車種別仕様・中古車評価・まとめ
更新日:2020.04.08 / 掲載日:2016.02.19
世界に名を轟かせたHVカーのパイオニア

いまや世界の国民車と呼べるほど普及したハイブリッドカー、プリウス。2015年末にモデルチェンジが行われて40.8km/Lという超・低燃費を達成した。今回は各世代のプリウスの魅力に迫っていこう。
4th (W50系/生産期間:2015年~)
新車価格帯:242万9018円~339万4145円 (全グレード) JC08モード燃費 40.8km/L(※プリウス E)
主要諸元
2016年式 トヨタ プリウス A ツーリングセレクション(CVT)
全長×全幅×全高:4540×1760×1470mm
ホイールベース:2700mm
トレッド前/後:1510/1520mm
車両重量:1370kg
総排気量:1797cc
エンジン:直4DOHC+モーター
エンジン最高出力:98ps/5200rpm
エンジン最大トルク:14.5kgm/3600rpm
モーター最高出力:前:72ps/後:7.2ps
モーター最大トルク:前:16.6kgm/後:5.6kgm
JC08モード燃費:37.2km/L
サスペンション前/後:ストラット/ダブルウィッシュボーン
ブレーキ前/後:Vディスク/ディスク
タイヤ前後:215/45R17
燃費だけではなくクルマの本質を追求
いま、世間をもっとも騒がせているのは・・・・・・4代目プリウスだろう。量販グレードで37・2km/L(JC08モード)、最高値のEで40・8km/Lに到達した燃費値だけでなく、劇的なスタイルの変身や、大きく進化した走りの性能も話題を呼ぶ。
トヨタを率いる豊田章男社長は、ことあるごとに「もっといいクルマ」を連呼してきたが、それがようやく具現化されたと言っていい。プリウスだから、燃費がよくて、エコなのはあたりまえ。4代目の「50系」が磨いたのは、ドライビングの楽しさであり、乗り心地の快適さであり、Cセグメントに相応しい質感だ。そう、苦手分野を克服することが、新型の開発命題だったのだ。
大きく向上した高速スタビリティや、ハンドリングのよさのカギを握るのは、専用のCMまでつくってトヨタが革新性をアピールする「TNGA」。低重心化や高剛性化という、クルマの設計の基礎に立ち返って、「いいクルマづくり」を目指した。
変身ぶりは「乗ればすぐにわかる」ほどのレベルで、路面や挙動を探れるようになった電動パワステや、ペダルタッチと効きを改善したブレーキ、ゴツつきを大幅に低減させた足まわりからも、進化を感じ取ることができる。初出しの技術が多いだけに、熟成が必要な面もあるが、総じてレベルの高い内容を持つ。
もちろん、スムーズで快適な、ハイブリッドならではの走りの洗練度もレベルアップしている。加えて、北国待望の4駆モデルの設定も、4代目の大きなトピックとなる。
トヨタ プリウスはこんなクルマ
初代の登場は1997年。ハイブリッドカー時代を切り開き、大きく成長させた。近年はクリーンディーゼルやダウンサイズターボの技術も台頭するが、日本ではいまも「エコカー」の代名詞として君臨する。初代はセダン、2代目以降は5ドアボディを採用。
INTERIOR インテリア
従来弱点だった質感も大幅に改善
乗車姿勢やシートの掛け心地だけでなく、視界の見え方も変わった。それは、前席ヒップポイントを59mmも低く設定したから。低重心化の追求の表れだ。先代までのプリウスが弱点とした質感の向上も図られた。Aプレミアムはとくに高級な仕立てだ。
前席の取り付け剛性改善もしっかりした走り味に結びつく。後席頭上高の余裕は小さめ。
MECHANISM メカニズム
HVメカは内容一新で圧倒的な低燃費を実現
アトキンソンサイクル1.8Lを核とするハイブリッドシステムは、流用ではなくほとんどが新規開発のもの。ハイブリッドメカのロス低減を図り、エンジンの熱効率を高めることで、Eグレードで40.8km/L(JC08モード)の燃費の金字塔を打ち立てた。

