどんな車種を選んでいるのでしょうか。全国の自動車保有者に対して調査しました。
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調査方法:Uvoice調べ ※記事内の一部項目はグーネット取得データではありません
調査対象:自動車保有者
調査期間:2024年8月19日~2024年8月26日
回収サンプル数:18,530
サンプル属性:
男女比:男性(50.2%)・女性(49.8%)
年代別:20代(16.3%)、30代(18.9%)、40代(24.2%)、50代(21.7%)、60代以上(18.9%)
居住地域:北海道(5.9%)、東北(9.5%)、関東(25.3%)、中部(22.4%)、近畿(13.9%)、中国(7.2%)、四国(3.6%)、九州(12.2%)
1. アウトドア活動の頻度・内容・移動手段
全国の車保有者に対して、アウトドアに関するアンケートを実施しました。
1-1. アウトドア活動に行く人の頻度
まずはアウトドアに行く頻度についてリサーチしました。すると、「アウトドアには出かけない」という回答が56.9%と半数以上に。アウトドア活動をしているという回答の中では「年に1回程度」(11.0%)が最も多い結果となりました。
全体 | 男性 | 女性 | |
アウトドアに年に1回以上行く | 43.0 | 52.2 | 34.0 |
アウトドアには出かけない | 56.9 | 47.9 | 65.9 |
男女別で見ると、男性は52.2%が「アウトドアに年に1回以上行く」と回答。一方で女性は34.0%に留まっています。
1-2. アウトドア活動の内容
実際にアウトドア活動を行う人に、出かけた先でどういった事を楽しんでいるのかを聞いてみました。結果、「キャンプ」「登山・トレッキング・ハイキング」が3割強。次いで「釣り」が人気を集めました。
1-3. アウトドア活動の移動手段
続いて、アウトドアを楽しむ際に利用する移動手段についても調査。すると「自家用車(自身の所有)」が最も高く、「自家用車(友人・知人の所有)」が次いで上位に。電車やバスなどの公共交通機関も一定数選ばれてはいるものの、自家用車には及ばない結果となりました。
キャンプや登山、釣りなど野外で楽しめるアクティビティは必要な道具・荷物の量が多いため、車を移動手段に選んでいる人が多いものと思われます。
2. アウトドアで乗りたい車のボディタイプ
アウトドアを楽しむ際に乗りたい、理想の車についても聴取。最も選ばれたのは「SUV」(23.9%)で、「軽自動車」(16.4%)、「キャンピングカー」(12.5%)が続きました。
ボディタイプ | 総計 | 男性 | 女性 |
軽自動車 | 14.9 | 13.0 | 17.8 |
SUV | 21.7 | 25.2 | 16.3 |
ミニバン | 11.0 | 12.5 | 8.8 |
セダン | 4.2 | 4.9 | 3.1 |
ハッチバック | 2.6 | 3.0 | 2.0 |
ワンボックス | 10.5 | 9.5 | 12.1 |
ステーションワゴン | 7.0 | 7.1 | 6.8 |
クーペ | 2.0 | 2.3 | 1.4 |
コンパクトカー | 5.1 | 5.5 | 4.4 |
キャンピングカー | 11.4 | 9.7 | 13.9 |
その他 | 0.5 | 0.4 | 0.6 |
特にない | 9.2 | 7.0 | 12.7 |
男女別での回答を見てみると、男性はトップの「SUV」(25.2%)以下、全体の結果とほぼ同じ並びとなりました。
一方で女性は「軽自動車」(17.8%)がトップでした。これは狭い道でも運転しやすい小回りの良さを重視する傾向が表れた結果と推測されます。
3. 【国産車】アウトドアで乗りたい・理想の車5選
今回のアンケートでは、アウトドア活動を行う際に乗りたい“理想の車”について、国産車・輸入車それぞれで答えていただきました。その結果、国産車で特に人気を集めたのは以下の5車種でした。
・トヨタ:アルファード
・トヨタ:ハイエース
・日産:エクストレイル
・スズキ:ジムニー
トヨタのロングセラーSUV・ランドクルーザーと、人気ミニバン・アルファードは、どちらもそれぞれのボディタイプで大型に分類されるモデル。日産・エクストレイルはミドルサイズに分類されますが、3車種とも積載量の大きさと居住空間の広さを併せ持っているのが特徴です。また、トヨタ・ハイエースは積載量の大きさもさることながら、アウトドア系インフルエンサーの支持を多く集めるモデルです。
軽自動車ながら上位5車種に割って入ったスズキ・ジムニーは、軽SUVというジャンルを確立したパイオニア的モデル。オフロード走行に特化した性能でファンも多い事から、アウトドアで乗りたい車として支持を集めました。
4. 【外車】アウトドアで乗りたい・理想の車5選
一方、輸入車で特に支持を集めたのは以下の5車種。国産車とは異なり、すべてSUVとなりました。
・ランドローバー:レンジローバー
・ボルボ:XC60
・メルセデス・ベンツ:Gクラス(ゲレンデ)
・BMW:X5
この中でも、特にクライスラー・ジープのジープ・ラングラーは高い支持を獲得。高い悪路走破性能に加えて、クロスカントリー車を象徴する伝統のデザインが大きな魅力です。堂々としたフォルムはアウトドアの光景にもピッタリ、ファンでなくとも一度は乗りたいモデルでしょう。
5. アウトドアに行く際の車に求める特徴とは
アウトドアに行く際、車に求める特徴・機能についての質問では、「車中泊もできる快適な車内空間」(24.9%)がトップ。「燃費の良さ」(17.5%)、「四輪駆動などの高い走行性能」(16.7%)が続きました。
今回の調査において、最も多くの人が楽しむアウトドア活動として挙げられたのがキャンプ。そのユーザーニーズを果たす特徴として、一日を通して快適に過ごせる車内空間が求められる格好となりました。
また、アウトドアを楽しめるスポットは一般的に郊外が多いため、遠出になりやすい傾向があります。その懸念が、燃費の良さを求めることに繋がったのかもしれません。
5-1. 【男性・女性】アウトドアに行く際の車に求める特徴
男女別での回答結果を見ると、1位は共に「車中泊もできる快適な車内」でした。2位以下を見ると、男性は「高い走行性能」「積載量の大きさ」が上位に。一方で女性は「燃費の良さ」が2位に、「高い走行性能」「運転のしやすさ」がこれに続いています。
この結果から、アウトドアシーンで車に求める特徴・機能について、男性が機能性・実用性を重視するのに対し、女性は経済性・操作性を優先する傾向が見られました。
※回答率(割合(%))は、小数点第2位を四捨五入して、小数点第1位までを表記しました。このため、合計が100にならない場合があります。