ドライブ
更新日:2019.06.20 / 掲載日:2015.10.16
高級車の乗り心地の違いとは

goo-net編集チーム
車に乗る人にとって「高級車」は憧れの存在です。
高度成長期の日本では「いつかはクラウン」が合言葉となるくらい、
高級車を乗り回す事がステータスシンボルとなっていました。
若者の車離れといわれて久しくなっている現代でも、
高級車への憧れは根強く残っているのではないでしょうか。
実際に高級車は乗り心地が良いのでしょうか?
大衆車との違いを見てみましょう。
「高級車」とはどんな車か
高級車といわれるとクラウンやセンチュリー、シーマやフーガ、レジェンドなどが浮かびます。
実際に「高級車」と呼ばれる為の明確な定義は存在しませんが、
「高級車といえば」と聞かれた場合の意見を集約すると以下のような条件が挙げられます。
・同排気量の車種よりも高額である
・基本的な走行性能、静粛性能が優れている
・最低でも6気筒排気量3リッター以上
・各種税金や維持費が高い
・盗難リスクが高いので自動車保険料が高い
などが挙げられます。
これ以外でも高級車の中には手作業での組み立てなどにこだわりがあったりなど、
とにかく他の大衆車と比べて「高額」で「ハイクオリティー」であることが定義とされています。
「高級車」の乗り心地の違いとは
値段が高いから高級車、というイメージでみられがちですが、
部品や装置など細部の設備投資にお金を惜しまない為、その性能は大衆車とは段違いです。
■「エンジン音が静か」
例えば高級車の代名詞といわれるロールスロイスの車内は、
「時計の秒針しか聞こえない」と言われるくらい静かな音で有名です。
ロールスロイス以外の高級車でもエンジン音に関しては驚くほど静かとされ、
運転手が後部座席の人との会話が容易にできます。
もちろんエンジン駆動中の振動も感じず、車酔いしにくい車種もあります。
■「ソファーのようなフィット感のあるシート」
高級車の後部座席のシートは乗り心地を重視し、
高級ソファーのようなシートを採用している車がほとんどです。
車がゆれてもシートのおかげで、不快な思いなくドライブを楽しめます。
■「あらゆる装置がついている」
乗り心地だけでなく、
リクライニングの細かいところがボタンひとつで動かせたり、
中にはシートメモリー機能で好みのシートの位置を登録できたりなど、
ハイテクな装置が付いています。
さらにそれが運転席のボタンだけで操作できるものが多いので、
むだな動きをせずに、車内環境を整える事が可能です。
この他にも「走りが滑らか」だったり「運転が疲れない」など、
大衆車よりも、高級車の方がドライバーの乗り心地が良いという意見も多数あるようです。
国産の「高級車」と輸入車の「高級車」に違いはある?
高級車と聞くと、車に乗らない人は、
メルセデスベンツやBMWなどの輸入車のイメージがありますが、
車に乗る人に高級車の事を尋ねると、
レクサスやセンチュリー、フーガなど国産高級車が挙げられます。
輸入車が高級である理由は、性能の良さももちろんありますが、
輸入元である生産地よりも価格を高めにしているという大きな理由があります。
実際に高級車としての性能が国産車の方が優れている点が多数あるのも事実です。
高級車といえば「燃費が悪い」と長年言われてきましたが、
国産の高級車の場合は、それを克服して低燃費の高級車が開発されてきています。
日本の風土や気候に合わせて開発されているので故障が少なく、
部品交換の際も輸入車ほどではないのもメリットのひとつです。
以上のように、国産車の高級車の方が性能が優れている点が多く、
乗り心地も国産車の方が良いと言えるのではないでしょうか。