駆動用バッテリーの配置を、荷室フロア下から後席クッション下に変えた。目的は低重心化とヨー慣性の低減にある。
トヨタの新しいクルマ造りのコンセプト「TNGA」とは?
トヨタ・ニュー・グローバル・アーキテクチャーの略称が「TNGA」。従来の新MCプラットフォームに代わる車台だが、思想面からの大変革を実践した。低重心化と高剛性化にこだわったのは、走りの楽しさや快適性を磨くため。加えて、衝突安全性も大幅に引き上げた。「もっといいクルマ」の根幹だ。
RIVAL ライバル
ホンダ フィット ハイブリッド

新車価格帯:169万円~222万1000円(ハイブリッドのみ)
ひとつ下のBセグメントながら、居住性や積載性ではプリウスに迫る実力。ハイブリッドは1.5Lにモーターと7速DCTを組み合わせた方式。
スバル インプレッサスポーツ ハイブリッド

新車価格帯:250万5600円~263万5200円(ハイブリッドのみ)
1モーターのハイブリッドメカを採用。CVTおよび4駆メカと組み合わせている点が、いかにもスバルらしい。XVにもハイブリッドを展開する。
マツダ アクセラ ハイブリッド

新車価格帯:247万3200円~281万3400円(ハイブリッドのみ)
SKYACTIVといえばクリーンディーゼルのイメージが強いが、アクセラセダンにはハイブリッドも用意。メカはトヨタTHSIIをベースとする。
HISTORY ヒストリー
ハイブリッドカーの歴史を牽引してきた
初代の前期型の時代は、「つくるほど赤字が出る」といわれる広告塔のような存在だった。販売がグーンと増えたのは2代目で、勢いは3代目で爆発!トップセラーになったのだから、プリウスの成功は自動車史に残る偉業と言える。
世代別中古車物件比率

新型の中古車も少しずつ出始めているが数は少ない。圧倒的に多いのは先代で、その次に先々代が続く。初代はGoo-net検索だと20台前後のみ。
※データはプリウスαとPHEVを除きます。

ハイブリッドシステムを一新 燃費と走りが新次元に到達した3代目
偉大なる2代目を超えるべく、パワートレインをリニューアルした3代目プリウス。燃費は正常進化を遂げ、最大で32.6km/L(JC08モード)を達成。内外装の質感も大きく高められた。
いまが買いどき!
新型が登場したことで先代中古車がお買い得に
先代プリウスの中古車物件は非常に膨大。新型の登場で高値が続いていた先代も、一段と買いやすくなるはず。イチオシの中古車である。
3RD 前期型 トヨタ プリウス (W30系/生産期間:2009年~2015年)

中古車参考価格帯:90万円~240万円 (09年~15年 ※αとPHEVを除く) JC08モード燃費 32.6km/L(※デビュー当時のプリウス L)
主要諸元
2009年式 トヨタ プリウス G ツーリングセレクション(CVT)
全長×全幅×全高:4460×1745×1490mm
ホイールベース:2700mm
トレッド前/後:1525/1520mm
車両重量:1380kg
総排気量:1797cc
エンジン:直4DOHC+モーター
エンジン最高出力:99ps/5200rpm
エンジン最大トルク:14.5kgm/4000rpm
モーター最高出力:82ps
モーター最大トルク:21.1kgm
JC08モード燃費:32.6km/L
サスペンション前/後:ストラット/トーションビーム
ブレーキ前/後:Vディスク/ディスク
タイヤ前後:195/65R15
ファミリーカーとして盤石な内容へと進化
プリウスの世界が大きく広がったのが3代目の「30系」の時代。登場時にはホンダインサイトとのハイブリッド対決が話題を呼んだが、この戦いはトヨタの圧勝!そして、日本のファミリーカーの中心モデルに上りつめた。さらには海外でも、セールスを大きく伸ばした。
その理由は、使い勝手のいいキャビンや高速走行でもゆとりがある動力性能など、家族のクルマに求められる性能や機能を満たすハイブリッドカーに成長したから。また、この時代にはバリエーションも広がった。
エコの性能をより突き詰めたのは、プラグインのPHV。そして走りの楽しさを盛り込んだのは、ルックスもスポーティに仕立てたG’s(ジーズ)。街で見かける機会が増えることで記号性は希薄になったが、新たなモデル投入で新ジャンルを切り開いていった。ファミリーのなかには7シーターのαも含まれる。
トヨタ プリウス (3代目)性能チャート
エンジン排気量を上げたことで余裕が生まれ市街地はより快適に
光るのは市街地燃費のよさ。1.8Lになった3代目は、動力性能に余裕が生まれ、高速走行も快適にこなせるようになった。だが、追い越し車線に乗るペースでは燃費は大幅に落ち、ノイジーな印象となる。捉え所のないハンドリングやステアフィール、ゴツついた乗り心地も弱点だ。快適性評価が高いのは日常の静粛性が優秀だから。
エンジンバリエーション
1797cc 直列4気筒DOHC+モーター(2ZR-FXE)
エンジン:最高出力99ps/最大トルク14.5kg m(09年~15年)
モーター:最高出力82ps/最大トルク21.1kg m(09年~15年)
ボディタイプ
5ドア
乗車定員
5名
MINOR CHANGE 後期型 2011年11月

