ディーゼル車とは?メリット・デメリットと燃費、ガソリンを入れてしまった際の対処法

カーライフ [2019.10.25 UP]

ディーゼル車とは?メリット・デメリットと燃費、ガソリンを入れてしまった際の対処法

ディーゼル車とは?メリット・デメリットと燃費、ガソリンを入れてしまった際の対処法

グーネット編集チーム

ディーゼル車というのは、ガラガラとうるさく、排気量の観点から地球環境に悪いと言われてきました。
しかし、ヨーロッパでは乗用車にディーゼル車を選ぶのが主流であり、様々なメーカーで開発が進められたことにより、近年では地球環境に優しいクリーンなディーゼル車に生まれ変わっています。

そんなディーゼル車の特徴やメリット、デメリットを紹介します。

ディーゼル車の特徴とガソリン車との違いについて

ディーゼル車の特徴

ディーゼル車は馬力・トルクがあり、燃費がいいと言った特徴を持った車種が多く存在します。ただ、排気ガスが大気汚染を悪化させてしまうということで、大きな課題となっていました。

現在では、クリーンディーゼルエンジンという、地球環境に優しいシステムの開発が進められていることもあり、ディーゼル車が注目され始めています。ディーゼル車のデメリットと言われていた、音や排気ガスなどのウィークポイントが、技術向上によって解決されつつあります。

ディーゼル車とガソリン車のエンジンの仕組みの違い

ガソリン車ではピストンが下がる時に空気とガソリンの混合気を吸入し、上がりながら混合気を圧縮していきます。その時にプラグから火花を出して、混合気に引火するのです。混合気は徐々に燃え広がり、膨張しながら再びピストンを押し下げて動力へと変換させていきます。

ガソリンエンジンは、ひとつの火種から短時間のうちに燃焼させていかなければならないため、排気量を大きくすることはできません。トラックやバスなどの大型車がガソリン車でないのはそのためです。

ディーゼルエンジンの場合、燃焼室内のピストンが下がる時に吸入されるのは空気のみです。吸入された空気は、ピストンの上昇によって高い圧縮比をかけられ、数百度という高温になります。この時に軽油が噴射され、燃焼室の至るところで一気に燃焼するのです。そして、膨張しながら再びピストンを押し下げます。
ディーゼルエンジンは、燃焼室の大きさに関係なく一気に爆発的燃焼をするため、排気量をいくらでも大きくすることができます。このことから、大型車に多く用いられるようになっています。

ディーゼル車のメリット

クリーンディーゼルが主流になったことで燃焼効率が良くなり、振動も激減して音も格段に静かになりました。

ガソリン車と比べてみると大幅に燃費効率が良くなったことで、維持費を抑えることができます。併せてガソリンより安価な軽油が使えるので、コスト面に大きなメリットがあると言えます。

車両本体価格はガソリン車より割高と言われますが、距離をたくさん乗る方には大きなアドバンテージと言えるでしょう。

ディーゼル車のデメリット

燃費面や軽油を使うことによる経済性の高さなど、ディーゼル車にはメリットがたくさんありますが、デメリットも存在します。
長い距離を走る分には良いのですが、日本のように車の走行中のストップアンドゴーが多い場所では、ディーゼル車の使用は不向きと言えます。

また、ディーゼル車は欧州で主流のエンジンですが、日本の自動車メーカーは一部のメーカーを除き、それほど開発が進んでいない状況にあります。そのため、国産車の中からは選べる車種が少ないことが挙げられます。

どういった用途や使い方で車を利用するのかしっかりと考え、自分の求めるスタイルにディーゼル車が合っているかを考慮した上で、車選びをすることをおすすめします。

ディーゼル車の方が燃費はいい?

ディーゼル車の方が燃費はいい?

