カーライフ
更新日:2024.05.27 / 掲載日:2024.05.27

自転車を積み込める、おすすめ軽自動車4選

 アウトドアを楽しみたい時や、子どもの部活動やアクティビティの際、クルマで自転車を運びたいシーンは少なくありません。ミドルサイズ以上のミニバンならば多くのモデルで自転車を積むことができますが、軽自動車でも運べるのか気になる人が多いはず。そこで今回は、自転車を積み込める軽自動車を4モデルピックアップしてみました。

自転車を積み込める軽自動車の特徴は?

 今回の企画で対象となる自転車は、身長150cm~180cmの大人も使える27インチサイズの、いわゆる「ママチャリ」を想定します。全長はおよそ1.83m、全幅5.7m、全高1.2mが一般的。このサイズを積み込めるのは、スーパーハイト型軽自動車となります。

 スーパーハイト型軽自動車とは、全高がおよそ1.75m以上でスライドドアを持つモデルのこと。スペース効率に優れ、シートアレンジを工夫することで大きな荷物も収納できます。各メーカーが注力して開発し、いま最も人気のある軽自動車のカテゴリといえるでしょう。

Point 1:室内長2.2m、室内高1.4m以上がおすすめ

 スーパーハイト型の軽自動車であれば、室内長が2mを超えるものがほとんど。そのため室内長が足りずに積めないケースは少ないです。ただし、自転車はハンドルを切った状態で積むのが基本であることを覚えておきましょう。室内高も同様で、ほとんどのスーパーハイト型軽自動車であれば天井につかえてしまうことはありません。

Point 2:自在なシートアレンジ

 自転車を積み込むためには、シートアレンジも重要。後席シートバックを倒せることが必要条件となります。さらに、後席フルフラットであればスムーズに載せることが可能。自転車は、前輪(ハンドルを切った状態)を後部座席の足元スペースに落とし込むことで載せられます。

Point 3:荷室開口幅1m以上、荷室フロア高60cm以下であるのが理想

 自転車を積むには、室内長や室内高よりも荷室開口部の広さが重要になります。たとえ室内に収納できるゆとりがあっても、開口部が狭いと積み込むことができません。そのため荷室開口幅は概ね1mほど必要となるでしょう。荷室フロア高が低いと、積み込む際の負担は軽くなります。

【おすすめモデル1】ホンダ N-BOX

 自転車を積むのに最もおすすめなのがホンダ N-BOX。2023年に登場した現行型は、従来型と同じく親しみやすいデザインを踏襲しながら、より運転しやすい改良を受けています。具体的には、ステアリングの内側で視認するインホイールメーターを採用し、ダッシュボードをフラット化。これにより開放的な視界を確保し、見切りがよくなりました。また、次世代コネクテッド技術を搭載した「ホンダ コネクト」をホンダの軽自動車として初採用。より快適なカーライフが楽しめます。そのほかホンダセンシングが全車標準となり、安全性が高いのも特徴といえます。

ホンダ N-BOXのここに注目!

1.広大で快適な室内空間

 スーパーハイト型軽自動車ゆえ、室内は広々。室内長2125mm、室内幅1350mm、室内高1400mmのスペースは27インチの自転車をしっかりと収納可能。荷室フロア高はわずか47cmの低床フロアで、積み下ろしも楽々。

2.自転車を積載するための工夫

 リアシートを足元に折り畳むことで、低く広い床面が出現。自転車を積む際に前輪を通しやすいフロア形状や、自転車のスタンド2点後輪1点を接地させることで安定して積めるのも特徴です。

3.開け閉めしやすいテールゲートハンドル

 テールゲートハンドルを中央に配置することで、直感的に見つけられるようにしたのも注目のポイント。また先代モデルと比べて70mm低くすることで、ハンドルからテールゲート下端までの長さを短くして利便性をアップしています。

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【おすすめモデル2】スズキ スペーシア

 2023年11月に発売されたスーパーハイト型軽自動車がスズキ スペーシア。外観は、頑丈で大容量のコンテナをモチーフとしたデザインを採用したのが見どころ。室内では、助手席前のビッグオープントレーなど、多彩な収納スペースを用意して利便性をアップ。また、電動パーキングブレーキやステアリングヒーターをスズキの軽自動車として初採用したのも見逃せません。

スズキ スペーシアのここに注目!

