車のメンテナンス
更新日:2024.01.17 / 掲載日:2019.12.10
【グー連載コラム】クルマケア講座[今年最後、年の瀬の大掃除 編](2019年12月)
-
いつもはザッと流して拭くだけ……
-
家と一緒にクルマも年末大掃除
今どきのクルマは壊れにくくなっていますが、流石にノーケアではダメ。大切な愛車は長く乗りたいもの。消耗品の交換など定期的に愛車をケアしましょう
(掲載されている内容はグー本誌2020年1月号の内容です)
普段はやらないところも徹底的に! 1年の汚れを落としてやろう
1年に一度、大掃除するのは定期的なお手入れとして大切
1年というのは早いもので、もう間もなく年末。クルマに限らず、一新して新年を迎えたいところ。そこでしっかりとやりたいのが大掃除だ。
家については家族総出で行うという人は多いのだが、クルマに関しては忙しいこともあって、せいぜい洗車してやる程度が多かったりする。
1年間お世話になった愛車だけに、それではさびしすぎるし、汚れやゴミというのは放置すると見た目が悪いだけでなく、衛生的にも問題が出ることもある。年末に一度リセットしてやるのは大切なことだ。
とはいえ、忙しい師走だけに、ポイントを押さえて効率よくできる年末の大掃除について紹介しよう。
前準備:まずはこれをやっておこう
内装はとくに大切で、カーペットはすべて車外に出す。積みっぱなしの荷物も、この際に下ろしておこう。また、窓もすべて開けて換気する。
外装:全体のシャッキリ感復活
普段なら洗車をしてワックスがけという流れ。それでも問題はないが、美しさはディテールに宿るとも言える。細かい部分に溜まった汚れを落としてやることで、かなりシャッキリする。
いつもなら
1.ボディ全体をシャンプーで洗車→2.水で流したら拭き上げ→3.タイヤやホイールを拭く→4.ガラスを拭いて完了
年末ここにこだわろうPOINT
ホイールハウスの中
ここが黒いと全体も締まって見える。タイヤクリーナーで手を触れずに完了。ホイールの裏
手の届く範囲だけでもいいが、外して洗えると完璧だ。裏はかなり汚いはず。
ガラスの縁部分
各ガラスの縁も意識してきれいにしてやると、輪郭がクッキリして引き締まる。パネルのすき間
ボンネットなどは開けて拭き、開けられないところは綿棒などでなぞってやる。
内装:家のつもりでクリーニング
内装こそ、年末大掃除できっちりとクリーニングしたい部分。気分的には家と同じ心構えでやるのがコツだ。ザッと見えるところだけでなく、入り込んでいる汚れも除去してやろう。
いつもなら
1.掃除機をザッとかける→2.ハンドルなどを水拭き→3.ガラスの内側を拭く→4.マットを機械で洗う
年末ここにこだわろうPOINT
シートのホコリ
軽く手で叩いただけでも、かなりのホコリが舞うはず。換気して車内へと排出。シートの下
普段から見落としがちな部分。食べかすやゴミは新年に持ち越したくないもの。
ラゲッジ
シートまわりだけに目が行くが、ラゲッジやトランクも改めてきれいにする。リヤガラス
前と前席両横はきれいにしても、リヤまわりは忘れがち。意識して拭こう。
放置しておくとこんなことに……
1年溜まった汚れの代表格、水アカ。放置すると固着し、落とすのもかなり大変になってしまうこともある。そうなると、クルマ全体の見た目が貧相になりかねない。