中古車購入
更新日:2017.12.14 / 掲載日:2017.11.27
ガソリンモデルの約40万円高でエクストレイル登場!
店舗間で足並みが揃っていない

エクステリア上の違いはエンブレムのみ!
【本記事は2015年5月にベストカーに掲載された記事となります。】日産は現行エクストレイル概要を’13年の東京モーターショー前に発表し、12月11日に正式デビューさせた。エクストレイルは日本で初めてクリーンディーゼルを搭載したが、現行モデルにはラインアップされず、旧型をそのまま販売。その理由は、日産の国内販売のトップである片桐隆夫副社長の「日産は現状でクリーンディーゼルは環境適合型の次世代パワーユニットと考えていない」という発言にあるとおりで、デビュー時に1年後を目処にハイブリッドを投入することを明言。ハイブリッドは昨年12月に発表して3月から発売、という情報が流れるも、それもなくエクストレイルの購入を検討している人たちをヤキモキさせたが、ようやく4月7日に正式発表となった。販売はゴールデンウィーク明けの5月13日から。「3月末から正式受注が始まったが、まだ店舗間で足並みが揃っていない状態」(遠藤徹氏談)というが、この号の発売日の時点では発表後のため大きな混乱はないと思われる。
ボディサイズ

■ボディサイズ全長4640×全幅1820×全高1715mmのボディサイズは2Lガソリンモデル、ハイブリッドとも共通。違うのはハイブリッド化により車重が130kg増加している点だ。
エクステリアデザイン

エクステリア上の違いはエンブレムのみ!
■エクステリアデザインハイブリッドとガソリンエンジン搭載モデルの両方をラインアップする場合、フロントグリルを変更したり、リアコンビをクリアタイプにしたりすることで差別化するケースが多いが、エクストレイルの場合、ハイブリッドとガソリン搭載モデルの識別点は、フロント左右のフェンダー、リアに装着されるハイブリッドのエンブレムのみ。ハイブリッドをアピールしたい人にとってはちょっと残念?
グレード

人気のエクストリーマーシリーズにもハイブリッドを設定 エクストレイルをよりタフ&ワイルドに仕上げたエクストリーマーX(321万6240円)、ブラックエクストリーマーX(324万円)にもハイブリッドを設定。持ち込み登録車だが、エコカー減税はほかと同じく免税
■グレード20Xハイブリッド・エマージェンシーブレーキパッケージのFFと4WD、人気抜群のエクストリーマーX、ブラックエクストリーマーX(持ち込み登録車)にハイブリッドが設定され、ガソリンエンジン車には3列シートが設定されているがハイブリッドは2列シートのみ。
パワーユニット

■パワーユニットハイブリッドシステムの詳細は囲みに譲るが、日産独自のハイブリッドシステム『インテリジェント・デュアルクラッチ・コントロール』で、エンジンはハイブリッドシステムに合わせて最適化された2L、直4DOHC(MR20DD)。スペックは147ps/21.1kgmで、これに41ps/16.3kgmの高性能モーター(RM31)が組み合わされる。日産ではシステム出力を公表していないが、エクストレイルハイブリッドの走りについて、2.5Lガソリンエンジンを超えるパワフルな加速性能であることをアピールしているので、システム出力は180ps前後となると思われる。バッテリーは高出力ですばやい充放電が可能なリチウムイオンバッテリーを採用。このハイブリッドシステムに組み合わされるトランスミッションはエクストロニックCVT、ガソリンモデル同様にステップ変速制御を採用しているので、優れた燃費性能と加速性能を両立しているという。注目のJC08モード燃費は、ガソリンエンジン車に対しFFは4.2km/Lアップの20.6km/L、4WDは4.0km/Lアップの20.0km/Lをマーク。これにより、厳しくなったエコカー減税でも自動車取得税、重量税とも免税となる。
装備類

ハイブリッド専用メーター 上がハイブリッドの専用メーターで、エネルギー表示、ハイブリッドパワー計を備えている
■装備類前後スタビライザー、回生協調ブレキーシステム、フロア下の空力性能の向上、ハイブリッド専用低転がり抵抗タイヤ、メーター内ハイブリッドエネルギー表示、ハイブリッドパワー計、スマートフォン連携機能付きNissanConnectナビゲーションシステムなど、ハイブリッド専用メカニズム&装備を満載している。いっぽう、バッテリーをリアに搭載しながらも、ガソリンエンジン車と遜色ない400L以上のラゲッジを実現している。
価格
■価格20Xハイブリッド・エマージェンシーブレーキパッケージのFFが280万4760円、4WDが301万1040円で、ともにガソリンエンジン車に比べて41万1480円高だ。