1.リアシートにはマルチユースフラップを採用

 スペーシアには一部グレードを除き、リアシートにはマルチユースフラップが導入されています。フラップの位置や角度を調整することで、オットマンやレッグサポート、荷物の落下防止など多彩な機能を活用できます。

2.左右独立リアシートスライドで自在なアレンジ

 リアシートは荷室側からもスライド操作が可能。背もたれを倒せば、広々としたラゲッジスペースが広がります。室内長2170mm、室内幅1345mm、室内高1415mmとゆとりの室内は、27インチの自転車も十分積めるスペースです。

3.フラットで低床な室内空間

 後席を畳んだ場合、一面がほぼフラットな状態になります。開口部には自転車の積み下ろしガイドが設置されており、積み込みをサポート。そのほかキャンプや車中泊でも活躍してくれるのが魅力。

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【おすすめモデル3】ダイハツ タント

 2019年7月に登場した現行型タント。スーパーハイト型軽自動車の草分けとして、いまも高い人気を誇るモデルです。新開発DNGAプラットフォームを採用し、走る、曲がる、止まるといった基本性能を大幅に向上させています。助手席側のドアにあるピラーを、フロントドア後部とスライドドア前部に内蔵した「ミラクルオープンドア」を継続採用。誰もが乗り降りしやすい設計となっているのが特徴です。また、従来モデルから16mm低床化したことで、荷物の積載性も高められています。

ダイハツ タントのここに注目!

1.あると便利な運転席ロングスライドシート

 運転席を最大540mmスライド可能としたことで、運転席から後席間への移動や、ピラーインドアから運転席への乗り降りが気軽にできるようになっています。運転席に座ったまま後席の子供の世話がしやすくなったことで、家族の距離がグッと縮まりました。

2.自転車も積み込めるミラクルオープンドア

 タントの最大の特徴は、助手席側のピラーがないこと。乗り降りのしやすさはもちろん、大きな荷物をサイドから積むことが可能です。自転車を積み込む際は、バックドアから入れるよりサイドから積むほうが容易となります。

3.フルフラット化できる助手席

 助手席をフルフラットにすることが可能で、自在なシートアレンジが楽しめます。後席は左右分割でワンモーション格納でき、レバー操作ひとつで後席ドアからもバックドアからも格納できます。

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【おすすめモデル4】日産 ルークス

 2020年2月、日産からスーパーハイト型軽自動車「ルークス」が発売されました。従来のデイズルークスから呼称が変わり、初代モデルと同じ「ルークス」という名称になっています。プラットフォームはデイズと同じですが、全高1780mmという背の高いボディを採用し、室内は広々。さらに、荷室床面の長さが675mmと広く、48Lのスーツケースを同時に4個積載可能。荷室フロア高が535mmと低いため、27インチサイズの自転車はもちろん、ベビーカーや家具も楽に積載できます。

日産 ルークスのここに注目!

1.ゆったり過ごせる後部座席

 自転車を積まない時にも大活躍するのがルークスの魅力。後席ニールームは795mmとゆとりがあり、ゆったり座ることができます。後席室内高は1400mmと、小さな子どもであれば立ったまま着替えも可能です。

2.ハンズフリーオートスライドドアを両側に採用

 後席スライドドアの開口幅は650mmを確保し、乗り降りが楽。スライドドアは、車体の下に片足をかざすだけで開閉できる「ハンズフリーオートスライドドア」を採用し、荷物で両手が塞がっていても乗り込めます。

3. 高速道路も楽に走れるプロパイロット

 高速道路や自動車専用道路で活躍するのが運転支援技術「プロパイロット」。この世代よりミリ波レーダーを採用し、より遠くの車両を検知して制御できるようになりました。高速道路での長距離ドライブが楽になるので、積極的に装備したいアイテムです。

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