静粛性もアップした後期
シャープな印象になったフロントマスクや、グラフィックを個性的にしたリヤコンビランプが後期型の目印。内装の質感向上や、吸音材の追加による静粛性向上も、改良のポイント。
INTERIOR インテリア 前期型
ハイブリッドカーならではの未来感を強調した造形
センターに置くデジタルメーターはプリウスの伝統。先進のデザインを採用することで、3代目はハイブリッドカーらしさを打ち出した。ただし、樹脂類は硬質なもので質感はもう一歩の印象。海外市場ではとくに、それが弱点として指摘された。

2700mmのホイールベースは変わらず、室内長も2代目と同等。だが、シートやステアリングの調整幅を拡大するなどして、ドライビング環境を改善。後席は分割可倒式で、荷室スペースも十分に確保。
MECHANISM メカニズム

走りにゆとりを生む1.8LとHVメカの一新
エンジンを1.5Lから1.8L、モーター出力を50kWから60kWに強化するとともに、ハイブリッドメカをリダクションギヤ式に変更したのが注目のポイント。走りにゆとりが生まれた理由だ。
LINE UP ラインアップ
プリウスα

中古車参考価格帯:120万円~260万円(11年~16年 ※全グレード)
ファミリー待望の3列シート仕様
5人乗りの設定もあるが、「α」らしいのは3列7人乗りのモデル。実用性の高さがウリで、日米でタクシーとしても活躍する。
3列目は広くなく、乗降性にも難があるが、多人数乗車に対応できるのは魅力だ。
プリウスPHV
中古車参考価格帯:160万円~270万円(12年~16年 ※PHVのみ)
電気自動車の領域を広げたプラグイン
大きめ容量のリチウムイオン電池を採用することで、EVモードによる26.4kmの航続距離(モード値)と100km/hの最高速を実現した。Pはプラグインの意味。
200Vの充電施設を利用すれば、約90分で満充電に。慣れれば作業は簡単なもの。
プリウスG’s
中古車参考価格帯:170万円~280万円 (11年~16年 ※G’sのみ)
シリーズ随一のシャープな走り
エアロチューン、サスチューンに止まらず、ボディ剛性の強化にも手をつけた硬派なプリウス。シャープなハンドリングを持ち味とする。ただし、乗り心地はハード。
MARKET DATA マーケットデータ
これから値下がりが期待できる先代モデル
極めて大きい規模の中古車市場を形成。新型登場のカウントダウンが始まった昨年あたりから相場は下降傾向にあるが、まだ極端に安くはなっていない。たとえば3年落ちの「G」で194万円が相場。今後の動向に注目したい。
グレード×年式別相場
2009年 | 2010年 | 2011年 | 2012年 | 2013年 | 2014年 | 2015年 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|
L | 100万円 | 107万円 | 122万円 | 132万円 | 142万円 | 162万円 | 186万円 |
S/Sツーリングセレクション | 120万円 | 126万円 | 138万円 | 166万円 | 179万円 | 197万円 | 203万円 |
G/Gツーリングセレクション | 128万円 | 136万円 | 154万円 | 180万円 | 194万円 | 217万円 | 239万円 |
走行距離×年式別相場
2009年 | 2010年 | 2011年 | 2012年 | 2013年 | 2014年 | 2015年 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|
3万km未満 | 132万円 | 140万円 | 154万円 | 177万円 | 184万円 | 201万円 | 207万円 |
3万km~5万km | 130万円 | 135万円 | 142万円 | 168万円 | 177万円 | 189万円 | 194万円 |
5万km以上 | 112万円 | 115万円 | 125万円 | 147万円 | 162万円 | 166万円 | ー |
年式
デビュー翌年の2010年式がもっとも豊富で3割近くも存在。その後、年式が新しいものほど割合は減少する。走行距離
5000km未満の低走行車から10万km超の車両まで幅広く流通。5万km以上が目立つが、低走行車もまだまだ買える。
グレード
廉価グレード「L」は極めて少ない。もっとも多いのが標準グレード「S」。本革巻ステアリングの「G」も豊富。
流麗フォルムと走りの性能アップでプリウス大旋風を巻き起こした2代目
4ドアボディから流麗な5ドアにスタイルを変更。ハイブリッドシステムも大きく変更され燃費は最大で35.5km/L(10・15モード)を達成。さらに先代の課題だった走りも大きく向上した。
2nd 前期型 (W20系/生産期間:2003年~2009年 ※EXを除く)

