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更新日:2019.06.10 / 掲載日:2017.11.28

驚愕、8000万円のメルセデス・ベンツG63AMG 6×6に試乗!

モンスターマシン「G63AMG 6×6」

【本記事は2014年7月にベストカーに掲載された記事となります。】メルセデスベンツのオフローダー「Gクラス」にモンスターマシン「G63AMG 6×6」が登場した。最大の特徴は6ホイーラーであることで、前後左右で合計5つのデファレンシャルギアにより、ご覧のような大きな岩がゴロゴロした場所だろうが、そのすべての車輪から伝達される強力な駆動力によって豪快に駆け上がっていく。

なんでこんなモンスターを作ったのか

こんなにデカイけど4人乗り。「Gクラス」の日本仕様は5人乗りだからひとりあたり2000万円の価格!!

こんなにデカイけど4人乗り。「Gクラス」の日本仕様は5人乗りだからひとりあたり2000万円の価格!!

全長5875×全幅2110×全高2280mm、車両重量は3850kgと日本でいえば中型トラックとほぼ同じビッグサイズだ。なんでこんなモンスターを作ったのかといえば、オーストラリア軍が軍用車として使用するためでボディの下回りは軍が必要とする防弾性能(対戦車地雷の爆風にも耐えうると推察)をもつ。さらに車軸よりも上にデフを配置したポーターアクスル機構を採用したことで最低地上高は460mmを確保するとともにアプローチアングル52度、ディパーチャーアングルは最大で45度を確保。これにより50度の斜面を駆け上り傾斜角51度まで許容しながら水深1000mmの渡河性能を達成。「単なるミリタリースペックのGクラスじゃないか」と思うなかれ。エンジンはAMGの名機である「157」型でこれに7速ATを組み合わせた。スペックはg63amgと同じ5461ccV8DOHCツインターボで544ps/77.5kgmと充分に魅力的。

後輪にはラリー走行スペックのサスペンション(ショックアブソーバーはオーリンズ製)を組み込んだ。タイヤエア圧は運転席から調整可能。ボトムから2.0バールまで約20秒!

後輪にはラリー走行スペックのサスペンション(ショックアブソーバーはオーリンズ製)を組み込んだ。タイヤエア圧は運転席から調整可能。ボトムから2.0バールまで約20秒!

車両本体価格8000万円(フロントのリアルカーボン製フェンダーだけでも150万円)というプライスタグもなんのその。フラットダートなら運転させてもらえるというので、遠慮なくアクセルを全開に! すると例のドロドロとしたAMGサウンドをリアドア真下付近に配置されたマフラーから響かせながら、4t近い巨体は間髪いれずにグワッと加速を開始する。「アレ、想像よりも遅いな……」と思ったら、通常の走行モードから2倍の駆動力を生み出すローレンジだったから。加えて6輪のエア圧は岩場や泥濘地走行向けに0.5バール(約0.5kgf/cm2)に落としてタイヤの接地面積を約3倍に増やしていたのでかなりの抵抗力。そんなんだから、燃費数値は2km/L前後(ハイオク指定で159L)。う~ん。納得。

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グーネットマガジン編集部

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1977年の中古車情報誌GOOの創刊以来、中古車関連記事・最新ニュース・人気車の試乗インプレなど様々な記事を制作している、中古車に関してのプロ集団です。
グーネットでは軽自動車から高級輸入車まで中古車購入に関する、おすすめの情報を幅広く掲載しておりますので、皆さまの中古車の選び方や購入に関する不安を長年の実績や知見で解消していきたいと考えております。

また、最新情報としてトヨタなどのメーカー発表やBMWなどの海外メーカーのプレス発表を翻訳してお届けします。
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