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更新日:2017.12.14 / 掲載日:2017.11.27

MAGIC満載ステップワゴン

“他社が真似できない価値”

ステップワゴン スパーダ 272万5000~308万1400円

ステップワゴン スパーダ 272万5000~308万1400円

【本記事は2015年5月にベストカーに掲載された記事となります。】物園から動物たちが逃げ出たわけではないが、飛び出たキリンに驚くホンダのみなさんのように、新型5代目ステップワゴンには驚きとマジックが満載だ。“ミニバンど真ん中の絶対的ファミリーカー”という今までの基本コンセプトは変えず、“他社が真似できない価値”に磨きをかけたのが新型のウリ。

ビックリの横開きのリアゲート!

ワンモーションBIGキャビンをコンセプトにした新しいボックススタイル。非対称デザインのリアが印象的だ

ワンモーションBIGキャビンをコンセプトにした新しいボックススタイル。非対称デザインのリアが印象的だ

まずはキリンの顔が飛び出たリアゲートを見てほしい。ありゃま、ビックリの横開き! 全面でなく6分ほどのサブドアが開く、ミニバン世界初の機構。狭いスペースでの荷物の出し入れなどに便利で、おまけに従来のような全面縦開きもできる。つまり一枚のゲートで横にも縦にも開く、マジックのような使い勝手が実現。この「わくわくゲート」はライバルも脱帽。進化はリアにあり、だ。

横にも縦にも開いてみせます

スパーダは押し出し感の強さとワイドロアグリルを強調

スパーダは押し出し感の強さとワイドロアグリルを強調

■横にも縦にも開いてみせますそのリアゲートを備えるデザインは、ボックススタイルながら新しい機能美を追求したもので、四角と丸みをうまく融合させた躍動感を感じる。フロントデザインはフィットの流れを汲み、キラリと個性が光る。また、先代モデルの直近データでは8:2の比率でスパーダのほうが売れ、男性比率が高いこともあり、5代目スパーダのデザインはシャープさに磨きをボックススタイルながら新しい機能美を追求したもので、四角と丸みをうまく融合させた躍動感を感じる。フロントデザインはフィットの流れを汲み、キかけた感じがする。さて、あまりの衝撃ゆえ冒頭で紹介してしまった「わくわくゲート」の横開き機能。奥さんがひとりで買い物をする時、リアゲートを少しだけ開けられたらどんなに便利か……、というのがサブドア開発のきっかけという。「じゃ、観音開きでいいではないか」となるが、従来型の縦開きも捨てがたいとなり、ならばどっちも採用しよう、と「わくわくゲート」の誕生となった。

キャプテンシートが標準

驚き! キャプテンシートが標準になった 5代目の最大のウリ「わくわくゲート」。サブドアで横開きができ、全面縦開きも可能。またキャプテンシートが標準になったのもポイントで、運転席からリアゲートまで一気に移動できる。そして、先代との比較で室内の広さはどう変わったのか。■先代4代目モデル(長さ3095×幅1500×高さ1395mm)■現行5代目モデル(長さ3220×幅1500×高さ1425mm)このように幅は同じだが長さと高さは着実に大きくなった。

驚き! キャプテンシートが標準になった 5代目の最大のウリ「わくわくゲート」。サブドアで横開きができ、全面縦開きも可能。またキャプテンシートが標準になったのもポイントで、運転席からリアゲートまで一気に移動できる。そして、先代との比較で室内の広さはどう変わったのか。■先代4代目モデル(長さ3095×幅1500×高さ1395mm)■現行5代目モデル(長さ3220×幅1500×高さ1425mm)このように幅は同じだが長さと高さは着実に大きくなった。

さらに、横開きのサブドアは荷物の出し入れだけのものでは終わらない。「人も乗り降りできれば便利で楽しいではないか」と発想を展開させたところが、ステップワゴンの只者じゃない部分。上コーナーに詳細は譲るが、3列目シートを初めて6:4の分割格納機構にした。これにより、例えば右側にひとり座った状態で左側シートを格納でき、その上を歩いて通過して運転席までいける、という離れ業もできる! そのリアから運転席までスムーズに移動できる「わくわくゲート」のメリットを最大限に生かすため、キャプテンシートが標準になったというのも注目の部分だ。

8人乗車でも問題なし。頼れるね、1.5L直噴ターボ

このクラスのミニバンはノア/ヴォクシー、エスクァイア(写真左)、セレナとライバルが多い。が、1.5Lとなった5代目ステップワゴンは自動車税が3万9500円(2L)から3万4500円(1.5L)へと5000円お得になる!

このクラスのミニバンはノア/ヴォクシー、エスクァイア(写真左)、セレナとライバルが多い。が、1.5Lとなった5代目ステップワゴンは自動車税が3万9500円(2L)から3万4500円(1.5L)へと5000円お得になる!

■8人乗車でも問題なし。頼れるね、1.5L直噴ターボそして、5代目ステップワゴンのもうひとつのトピックは、ホンダ初採用となる直噴1.5L VTECターボエンジン。直噴システムや小径タービンなどによる低回転域ターボ効果の向上で、低速から力強く、ストレスのない走りを見せてくれそうだ。低速トルクに振った走りは、ストップ&ゴーが多い市街地での扱いやすさを意識したもの。買い物先での駐車場など、奥さんが運転する際の扱いやすさにも自信がある、とホンダ側は胸を張る。気になる燃費も、燃焼効率のいい領域を維持することでクラストップレベルのJC08モード17.0km/Lを実現(最良値)。さらにダウンサイジングしたことの恩恵は上コーナーにもあるが、購入時に重量税が50%、取得税が60%軽減されるなど、税金や維持費までも“ダウンサイジング”されることだ。加えて、最近のホンダ車の流れである、安全運転支援システム「ホンダセンシング」だが、もちろんこのクルマにもオプションで搭載される。ミリ波レーダーと単眼カメラの組み合わせで、検知が困難とされてきた歩行者まで検知対象が拡大。安心を乗せて、どこへでも出かけたくなる一台の誕生だ。

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グーネットマガジン編集部

ライタープロフィール

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1977年の中古車情報誌GOOの創刊以来、中古車関連記事・最新ニュース・人気車の試乗インプレなど様々な記事を制作している、中古車に関してのプロ集団です。
グーネットでは軽自動車から高級輸入車まで中古車購入に関する、おすすめの情報を幅広く掲載しておりますので、皆さまの中古車の選び方や購入に関する不安を長年の実績や知見で解消していきたいと考えております。

また、最新情報としてトヨタなどのメーカー発表やBMWなどの海外メーカーのプレス発表を翻訳してお届けします。
誌面が主の時代から培った、豊富な中古車情報や中古車購入の知識・車そのものの知見を活かして、皆さまの快適なカーライフをサポートさせて頂きます。

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