ドライブ
更新日:2016.02.19 / 掲載日:2015.11.13
山道を運転する時のコツとギアや速度の注意点とは

goo-net編集チーム
一般道路は舗装もされており道幅もある程度確保されていますので、
運転に慣れていない方でも運転がしやすいのですが、山道になると状況が異なります。
山道は部分的に道幅がとても細くなったり、
急こう配や急傾斜、さらには急なカーブが続くことがあり、
日ごろ運転に慣れている方でも運転が怖いと感じることがあります。
そんな山道での運転のコツについて紹介していきたいと思います。
山道を運転するときのコツと注意点
運転姿勢を意識する
まず山道を運転するときは、
少しシートの角度を上げて上半身を起こした状態で運転するように努めましょう。
上半身を起こすと視界が広くなるため、
その先の道路状況の予測がつきにくい山道で迅速な対応ができるようになります。
また、上半身を起こした状態だとアクセル、ブレーキを踏むときに、
足全体に力をいれて踏ん張ることができます。
上半身を少し寝かせた状態で走行していると足首に力が入ってしまうため、
急ブレーキ、急発進の原因になってしまいますので、
起こした状態での運転が望ましいのです。
山道はブレーキやアクセルを踏む頻度も増えるので、
しっかりとアクセル、ブレーキが踏めるように備えておきましょう。
対向車と後続車を意識する
山道の運転では、一般道に比べ速度やギアチェンジに通常よりも気を遣うことになります。
そのため運転が慎重になり、気がつくと自分の後ろから渋滞ができている
というようなことが起きる可能性があります。
前の車を煽るのはもちろんルール違反ですが、
バックミラーを確認しながら後続車の走行の妨げにならないよう気を配るようにしましょう。
また、山道は狭い道が多いため、対向車とのすれ違いにも注意しましょう。
すれ違うのに十分なスペースがない場合は、できるだけ左端に寄せて道を広げたり、
待避所を上手に利用するようにしましょう。
山道を走るときのギアと速度は?
山道で最も怖いのがカーブを曲がるときではないでしょうか。
その時にスピードが出過ぎてしまうと、
遠心力によって車体がふらついてしまって大変危険です。
カーブを走るときは慎重に対応できるように、カーブの手前から徐々に速度を落として、
万が一のためにブレーキに足をかけながら走行するようにすると、
急カーブによる混乱を防げます。
現在はオートマチック車に乗っている方が大半だと思いますが、
オートマでもギアチェンジが使用できることはご存知でしょうか。
通常の走行はDモードで走っていると思いますが、
山道になったらギアを落として2や3にギアチェンジをした状態で走ると、
山道が走りやすくなります。
山道でのブレーキの使いすぎには注意
山道で下りの時はスピードを緩めるためにブレーキを多用してしまいがちですが、
使いすぎるとブレーキが摩耗してしまってブレーキの利きが悪くなってしまい、
いざというときにブレーキが作用せず危険です。
下り坂のときは、アクセルをあまり踏まずに、
エンジンブレーキをできるだけ使用して、スピードを調整するようにしましょう。
下り坂の右カーブでは、反対車線の見通しが良いため、
対向車を発見した際には早めにブレーキを踏むことができます。
十分に減速してから一定の速度を保ちカーブを抜けるようにしましょう。
下り坂の左カーブでは、反対車線の見通しが悪いため、
対向車の発見も遅くなりがちです。
カーブを抜ける方法は右カーブと同様ですが、
カーブを抜けても先が十分に見渡せるまでアクセルで加速するのは控えましょう。