中古車参考価格帯:50万円~100万円(03年~09年 ※全グレード) 10・15モード燃費 35.5km/L(※デビュー当時のプリウス S)
主要諸元
2003年式 トヨタ プリウス G ツーリングセレクション(CVT)
全長×全幅×全高:4445×1725×1490mm
ホイールベース:2700mm
トレッド前/後:1505/1480mm
車両重量:1290kg
総排気量:1496cc
エンジン:直4DOHC+モーター
エンジン最高出力:77ps/5000rpm
エンジン最大トルク:11.7kgm/4200rpm
モーター最高出力:68ps
モーター最大トルク:40.8kgm
10・15モード燃費:35.5km/Lサスペンション前/後:ストラット/トーションビーム
ブレーキ前/後:Vディスク/ドラム
タイヤ前後:195/55R16
※2代目プリウスは2009年以降も「プリウス EX」として3代目と併売されました。
ボディサイズアップで使い勝手も大幅改善
エコカーの流れを大きく変えたのがプリウス。とくに日本ではハイブリッドの優位性が広く認められ、トヨタのキーテクノロジーとなった。なら、初代から2代目の変身は?
ボディがひとまわり大きくなり、世界のファミリーカーの主流であるCセグメントのモデルに格上げされたのが見どころだ。これに伴い、ボディ形状はセダンから5ドアハッチバックに変更された。「富士山」をイメージさせるトライアングルモノフォルムは、この「20系」で確立されたものだ。たんなるアイコンではなく、空気抵抗や居住性などの機能や実用性をギリギリまで追求することで生まれた、知的なデザイン。
また、「質感」に係わる新しい試みもしている。走りにおいては、16インチ55タイヤを履くツーリングセレクションが代表格。インテリアにおいては、後期型で上質な本革/アルカンターラシートを導入している。
MINOR CHANGE 2005年11月
後期型
洗練され高品質な印象
前後のランプの意匠を変更して、全体に洗練度を高めた。ドアトリムのソフトパッド化を図り、本革+アルカンターラシートを設定するなど、質感の向上も図られている。
トヨタ プリウス (2代目)性能チャート
ハンドルの感触に不自然さは残るものの全方位的にレベルアップ
初代ではバッテリーが音を上げて「カメマーク」が点灯することもあったが、2代目となりハイブリッドメカの完成度は大きく向上。操縦安定性や乗り心地のレベルも、明確に引き上げられた。モーターアシストや回生のクセ、フィールに乏しいステアリングは「あばたもえくぼ」的な個性と捉えることもできる。
エンジンバリエーション
1496cc 直列4気筒DOHC(1NZ-FXE)
エンジン:最高出力77ps/最大トルク11.7kg m(03年~09年)
モーター:最高出力68ps/最大トルク40.8kg m(03年~09年)
ボディタイプ
5ドア
乗車定員
5名
INTERIOR インテリア 前期型
ハイテク装備の採用ですっきりとしたインテリア
エレクトロシフトマチックを採用し、レバーをハンドルの左に配置したため、センター部のデザインはスッキリとしている。プッシュ式スターターやスマートエントリーを導入するなど、ハイテクを設定したのも見逃せない。

