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更新日:2019.06.19 / 掲載日:2018.08.20
【マツダ】後方からの接近車両を検知し確認を支援するブラインドスポットモニタリング(BSM)

グーネット編集チーム
運転をしていると、時に思いもよらない死角から飛び出してきた車両に対して、「ヒヤリ!」とする瞬間があります。
今回は、そんな日常的に発生する運転への不安を軽減するための安全技術である、マツダのブラインドスポットモニタリング(BSM)について、詳しく解説を致します。
ブラインドスポットモニタリング(BSM)とは
ブラインドスポットモニタリングとは、事故を未然に防ぐ事を目的にマツダが開発し各モデルに採用している、「アクティブセーフティ技術」の1つです。
まず、リアバンパー内部に設置されたセンサーが隣のレーンを走行する車体をモニタリングし、接近側のドアミラーに装着されたインジケーターを点灯させることで、その存在を知らせてくれます。
続いて、その状態のままドライバーが車線変更をするためにウインカー操作をすると、インジケーターは点滅信号となるうえ警告音が鳴り、無理な車線変更をしない旨ドライバーに警告します。
また、BSM車両感知・警報システムは、ともに搭載されているリア・クロス・トラフィック・アラート(RCTA)でも活用されています。
リア・クロス・トラフィック・アラートとは、駐車場からのバックによる出庫時に作動する機能で、他車の左右からの接近をすると警告を出し、安全なバック走行のサポートをしてくれます。
ブラインドスポットモニタリング(BSM)がもたらす効果
このBSMの作動速度域は時速15km/h以上であり、センサーの感知範囲は搭載車の両側後方へ向けて約50mとされています。
通常の走行スピード範囲であれば、かなり早い段階で他車の接近をドライバーが認知できるため、安全な車線変更とともに、「ヒヤリ・ハット」による運転ストレスを減らくことが可能です。
ただし、下記の状況により作動限界が変化します。
・天候状況
・道路環境
・隣接する車両の接近速度
そのため、このBSMが搭載されているとしても過信せず、ドライバー自身目視作業を怠らないなどの安全運転に努めることが前提となります。
ブラインドスポットモニタリング(BSM)が採用されている主な搭載車種
今回説明したBSM及びRCTAと、以下で紹介する衝突回避のサポートや被害軽減を図る先進安全技術を加えて、マツダは「 i-ACTIVSENSE(アイ・アクティブセンス)」と呼んでいます。
衝突被害軽減ブレーキ
他車両との衝突の危険がある際(低~中速域)、自動ブレーキが作動して回避をサポートするほか、万が一衝突しても減速によってダメージを最小限に食い止めます。