グーネット編集チーム

ガソリン車とディーゼル車とでは、ディーゼル車の方が燃費はいいと言われています。
その理由はガソリンエンジンとディーゼルエンジンの燃焼構造の違いにあります。

エンジン内の燃料を燃焼させる際、ガソリン車ではプラグの火花により引火させますが、ディーゼル車は燃焼室内を高温にし、自然発火させます。ディーゼルエンジンの燃焼室内を高温にするためには、高い圧縮比が必要です。逆にガソリンエンジンの圧縮比を高めてしまうと、不安定な燃焼を起こしてしまいます。

ガソリンエンジンは、ガソリンと空気の混ざった混合気に、プラグより引火させることで燃焼させます。高い出力を得ることができるため高速走行に効果を発揮しますが、燃料の消費は比較的多くなります。

ディーゼルエンジンは高い圧縮比で高温になった燃焼室内に、燃料を噴射することで自然発火させます。少ない燃料が一気に爆発燃焼するのです。それによって発生するエネルギーはガソリンエンジンの燃焼時より大きくなります。反面、エンジンを回すために必要な燃料は少なくてすみます。これが、ディーゼル車の方が燃費が良いとされる理由です。

しかし、ガソリン車とディーゼル車の燃費の差はそう大きなものではありません。信号や交差点の多い日本の道路事情において、明確な燃費の違いを実感できるかどうかは難しいところです。

ディーゼル車に違うガソリンを入れてしまった時の対処法

セルフのガソリンスタンドが増えてきたことに比例して、給油する油種を間違えるトラブルも多数発生しています。なかでも深刻なのがディーゼル車にガソリンを入れてしまうケースです。間違ったその場で対処できれば良いのですが、始動してしまうとエンジンに大きな負担がかかってしまいます。出力が低下し、やがてエンジンが停止してしまうことさえあるのです。気付いた時点で、すみやかに対処しましょう。

ディーゼル車にガソリンを入れるとどうなる?

ディーゼル車に誤ってガソリンを入れてしまったとしても、エンジンを始動させなければ大事には至りません。しかし、入れ間違いに気付かずに車を走らせていると、エンジン出力が低下していきます。ガソリンには軽油ほどの潤滑性がないため、エンジン内部へ燃料を送る噴射ポンプに大きな負担がかかってしまうからです。

そのうちにアイドリングが不安定になり、マフラーから白煙が出るようになります。やがて噴射ポンプが破損し、噴射ノズルも故障し、エンジン停止という事態を招いてしてしまいます。

ディーゼル車にガソリンを入れてしまった時の対処法

ディーゼル車にガソリンを入れたことに気付いたら、スタッフに相談して、すみやかにガソリンを抜いてもらいましょう。絶対にエンジンを始動させないことです。その場ですぐにエア抜きもやってもらうとトラブルには至りません。

走行中に気付いた場合、気付いたその時点でエンジンを停止させましょう。そして、すぐにロードサービスなどを呼び、レッカー移動してもらうのが賢明です。

ディーゼル車にガソリンを給油した場合のエンジンへの負荷は大きなものがあります。噴射ポンプやノズルの交換だけに留まらず、エンジン交換や廃車という可能性も否定できません。十分な注意と、すみやかな対処が大切です。

グーネットマガジン編集部

ライタープロフィール

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1977年の中古車情報誌GOOの創刊以来、中古車関連記事・最新ニュース・人気車の試乗インプレなど様々な記事を制作している、中古車に関してのプロ集団です。
グーネットでは軽自動車から高級輸入車まで中古車購入に関する、おすすめの情報を幅広く掲載しておりますので、皆さまの中古車の選び方や購入に関する不安を長年の実績や知見で解消していきたいと考えております。

また、最新情報としてトヨタなどのメーカー発表やBMWなどの海外メーカーのプレス発表を翻訳してお届けします。
誌面が主の時代から培った、豊富な中古車情報や中古車購入の知識・車そのものの知見を活かして、皆さまの快適なカーライフをサポートさせて頂きます。

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