特徴的な楕円形のステアリングはユニバーサルデザインを研究するなかで生まれたもの。使いやすさにも気を配った。
MECHANISM メカニズム
燃費に加え動力性能を初代から大幅に改善
高電圧化を図ったTHSIIのカギは、33kW/350Nmから50kW/400Nmに強化されたモーター性能。燃費を伸ばしつつ、動力性能を改善することに成功した。「ハイブリッド・シナジー・ドライブ」と名乗ったのはそのため。
1st (W10系/生産期間:1997年~2003年)
中古車参考価格帯:30万円~40万円(97年~03年 ※全グレード)
偉大なるプリウスの初代モデルハイブリッドはここから始まった
ハイブリッドの概念さえ固まっていなかった時代に、独立した発電機を備える2モーター式ハイブリッドを完成させ、世に送り出した技術力は素晴らしい。アイデア賞ものの動力分割機構を持つメカは、いまも継承されている。
MARKET DATA マーケットデータ
50万円台の予算でねらえる先々代プリウス
10年以上前に登場したモデルだが、中古車市場にはまだまだ十分な数が流通する。相場はかなり下がっており、7年落ちの2009年式「G」でも77万円。初期のモデルなら50万円以下の物件も目立つ。ただし低走行車は少ない。
グレード×年式別相場
2003年 | 2004年 | 2005年 | 2006年 | 2007年 | 2008年 | 2009年 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|
S/Sツーリングセレクション | 49万円 | 50万円 | 57万円 | 63万円 | 70万円 | 70万円 | 80万円 |
G/Gツーリングセレクション | 55万円 | 53万円 | 59万円 | 70万円 | 69万円 | 82万円 | 77万円 |
走行距離×年式別相場
2003年 | 2004年 | 2005年 | 2006年 | 2007年 | 2008年 | 2009年 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|
5万km未満 | 59万円 | 57万円 | 73万円 | 72万円 | 79万円 | 76万円 | 90万円 |
5万km~8万km | 56万円 | 52万円 | 60万円 | 67万円 | 71万円 | 72万円 | 77万円 |
8万km以上 | 49万円 | 50万円 | 51万円 | 59万円 | 61万円 | 64万円 | 68万円 |
IMPRESSION インプレッション
ユーザー口コミレビュー
総合評価:4.4/5.0(3代目)
ドライバー歴21年/グレード:G LEDエディション
この値段でこの完成度はさすが。内装も10年前くらいの高級車と比べても豪華で、使い勝手も申し分ありません。とくに燃費が非常によく、渋滞でも23.4km/L走ります。ドアの開閉も重厚感があります。
総合評価:4.5/5.0(3代目)
ドライバー歴14年/グレード:L
走りの性能は日常のシーンなら困ることはありません。エンジンが停止すると静か。環境に配慮したひとだと周りから思われることもメリットです。気になる点は、4人乗ると少し窮屈に感じることです。
総合評価:4.6/5.0(2代目)
ドライバー歴35年/グレード:G ツーリングセレクション
とにかく静か。こんな静かなクルマにはいままで乗ったことがないので驚きました。しかも燃費はつねに23km/L前後をキープ。3代目にはないシャンパンゴールドのボディカラーもお気に入りです。
※口コミレビューは、Goo-netに投稿されたものを一部抜粋・改変して記載しています。
総合評価は5点満点。

自動車ジャーナリスト森野恭行の○と×
GOOD
日常使いに効く低燃費最新型は走りや質感も◎
ゴー・ストップの多い市街地におけるプリウスの燃費のよさは、いまさら語るまでもないこと。日常使いの低燃費を求めるひとには、ピッタリなのがハイブリッドカーだ。モーター走行におけるスムーズかつ静粛な走りも、大きな魅力となる。弱点は走りの質感やスポーティさに欠けることだったが、4代目では「そこ」にも大改良のメスが入れられた。
BAD
高速道路で悪化する燃費や荒さの残る乗り心地
プリウスの走りは「気味が悪い」というひとがいるのは、エンジン回転数やノイズと加速感やスピードが一致せず、3代目まではステアフィールも乏しかったから。ハイペースの高速走行で悪化する燃費や、荒い乗り心地も弱点だったが、その点も4代目は大きく進歩した。つまり、3代目までのモデルには、不満点や洗練されていない部分もあるのだ。
※すべての価格は参考価格です
※中古車参考価格はすべてGoo-net2016年1月調べ。